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公開番号2024124164
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023032147
出願日2023-03-02
発明の名称表面被覆切削工具
出願人三菱マテリアル株式会社
代理人個人
主分類B23B 27/14 20060101AFI20240905BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】耐塑性変形性が向上した表面被覆切削工具の提供
【解決手段】基体は、結合相としてCoを含み、第1硬質相としてWCを含み、第2硬質相としてTiCNを含み、第3硬質相としてMCおよび/またはMCN(MはTi、W、Ta、Nb、Zrのうちの少なくとも2種)を含み、基体は、その表面からその内部に向かって15μm以上、47μm以下の第2硬質相および第3硬質相を含まない表面領域を有しており、第2硬質相の含有量が0.2体積%以上、3.0体積%以下、表面領域よりも基体の内部領域において、第1硬質相の平均粒径が1.0μm以上、3.0μm以下、第2硬質相の平均粒径が0.10μm以上、0.50μm以下、第3硬質相の平均粒径が0.8μm以上、2.0μm以下である表面被覆切削工具
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基体と該基体表面の被覆層を有する表面被覆切削工具であって、
前記基体は、結合相としてCoを含み、第1硬質相としてWCを含み、第2硬質相としてTiCNを含み、
さらに、第3硬質相としてMCおよび/またはMCN(MはTi、W、Ta、Nb、Zrのうちの少なくとも2種)を含み、
前記基体は、その表面からその内部に向かって15μm以上、47μm以下の前記第2硬質相および前記第3硬質相を含まない表面領域を有しており、
前記基体において前記第2硬質相の含有量が0.2体積%以上、3.0体積%以下であり、
前記表面領域よりも前記基体の内部領域において、
前記第1硬質相の平均粒径が1.0μm以上、3.0μm以下、
前記第2硬質相の平均粒径が0.10μm以上、0.50μm以下、
前記第3硬質相の平均粒径が0.8μm以上、2.0μm以下、
であることを特徴とする表面被覆切削工具。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記基体において、前記結合相の含有量が9.0体積%以上、14.0体積%以下、かつ、前記第3硬質相の含有量が10.0体積%以上、17.0体積%以下であることを特徴とする請求項1に記載の表面被覆切削工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、WC基超硬合金製の基体(工具基体)に被覆層を被覆した表面被覆切削工具(以下、被覆工具ということがある)に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
WC基超硬合金は、機械的強度、耐熱疲労性等に優れる特徴を有するため、例えば、被覆層を被覆した表面被覆切削工具の基体等に用いられている。
【0003】
一方、表面被覆切削工具の使用条件は高能率化が進み、より一層の耐塑性変形性等の耐久性が求められている。そのため、表面被覆切削工具の基体に使用されるWC基超硬合金に対して、耐塑性変形性等の耐久性を改善すべく、提案がなされている。
【0004】
例えば、特許文献1には、結合相中にWCと炭化物・炭窒化物の少なくとも1種の立方晶(γ相)を含み、富結合相表面領域を有し、前記富結合相表面領域よりも内部の結合相の含有量がインサート内部の結合相の含有量の0.85から1倍であり、前記富結合相表面領域における前記立方晶の含有量がゼロであるWC基超硬合金製インサートが記載され、該インサートは耐塑性変形性を有するとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3999261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記事情や提案を鑑みてなされたものであって、耐塑性変形性が向上した表面被覆切削工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態に係る表面被覆切削工具は、
基体と該基体表面の被覆層を有し、
前記基体は、結合相としてCoを含み、第1硬質相としてWCを含み、第2硬質相としてTiCNを含み、
さらに、第3硬質相としてMCおよび/またはMCN(MはTi、W、Ta、Nb、Zrのうちの少なくとも2種)を含み、
前記基体は、その表面からその内部に向かって15μm以上、47μm以下の前記第2硬質相および前記第3硬質相を含まない表面領域を有しており、
前記基体において前記第2硬質相の含有量が0.2体積%以上、3.0体積%以下であり、
前記表面領域よりも前記基体の内部領域において、
前記第1硬質相の平均粒径が1.0μm以上、3.0μm以下、
前記第2硬質相の平均粒径が0.10μm以上、0.50μm以下、
前記第3硬質相の平均粒径が0.8μm以上、2.0μm以下である。
【0008】
前記実施形態に係る表面被覆切削工具は、次の(1)を満足してもよい。
【0009】
(1)前記基体において、前記結合相の含有量が9.0体積%以上、14.0体積%以下、かつ、前記第3硬質相の含有量が10.0体積%以上、17.0体積%以下であること。
【発明の効果】
【0010】
前記の表面被覆切削工具によれば、耐欠損性を損なうことなく耐塑性変形性が向上し、高熱・高負荷の切削条件であっても優れた工具寿命を発揮する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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