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公開番号2024123450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030874
出願日2023-03-01
発明の名称半導体記憶装置
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H05K 1/02 20060101AFI20240905BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】一実施形態は、信頼性の向上を図ることができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】一実施形態の半導体記憶装置は、絶縁基材と、配線パターンと、絶縁膜と、電子部品とを備える。前記配線パターンは、円弧状の縁を含む第1パッドと、第1配線とを含む。前記第1配線は、第1部分と、第2部分と、第3部分とを有する。前記第1部分は、前記絶縁膜の第1開口の内側で前記第1パッドに接続され、第1方向に延びている。前記第2部分は、前記第1開口の内側で前記第1パッドと接続され、前記第1パッドから離れるに従い前記第1部分との間の距離が大きくなる第2方向に延びている。前記第3部分は、前記第1部分および前記第2部分に対して前記第1パッドとは反対側に配置され、前記第1部分および前記第2部分と接続されている。前記第1配線は、前記第1パッドの周方向において90度の角度範囲内で前記第1パッドに接続されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁基材と、
前記絶縁基材に設けられた配線パターンと、
前記絶縁基材の表面に設けられ、前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜と、
前記配線パターンに電気的に接続された電子部品と、
を備え、
前記配線パターンは、円弧状の縁を含む第1パッドと、第1配線とを含み、
前記絶縁膜は、前記第1パッドよりも大きな第1開口を有し、
前記第1配線は、
前記第1開口の内側で前記第1パッドと接続され、第1方向に延びた第1部分と、
前記第1開口の内側で前記第1パッドと接続され、前記第1パッドから離れるに従い前記第1部分との間の距離が大きくなる第2方向に延びた第2部分と、
前記第1部分および前記第2部分に対して前記第1パッドとは反対側に配置され、前記第1部分および前記第2部分と接続された第3部分と、
を有し、
前記第1配線は、前記第1パッドの周方向において90度の角度範囲内で前記第1パッドと接続された、
半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記周方向において前記第1部分と前記第2部分との間に隙間が存在する、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記第2部分は、前記周方向において前記第1部分から離れた位置で前記第1パッドと接続された、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記第1配線は、前記周方向において60度の角度範囲内で前記第1パッドと接続された、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記第1配線は、前記第3部分に対して前記第1パッドとは反対側に配置されて線状に延びた線部を含み、
前記第1パッドと前記線部とを最短距離で結ぶ仮想的な線を第1仮想線とする場合、
前記第1方向は、前記第1仮想線に対して第1側に傾斜し、
前記第2方向は、前記第1仮想線に対して前記第1側とは反対側の第2側に傾斜した、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
前記配線パターンは、前記第1パッドの隣に配置されて円弧状の縁を含む第2パッドと、第2配線とをさらに含み、
前記絶縁膜は、前記第2パッドよりも大きな第2開口をさらに有し、
前記第2配線は、
前記第2開口の内側で前記第2パッドと接続され、前記第1方向とは異なる第3方向に延びた第1部分と、
前記第2開口の内側で前記第2パッドと接続され、前記第2方向とは異なる方向であって、前記第2パッドから離れるに従い前記第2配線の前記第1部分との間の距離が大きくなる第4方向に延びた第2部分と、
前記第2配線の前記第1部分および前記第2部分に対して前記第2パッドとは反対側に配置され、前記第2配線の前記第1部分および前記第2部分と接続された第3部分と、
を有し、
前記第2配線は、前記第2パッドの周方向において90度の角度範囲内で前記第2パッドと接続された、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】
前記第1配線は、前記第1配線の前記第3部分に対して前記第1パッドとは反対側に配置されて線状に延びた線部を含み、
前記第2配線は、前記第2配線の前記第3部分に対して前記第2パッドとは反対側に配置されて線状に延びた線部を含み、
前記第1配線の前記線部と、前記第2配線の前記線部とは、少なくとも部分的に平行に延びている、
請求項6に記載の半導体記憶装置。
【請求項8】
前記電子部品は、前記第1パッドに接続される半田接合部を有した、
請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項9】
絶縁基材と、
前記絶縁基材に設けられた配線パターンと、
前記絶縁基材の表面に設けられ、前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜と、
前記配線パターンに電気的に接続された電子部品と、
を備え、
前記配線パターンは、第1パッドと、第1配線とを含み、
前記第1配線は、線状に延びた線部と、前記線部と前記第1パッドとの間に設けられ前記線部から前記第1パッドに近付くに従い幅が広くなる部分を含む接続部とを有し、
前記絶縁膜は、前記第1パッドに対応して設けられた第1開口を有し、
前記第1開口の開口縁は、第1縁部と、前記第1縁部に対して前記第1開口の内側に突出した第2縁部とを有し、
前記第1縁部と前記第2縁部との境界は、前記絶縁基材の厚さ方向から見た場合、前記接続部と重なる位置に設けられた、
半導体記憶装置。
【請求項10】
前記接続部は、前記線部から前記第1パッドに近付くに従い幅が広くなる第1部分と、前記第1部分と前記第1パッドとの間に設けられ、全長に亘り前記第1パッドの最大幅と同じ幅を有して前記第1部分と前記第1パッドとを接続した第2部分とを含み、
前記第1縁部と前記第2縁部との前記境界は、前記絶縁基材の厚さ方向から見た場合、前記接続部の前記第2部分と重なる位置に設けられた、
請求項9に記載の半導体記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
プリント基板と、プリント基板に実装された電子部品とを有した半導体記憶装置が知られている。電子部品の半田接合部は、プリント基板のパッドに接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2004/0075177号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一実施形態は、信頼性の向上を図ることができる半導体記憶装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態の半導体記憶装置は、絶縁基材と、配線パターンと、絶縁膜と、電子部品とを備える。前記配線パターンは、前記絶縁基材に設けられている。前記絶縁膜は、前記絶縁基材の表面に設けられ、前記配線パターンの一部を覆う。前記電子部品は、前記配線パターンに電気的に接続されている。前記配線パターンは、円弧状の縁を含む第1パッドと、第1配線とを含む。前記絶縁膜は、前記第1パッドよりも大きな第1開口を有する。前記第1配線は、第1部分と、第2部分と、第3部分とを有する。前記第1部分は、前記第1開口の内側で前記第1パッドと接続され、第1方向に延びている。前記第2部分は、前記第1開口の内側で前記第1パッドと接続され、前記第1パッドから離れるに従い前記第1部分との間の距離が大きくなる第2方向に延びている。前記第3部分は、前記第1部分および前記第2部分に対して前記第1パッドとは反対側に配置され、前記第1部分および前記第2部分と接続されている。前記第1配線は、前記第1パッドの周方向において90度の角度範囲内で前記第1パッドに接続されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の半導体記憶装置を示す斜視図。
第1実施形態の半導体記憶装置を一部分解して示す斜視図。
第1実施形態の基板ユニットの一部を示す断面図。
第1実施形態の配線パターンの配線構造を説明するための平面図。
図4中に示されたF5線で囲まれた領域を拡大して示す断面図。
第1実施形態の第1変形例の基板の一部を示す断面図。
第1実施形態の第2変形例の基板の一部を示す断面図。
第2実施形態の基板の一部を示す断面図。
第2実施形態の変形例の基板の一部を示す断面図。
第3実施形態の基板の一部を示す断面図。
第4実施形態の基板の一部を示す断面図。
第5実施形態の半導体記憶装置を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の半導体記憶装置を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
【0008】
本出願では用語を以下のように定義する。「平行」、「直交」、または「同じ」とは、それぞれ「略平行」、「略直交」、または「略同じ」である場合を含み得る。「接続」とは、機械的な接続に限定されず、電気的な接続を含み得る。すなわち「接続」とは、接続対象である2つの要素が直接に接続される場合に限定されず、接続対象である2つの要素が別の要素を間に介在させて接続される場合を含み得る。
【0009】
+X方向、-X方向、+Y方向、-Y方向、+Z方向、および-Z方向は、以下のように定義される。+X方向、-X方向、+Y方向、および-Y方向は、後述する基板21の第1面21aと平行な方向である(図2参照)。+X方向は、後述する基板21の第1端部21e1から第2端部21e2に向かう方向である(図2参照)。-X方向は、+X方向とは反対の方向である。+X方向と-X方向とを区別しない場合は、単に「X方向」と称する。+Y方向および-Y方向は、X方向とは交差する(例えば直交する)方向である。+Y方向は、後述する基板21の第3端部21e3から第4端部21e4に向かう方向である(図2参照)。-Y方向は、+Y方向とは反対の方向である。+Y方向と-Y方向とを区別しない場合は、単に「Y方向」と称する。+Z方向および-Z方向は、X方向およびY方向とは交差する(例えば直交する)方向であり、基板21の厚さ方向である。+Z方向は、後述する基板21の第2面21bから第1面21aに向かう方向である(図2参照)。-Z方向は、+Z方向とは反対の方向である。+Z方向と-Z方向とを区別しない場合は、単に「Z方向」と称する。
【0010】
(第1実施形態)
<1.半導体記憶装置の全体構成>
図1から図5を参照し、第1実施形態の半導体記憶装置1について説明する。
図1は、第1実施形態の半導体記憶装置1を示す斜視図である。半導体記憶装置1は、例えばSSD(Solid State Drive)のような記憶装置である。半導体記憶装置1は、例えば、サーバまたはパーソナルコンピュータのような情報処理装置に取り付けられ、情報処理装置の記憶領域として利用される。本出願では、半導体記憶装置1が取り付けられる情報処理装置を「ホスト装置」と称する。
(【0011】以降は省略されています)

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