TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024121633
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028838
出願日2023-02-27
発明の名称ケーブル送り装置
出願人神鋼検査サービス株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 29/265 20060101AFI20240830BHJP(測定;試験)
要約【課題】ハンドルの操作によって浮子付きケーブルを送り出す際の浮子付きケーブルの破損を抑止する。
【解決手段】ケーブル送り装置1は、浮子付きケーブル4を通過させる挿通路を有するケーシング11と、挿通路内の浮子付きケーブル4を送り出せるように回転可能なプーリ20と、浮子付きケーブル4を送出口から送り出すために手動操作可能であり、プーリ20を回転駆動するためのハンドル25と、を備える。ケーシング11には、浮子付きケーブル4がプーリ20に掛かっているかどうかを視認可能にする窓部65が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
探傷センサーを有する浮子付きケーブルをポンプユニットからの送水を用いて被検査管内に送り込むケーブル送り装置であって、
前記浮子付きケーブルを通過させる挿通路を有するケーシングと、
前記挿通路内の前記浮子付きケーブルを送り出せるように回転可能なプーリと、
前記浮子付きケーブルを前記挿通路から送り出すために手動操作可能であり、前記プーリを回転駆動するためのハンドルと、を備え、
前記ケーシングには、前記浮子付きケーブルが前記プーリに掛かっているかどうかを視認可能にする窓部が設けられている、ケーブル送り装置。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記プーリの回転数を表示する表示器を備えている、請求項1に記載のケーブル送り装置。
【請求項3】
前記ハンドルを含み、前記ハンドルによって前記プーリを回転駆動するときの前記プーリの回転負荷に対する前記ハンドルの回転操作負荷の大きさの割合を変更する変更手段を備えている、請求項1又は2に記載のケーブル送り装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浮子付きケーブルを送り出すためのケーブル送り装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、被検査管内に浮子付きケーブルを挿入して、管の内壁に生じた割れや減肉等の材料キズを探傷する探傷検査装置が知られている。図12に示すように、例えば特許文献1に開示された探傷検査装置500は、先端に超音波センサー503が取り付けられた浮子付きケーブル502を用いて被検査管501を探傷するものであり、浮子付きケーブル502と、浮子付きケーブル502を送り出すケーブル送り装置512と、ケーブル送り装置512と被検査管501とを接続する導入管511に水を流入送り込むポンプ521と、を備えている。この探傷検査装置500では、ケーブル巻取機510からシール管513に導入された浮子付きケーブル502が、ケーブル送り装置512により導入管511に送り出されるとともに、ポンプ521からの水が導入管511に流入する。これにより、浮子付きケーブル502が水の力を受けて被検査管501内に送り込まれる。
【0003】
特許文献2には、図13に示すように、手動のハンドル616を操作することによって浮子付きケーブル601を送り出すケーブル送り装置600が開示されている。具体的に、このケーブル送り装置600は、ケーブル入口管612及びケーブル出口管613が設けられたケーシング611と、ケーシング611内に位置する浮子付きケーブル601の浮子602に係合する凹部614が形成されたプーリ615と、プーリ615を回転駆動するハンドル616と、を備えている。このケーブル送り装置600では、ハンドル616を手動回転させることにより、浮子付きケーブル601をケーブル出口管613から送り出して、被検査管内に送り込むことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭61-178465号公報
特開平09-79832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献2に開示されたケーブル送り装置600では、ハンドル616の操作によって浮子付きケーブル601を送り出すことができるため、ハンドル616を回すときの微妙な負荷変動を手の感覚で察知できる。しかし、ハンドル616の回転を始める時やハンドル616の回転を急に速くする時には、浮子602がプーリ615の径方向外側に変位することがあり、その場合には、浮子602がプーリ615とケーシング611との間に挟まってしまって浮子付きケーブル601を破損する虞がある。一方、水流によって浮子付きケーブル601が押し出されている場合においてハンドル616の回転を急に遅くした時には、浮子602がプーリ615から離れることがあり、その場合に被検査管でのケーブル601の詰まりが発生した場合には、ケーブル601の詰まりによる負荷変動がハンドル616に伝わらないため、詰まりの察知が遅れてしまう。そのような状態でハンドル616の操作をし続けると、浮子602がプーリ615とケーシング611との間に挟まってしまって浮子付きケーブル601を破損する虞がある。
【0006】
そこで、本発明は、前記従来技術を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ハンドルの操作によって浮子付きケーブルを送り出す際の浮子付きケーブルの破損を抑止できるケーブル送り装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するため、本発明に係るケーブル送り装置は、探傷センサーを有する浮子付きケーブルをポンプユニットからの送水を用いて被検査管内に送り込むケーブル送り装置であって、前記浮子付きケーブルを通過させる挿通路を有するケーシングと、前記挿通路内の前記浮子付きケーブルを送り出せるように回転可能なプーリと、前記浮子付きケーブルを前記挿通路から送り出すために手動操作可能であり、前記プーリを回転駆動するためのハンドルと、を備え、前記ケーシングには、前記浮子付きケーブルが前記プーリに掛かっているかどうかを視認可能にする窓部が設けられている。
【0008】
本発明に係るケーブル送り装置では、ハンドルの回転操作によりプーリが回転し、プーリの外周に巻き掛けられた浮子付きケーブルがケーシング外に送り出されて、ポンプユニットからの送水により押し流されるようにして被検査管内に挿入される。このとき、浮子付きケーブルの浮子がプーリに掛かっているかどうかを、ケーシングの窓部を通して確認することができる。このため、ハンドルの回転を急に速くする場合等のように、浮子がプーリの径方向外側に変位した場合には、そのことを視認できる。また、ハンドルの回転を急に遅くした場合等のように浮子がプーリに掛かっていない状態にある場合にもそのことを視認できる。したがって、浮子がプーリとケーシングとの間に挟まったままハンドルを操作し続けてしまうことを防止できる。したがって、浮子付きケーブルが破損してしまうことを未然に防止することができる。
【0009】
前記ケーブル送り装置は、前記プーリの回転数を表示する表示器を備えていてもよい。この態様では、表示器を通してプーリの回転数を把握できる。このため、作業者は、表示器に表示された回転数が一定になるように、ハンドルの回転数を調整することができる。これにより、プーリの回転速度が、浮子が径方向の外側に変位するような速度になることや、浮子がプーリから離れるような速度になることを抑制できるため、浮子付きケーブルの破損に至るような事態が生ずることを防止することができる。
【0010】
前記ケーブル送り装置は、前記ハンドルを含み、前記ハンドルによって前記プーリを回転駆動するときの前記プーリの回転負荷に対する前記ハンドルの回転操作負荷の大きさの割合を変更する変更手段を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
電気抵抗の測定方法
5日前
太陽誘電株式会社
検出装置
8日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
18日前
北陽電機株式会社
光電センサ
4日前
CKD株式会社
錠剤検査装置
12日前
株式会社キーエンス
超音波流量センサ
8日前
株式会社東芝
センサ
8日前
ニデック株式会社
測定用治具
5日前
株式会社チノー
放射光導光型温度計
8日前
愛知製鋼株式会社
位置推定システム
11日前
ニデック株式会社
測定用治具
5日前
大陽日酸株式会社
液面センサ
18日前
株式会社ジークエスト
感温センサー
8日前
中央精機株式会社
変角平行光投光装置
18日前
株式会社ヒロハマ
包装用容器の気密検査治具
14日前
東レ株式会社
センサー素子及びガスセンサー
11日前
株式会社トクヤマ
全固体型イオン選択性電極
18日前
TDK株式会社
磁気検出システム
14日前
TDK株式会社
センサモジュール
14日前
三菱電機株式会社
腐食促進試験装置
14日前
ホシデン株式会社
センサ装置
8日前
株式会社イシダ
X線検査装置
8日前
エイブリック株式会社
DCDCコンバータ制御装置
5日前
個人
計量器具
4日前
多摩川精機株式会社
振幅変調型多極レゾルバ
19日前
エスペック株式会社
温度槽及び環境形成装置
14日前
株式会社フジキン
角度ゲージ及びそれを備えたバルブ
12日前
CKD株式会社
容器検査装置及びブリスタ包装機
12日前
株式会社デンソーウェーブ
三次元計測装置
12日前
株式会社イシダ
組合せ計量装置
18日前
株式会社熊平製作所
NQR装置用の電子サンプル
5日前
株式会社キーエンス
流量計
8日前
株式会社イシダ
組合せ計量装置
15日前
アズビル株式会社
濃度計
14日前
株式会社東芝
センサ及びセンサシステム
5日前
株式会社アイシン
重畳画像表示装置
11日前
続きを見る