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公開番号2024124030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031919
出願日2023-03-02
発明の名称ダンプトラック
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類H02J 7/14 20060101AFI20240905BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回生電力の有効活用を図り、電力マネジメントの最適化を促進することが可能なダンプトラックを提供する。
【解決手段】ダンプトラック1は、電動式のダンプトラックであって、第1バッテリ21と、第1バッテリ21とは異なる特性を有する第2バッテリ26と、第1バッテリ21から供給される電力を動力源として駆動されるとともに、制動時に回生電力を発生させる走行モータ13と、第1バッテリ21及び第2バッテリ26の充放電動作を制御する制御装置35と、を備え、第1バッテリ21の容量は、第2バッテリ26よりも大きく、第2バッテリ26の充放電レートは、第1バッテリ21よりも高く、制御装置35は、走行モータ13の動作を監視するとともに、走行モータ13によって発生された回生電力の大きさ及び第1バッテリ21の充放電レートに基づいて、回生電力の第2バッテリ26への充電動作を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電動式のダンプトラックであって、
第1バッテリと、
前記第1バッテリとは異なる特性を有する第2バッテリと、
前記第1バッテリから供給される電力を動力源として駆動されるとともに、制動時に回生電力を発生させる走行モータと、
前記第1バッテリ及び前記第2バッテリの充放電動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記第1バッテリの容量は、前記第2バッテリよりも大きく、
前記第2バッテリの充放電レートは、前記第1バッテリよりも高く、
前記制御装置は、前記走行モータの動作を監視するとともに、該走行モータによって発生された前記回生電力の大きさ及び前記第1バッテリの充放電レートに基づいて、該回生電力の前記第2バッテリへの充電動作を制御する
ことを特徴とするダンプトラック。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記走行モータが停止している場合に、前記第2バッテリから前記第1バッテリに電力を供給させる
ことを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項3】
前記制御装置は、前記第1バッテリから前記走行モータへの電力供給が停止している場合に、前記第2バッテリから前記第1バッテリに電力を供給させる
ことを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項4】
ホイストシリンダを含む補機と、
前記第1バッテリと前記走行モータとを接続し、該第1バッテリから該走行モータに電力が供給される第1電力供給経路と、
前記走行モータと前記第2バッテリとを接続し、該走行モータから該第2バッテリに前記回生電力が供給される第2電力供給経路と、
前記第2バッテリと前記補機とを接続し、該第2バッテリから該補機に電力が供給される補機用電力供給経路と、
を備え、
前記制御装置は、前記第2バッテリから前記補機への電力供給を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項5】
前記制御装置は、前記回生電力が前記第1バッテリに充電可能な電力以下の場合に、該回生電力を該第1バッテリに充電させる
ことを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリを動力源とする電動式のダンプトラックに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
走行モータへの安定的な電力供給のため、互いに異なる特性を有する複数の電源が搭載された電動車両が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1は、主電源として燃料電池を搭載し、補助電源として2次電池を搭載し、各電源を効率よく使用することで所望の走行モータを駆動させる電動車両を開示している。特許文献1に開示された電動車両は、主電源の出力が走行モータ側の要求を上回るとき、余った電力を補助電源に充電している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-125411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電動式のダンプトラックは、航続距離を延ばすことを目的として、充放電レートは低いが容量は大きい大容量タイプのバッテリを搭載している。この種のダンプトラックでは、電力を有効活用するため、電気ブレーキの作動時等に発生する回生電力をバッテリに充電している。しかしながら、ダンプトラックの車重は乗用自動車と比べて格段に重いことから、ダンプトラックの制動時には、乗用自動車よりも大きな回生電力が短時間で発生する。したがって、この種のダンプトラックでは、回生電力の全てを充放電レートの低い大容量タイプのバッテリに充電することが難しく、その大部分を熱に変換して外部に放出している。特許文献1に開示された電動車両には、回生電力の有効活用について何ら考慮されておらず、電力マネジメントの最適化という点において改善の余地がある。
【0006】
上記事情に鑑みて、本発明は、回生電力の有効活用を図り、電力マネジメントの最適化を促進することが可能なダンプトラックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のダンプトラックは、電動式のダンプトラックであって、第1バッテリと、前記第1バッテリとは異なる特性を有する第2バッテリと、前記第1バッテリから供給される電力を動力源として駆動されるとともに、制動時に回生電力を発生させる走行モータと、前記第1バッテリ及び前記第2バッテリの充放電動作を制御する制御装置と、を備え、前記第1バッテリの容量は、前記第2バッテリよりも大きく、前記第2バッテリの充放電レートは、前記第1バッテリよりも高く、前記制御装置は、前記走行モータの動作を監視するとともに、該走行モータによって発生された前記回生電力の大きさ及び前記第1バッテリの充放電レートに基づいて、該回生電力の前記第2バッテリへの充電動作を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、回生電力の有効活用を図り、電力マネジメントの最適化を促進することが可能なダンプトラックを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るダンプトラックの概略構成を示す側面図。
第1実施形態に係るダンプトラックの概略的な回路図。
第1実施形態に係る第1バッテリ及び第2バッテリの特性を示すグラフ。
第1実施形態に係るダンプトラックの動作の一例を示すフローチャート。
第1実施形態に係る第1バッテリ及び従来の電動式ダンプトラックの動力源の1サイクルにおける充電率の変動幅を示すグラフ。
第2実施形態に係るダンプトラックの概略的な回路図。
第2実施形態に係るダンプトラックの動作の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。各実施形態において同一の符号を付された構成については、特に言及しない限り、各実施形態において同様の機能を有し、その説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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