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公開番号2024143825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056726
出願日2023-03-30
発明の名称エンジンシステム
出願人株式会社SUBARU
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類F01N 13/10 20100101AFI20241003BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】少なくとも所定の状況において内部EGRの発生を抑制する。
【解決手段】エンジンシステムは、第1気筒と、第1気筒が吸気行程であるときに排気行程となる第2気筒と、第1気筒の排気ポートである第1排気ポートと接続される第1排気管と、第2気筒の排気ポートである第2排気ポートと接続される第2排気管と、第1排気管と第2排気管とが合流する合流部と、を備え、第1排気管は、第1排気ポートと合流部とを接続する主流路と、主流路のうちの第1部分と、主流路のうちの第1部分よりも第1排気ポート側に位置する第2部分とを接続し、主流路とは別の流路である副流路と、を有し、副流路は、第1部分および第2部分の両方において、主流路のうちの第1部分と第2部分との間の流路である部分流路に直交する方向に対して、第1排気ポート側に傾斜する方向に、主流路から分岐している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1気筒と、
前記第1気筒が吸気行程であるときに排気行程となる第2気筒と、
前記第1気筒の排気ポートである第1排気ポートと接続される第1排気管と、
前記第2気筒の排気ポートである第2排気ポートと接続される第2排気管と、
前記第1排気管と前記第2排気管とが合流する合流部と、
を備え、
前記第1排気管は、
前記第1排気ポートと前記合流部とを接続する主流路と、
前記主流路のうちの第1部分と、前記主流路のうちの前記第1部分よりも前記第1排気ポート側に位置する第2部分とを接続し、前記主流路とは別の流路である副流路と、
を有し、
前記副流路は、前記第1部分および前記第2部分の両方において、前記主流路のうちの前記第1部分と前記第2部分との間の流路である部分流路に直交する方向に対して、前記第1排気ポート側に傾斜する方向に、前記主流路から分岐している、エンジンシステム。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記主流路は、前記第1部分で屈曲しており、
前記主流路のうちの前記第1部分よりも前記合流部側の流路と、前記副流路とは、前記第1部分で直線的に接続されている、請求項1に記載のエンジンシステム。
【請求項3】
前記副流路の開度を変更可能なバルブと、
制御装置と、
をさらに備え、
前記制御装置は、
1つまたは複数のプロセッサと、
前記プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、
を有し、
前記プロセッサは、エンジンの状態に応じて前記バルブの開度を制御することを含む処理を実行する、請求項1に記載のエンジンシステム。
【請求項4】
前記プロセッサは、エンジンの負荷に基づいて前記バルブの開度を制御することを含む処理を実行する、請求項3に記載のエンジンシステム。
【請求項5】
前記プロセッサは、エンジンの温度に基づいて前記バルブの開度を制御することを含む処理を実行する、請求項3に記載のエンジンシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンシステムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、排気マニホールドにおける1気筒目の第1ガス流路の断面積を、2気筒目の第2ガス流路の断面積よりも大きくすることが開示されている。特許文献1では、この構成により、第2ガス流路の排気ガスが流れ難くなり、1気筒目の排気ガスの脈動による排気干渉が起こり、1気筒目の排気ガスが流出し難くなる。これにより、特許文献1では、排気ガスの一部がシリンダライナの内部に残留されて内部EGRが発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7141869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、1つの気筒から排出されたガスが、他の気筒の排気ポートを通じて、当該他の気筒に流入されるような内部EGRが発生することがある。このような内部EGRが発生すると、エンジンの状態によっては、例えば、ノッキングが発生し易くなるなど、エンジンの性能を低下させるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、少なくとも所定の状況において、内部EGRの発生を抑制することが可能なエンジンシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係るエンジンシステムは、
第1気筒と、
前記第1気筒が吸気行程であるときに排気行程となる第2気筒と、
前記第1気筒の排気ポートである第1排気ポートと接続される第1排気管と、
前記第2気筒の排気ポートである第2排気ポートと接続される第2排気管と、
前記第1排気管と前記第2排気管とが合流する合流部と、
を備え、
前記第1排気管は、
前記第1排気ポートと前記合流部とを接続する主流路と、
前記主流路のうちの第1部分と、前記主流路のうちの前記第1部分よりも前記第1排気ポート側に位置する第2部分とを接続し、前記主流路とは別の流路である副流路と、
を有し、
前記副流路は、前記第1部分および前記第2部分の両方において、前記主流路のうちの前記第1部分と前記第2部分との間の流路である部分流路に直交する方向に対して、前記第1排気ポート側に傾斜する方向に、前記主流路から分岐している。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、少なくとも所定の状況において、内部EGRの発生を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態にかかるエンジンシステムの構成を示す概略図である。
図2は、従来のエンジンの排気管の構成を示す部分拡大図である。
図3は、本実施形態のエンジンの排気管の構成を示す部分拡大図である。
図4は、バルブの開度を比較的大きくした場合のガスの流れを説明する図である。
図5は、バルブの開度を比較的小さくした場合のガスの流れを説明する図である。
図6は、エンジンの負荷に基づいてバルブの開度を制御する流れを説明するフローチャートである。
図7は、開度マップの一例を示す図である。
図8は、エンジンの温度に基づいてバルブの開度を制御する流れを説明するフローチャートである。
図9は、エンジンの負荷とエンジンの温度との両方に基づいてバルブの開度を制御する流れを説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す具体的な寸法、材料、数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0010】
図1は、本実施形態にかかるエンジンシステム1の構成を示す概略図である。図1中の破線の矢印は、信号の流れの一例を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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