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公開番号2024117761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2024022306
出願日2024-02-16
発明の名称排ガスヒータ用の加熱導体
出願人プーレム ゲー・エム・ベー・ハー,Purem GmbH
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人,個人
主分類F01N 3/20 20060101AFI20240822BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】構造的に簡単な構成のもとで高められた剛性を有する、内燃機関の排ガス装置のための排ガスヒータ用の加熱導体を提供する。
【解決手段】この加熱導体(16)は、加熱導体長手方向で細長い偏平材料(36)から形成されていて、この偏平材料は、加熱導体厚さ方向で互いに反対側に位置する加熱導体幅面(38,40)と、加熱導体幅方向で互いに反対側に位置する加熱導体偏平面(40,42)とを有している、加熱導体において、加熱導体(16)には、加熱導体長手方向で互いに連続する、かつ/または加熱導体幅方向で互いに連続する、実質的に加熱導体厚さ方向に向けられた複数の成形部が設けられており、これらの成形部は、加熱導体幅方向で変化する成形部高さを有していることを特徴とする、加熱導体。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の排ガス装置のための排ガスヒータ用の加熱導体であって、前記加熱導体(16)は、加熱導体長手方向(B

)で細長い偏平材料(36)から形成されていて、前記偏平材料は、加熱導体厚さ方向(H

)で互いに反対側に位置する加熱導体幅面(38,40)と、加熱導体幅方向(H

)で互いに反対側に位置する加熱導体偏平面(40,42)とを有している、加熱導体において、
前記加熱導体(16)には、前記加熱導体長手方向(H

)で互いに連続する、かつ/または前記加熱導体幅方向(H

)で互いに連続する、実質的に前記加熱導体厚さ方向(H

)に向けられた複数の成形部(60)が設けられており、前記成形部は、前記加熱導体幅方向(H

)で変化する成形部高さ(H

)を有していることを特徴とする、加熱導体。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記加熱導体長手方向(H

)で、好ましくは実質的に互いに等間隔を置いて連続する成形部(60)の少なくとも1つの列(R

,R

)は、加熱導体幅中心(M)から、両前記加熱導体偏平面(42,44)のうちの一方の加熱導体偏平面(42,44)に向かう方向で増大する成形部高さ(H

)を有している、請求項1記載の加熱導体。
【請求項3】
前記成形部は、前記加熱導体偏平面(42,44)の領域で、最大の成形部高さ(H

)を有している、請求項2記載の加熱導体。
【請求項4】
前記加熱導体長手方向(H

)で互いに連続する成形部(60)の2つの列(R

,R

)は、前記加熱導体幅中心(M)から、前記両加熱導体偏平面(42,44)のうちのそれぞれ1つの加熱導体偏平面(42,44)に向かう方向で増大する成形部高さ(H

)を有しており、両前記列(R

,R

)のうちの第1の列(R

)では、前記加熱導体長手方向(H

)で互いに連続する前記成形部(60)が、前記両加熱導体偏平面(42,44)のうちの第1の加熱導体偏平面(42)に向かう方向で増大する成形部高さ(H

)を有しており、前記両列(R

,R

)のうちの第2の列(R

)では、前記加熱導体長手方向(H

)で互いに連続する前記成形部(60)が、前記両加熱導体偏平面(42,44)のうちの第2の加熱導体偏平面(44)に向かう方向で増大する成形部高さ(H

)を有している、請求項2または3記載の加熱導体。
【請求項5】
前記第1の列(R

)の前記成形部(60)は、前記第2の列(R

)の前記成形部(60)に関して、前記加熱導体長手方向(H

)でずらされていない、請求項4記載の加熱導体。
【請求項6】
前記第1の列(R

)の前記成形部(60)は、前記第2の列(R

)の前記成形部(60)に関して、前記加熱導体長手方向(H

)でずらされている、請求項4記載の加熱導体。
【請求項7】
前記成形部は、前記加熱導体幅中心の領域で、最大の成形部高さを有している、請求項2記載の加熱導体。
【請求項8】
前記成形部(60)は、前記加熱導体厚さ方向(H

)における第1の方向(O

)に向けられた少なくとも1つの第1の成形部(60

)と、前記加熱導体厚さ方向(H

)における、前記第1の方向(O

)とは実質的に逆方向の第2の方向(O

)に向けられた少なくとも1つの第2の成形部(60

)とを含む、請求項1から7までのいずれか1項記載の加熱導体。
【請求項9】
少なくとも2つの成形部(60)が互いに連続している場合には、前記成形部(60)のうちの一方が第1の成形部(60

)であって、他方が第2の成形部(60

)であって、好ましくは、第1の成形部(60

)と第2の成形部(60

)とは交互に互いに連続している、請求項8記載の加熱導体。
【請求項10】
互いに連続する前記成形部(60)は、波形の、好ましくは正弦波状の成形部パターンを形成する、請求項1から9までのいずれか1項記載の加熱導体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に記載の、内燃機関の排ガス装置のための排ガスヒータ用の加熱導体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【0002】
このような形式の排ガスヒータは、排ガス装置内を流れるガス、例えば内燃機関から放出される排ガスを加熱するために、排ガス装置内で使用される。内燃機関から放出される排ガスが比較的低い温度を有している、内燃機関の作動運転の開始段階では特に、加熱装置において排ガスに吸収された熱を、下流側に配置された排ガス処理ユニットもしくは排ガス後処理アセンブリ、例えば触媒またはパティキュレートフィルタに伝達することができる。したがって、このような排ガス処理アセンブリの迅速な加熱が達成され、排ガスが、排ガス処理アセンブリ内で行われる、例えば触媒による清浄化プロセスなしに周囲に放出される期間を著しく短くすることができる。
【0003】
独国特許出願公開第102020123376号明細書から公知の排ガスヒータでは、複数の加熱導体メアンダ領域を備えた加熱導体が形成されている。各加熱導体メアンダ領域では、半径方向に互いに階段状に配置されたメアンダ区分が実質的に周方向に延在している。加熱導体は、1つの材料片として、金属製の偏平材料からの切り離しにより提供され、これにより、加熱導体を、個々の加熱導体メアンダ領域の、もしくは個々の加熱導体メアンダ領域におけるメアンダ区分の形状付与に関して大きな自由度をもって形成することができる。
【0004】
後から公開された独国特許出願第102022102376.1号明細書からは、偏平材料から形成された加熱導体を備えた、内燃機関の排ガス装置のための排ガスヒータが公知である。1つの帯状の偏平材料を曲げ加工することにより提供される、排ガス主流方向で互いに連続して配置された加熱導体は、それぞれ1つのメアンダ状の構造を有していて、このメアンダ状の構造は、互いに隣接して延在するメアンダ長手方向区分と、互いに連続するメアンダ長手方向区分を接続させるメアンダ接続区分とを有している。加熱導体は、メアンダ長手方向区分において、波形構造を有している。加熱導体は、その偏平面で、上流方向もしくは下流方向に向けられているので、この加熱導体の周囲を流れる排ガスは、排ガス主流方向で、加熱導体の幅面に沿って流れる。
【0005】
後から公開された独国特許出願第102021122086.6号明細書からは、偏平材料から形成された、基本的にメアンダ状の構造を有する加熱導体を備えた排ガスヒータが公知であり、この加熱導体の幅面が、上流方向もしくは下流方向に向けられている。
【0006】
本発明の課題は、構造的に簡単な構成のもとで高められた剛性を有する、内燃機関の排ガス装置のための排ガスヒータ用の加熱導体を提供することである。
【0007】
本発明によれば、この課題は、内燃機関の排ガス装置のための排ガスヒータ用の加熱導体であって、この加熱導体は、加熱導体長手方向で細長い偏平材料から形成されていて、この偏平材料は、加熱導体厚さ方向で互いに反対側に位置する加熱導体幅面と、加熱導体幅方向で互いに反対側に位置する加熱導体偏平面とを有している、加熱導体により解決される。
【0008】
本発明の第1の態様によれば、加熱導体には、加熱導体長手方向で互いに連続する、かつ/または加熱導体幅方向で互いに連続する、実質的に加熱導体厚さ方向に向けられた複数の成形部が設けられており、これらの成形部は、加熱導体幅方向で変化する成形部高さを有している。
【0009】
加熱導体幅方向で、すなわち加熱導体偏平面の間で変化する成形部高さを有して形成されるこのような成形部により、例えば帯状の金属材料から成形された加熱導体は著しく補強される。その結果、車両で生じる振動により、特に加熱導体の固有振動数の範囲で励振が生じるおそれはなく、これにより一方では振動ノイズの発生が阻止され、他方では加熱導体もしくは加熱導体を支持する支持体アセンブリで生じる機械的な負荷が減じられる。
【0010】
加熱導体の効率的な補強のために、加熱導体長手方向で、好ましくは実質的に互いに等間隔を置いて互いに連続する成形部の少なくとも1つの列は、加熱導体幅中心から、両加熱導体偏平面のうちの一方の加熱導体偏平面に向かう方向で増大する成形部高さを有していることが提案される。
(【0011】以降は省略されています)

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