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公開番号
2024112461
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-21
出願番号
2023017477
出願日
2023-02-08
発明の名称
セグメントの継手構造
出願人
日本ヒューム株式会社
,
パシフィックコンサルタンツ株式会社
代理人
個人
主分類
E21D
11/04 20060101AFI20240814BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】主にKセグメントとBセグメントとを好適に接合し、且つ、Kセグメントに作用する抜け出し方向の力にも好適に対抗できるセグメントの継手部構造の提供。
【解決手段】このセグメントの継手部構造は、凹部11の底面に基端が支持され、先端側が雌継手部材12内に向けて傾いて延出された片持ちバネ状の抜け出し防止部材13を備え、抜け出し防止部材13の先端が雄側継手部材10の先端面部に形成された係合凹部14と係合され、セグメントリング軸方向で雌側継手部材12と雄側継手部材10とが互いに離脱する方向の相対移動が防止されるようにしている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
円環状のセグメントリングを構成する互いに周方向で接合される円弧版状のセグメント間にあって、一方の接合端面より突出した雄継手部材と、他方の接合端面部に形成された凹部内に配置され、前記両セグメントのセグメントリング軸方向の相対移動に合わせて前記セグメントリング軸方向の一端側より内部に前記雄継手部材が挿入される雌継手部材とを備え、
前記雄継手部材を前記凹部に挿入し、前記両セグメントを互いにセグメントリング軸方向に相対移動させることにより、前記雌継手部材と前記雄継手部材とが連結され、前記周方向で隣り合う両セグメントを周方向に離脱不能に接合するようにしたセグメントの継手部構造において、
前記凹部の底面に基端が支持され、先端側が前記雌継手部材内に向けて傾いて延出された片持ちバネ状の抜け出し防止部材を備え、該抜け出し防止部材の先端が前記雄側継手部材の先端面部又は側面部に形成された係合凹部と係合され、セグメントリング軸方向で前記雌側継手部材と前記雄側継手部材とが互いに離脱する方向の相対移動が防止されるようにしたことを特徴としてなるセグメントの継手部構造。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記抜け止め防止部材と前記凹部の底面又は前記雌側継手部材の底板との間に前記抜け出し防止部材の先端側を前記雄継手部材側に付勢する付勢部材を備えた請求項1に記載のセグメントの継手構造。
【請求項3】
前記雌側継手部材は、底板と一体に前記凹部の底面に沿って延出した抜け出し防止部材支持部を備え、該抜け出し防止部材支持部に前記抜け出し防止部材の基端部が固定されている請求項1又は2に記載のセグメントの継手構造。
【請求項4】
前記抜け出し防止部材は、基端部が前記セグメントに埋設されたアンカー鉄筋に固定されている請求項1又は2に記載のセグメントの継手構造。
【請求項5】
前記セグメントは、周方向両端にセグメントリング軸方向に傾斜した傾斜面を備え、セグメントリングを構成する一対のセグメント間にセグメントリング軸方向で挿入されるKセグメントである請求項1又は2に記載のセグメントの継手部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネルの内部覆工に用いられるセグメント間を連結するセグメントの継手構造、特には、Bセグメントと最後に連結されるKセグメントとを連結するセグメントの継手構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
シールド工法よるトンネル構築においては、シールド掘削機の後方側で掘削孔の内周面に沿って複数のセグメントを周方向に連結してセグメントリング1,1…を組み立て、このセグメントリング1,1…をシールド掘削機の進行に合わせて順次トンネル軸方向に連設することによりトンネル内に覆工2がなされている。
【0003】
セグメントリング1は、図8に示すように、円弧版状の通常のセグメント(以下、Aセグメントという)3,3…を順次周方向に連設した後、その周方向両端に周方向の一端にセグメント軸方向に傾斜した傾斜面を有するセグメント(以下、Bセグメントという)4,4を接合し、最後に両Bセグメント4,4間にKセグメント(キーセグメント)5を切羽側より組み込むことにより組み立てられる。
【0004】
このKセグメント5とBセグメント4とのセグメント周方向での接合は、ボルトにより接合する構造が一般的であったが、工期短縮やコストの削減、自動組み立てへの対応を目的として、例えば、コーンコネクタ型の継手構造やフック型の継手等が開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
【0005】
従来のセグメントの継手構造では、一方のセグメントの周方向接合部端面より突出させた雄側継手部材と、他方の接合部端面に開口した凹部内に配置された雌側継手部材とを備えたセグメント間継手が用いられ、雄側継手部材を凹部内に挿入し、セグメントをセグメント軸方向に相対的にスライド移動させることにより、雄雌側両継手部材を互いに係合させて両セグメント間を接合させるようになっている。
【0006】
また、各セグメントリング1,1間の接合には、一方の接合端面より突出したピン状の雄側リング継手部材6と、他方の接合端部に埋設された雌側リング継手部材7とからなるリング間継手が用いられ、雄側リング継手部材6を雌側リング継手部材7に挿入することにより雌雄両リング継手部材6,7が係合し、雌雄両リング継手部材6,7の連結によりセグメント軸方向で隣り合う各セグメントを接合させるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-019460号公報
特開2007-056555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、新たなセグメントリングを組み立てる際には、Kセグメント5の切羽側端面を支持していたジャッキが取り外され、それによって、Kセグメント5には、セグメントリング1に周方向で作用する圧縮力によって両Bセグメント4,4の接合端面に押圧されて切羽側へ抜け出す方向の力が作用する。
【0009】
一方、従来のセグメント間継手は、Bセグメント2に対するKセグメント5のスライド移動に伴って雌雄両継手部材が互いに楔状に係合する構造の場合、雌雄両継手部材間の係合強度が高いとその分、Kセグメント5に対するセグメント軸方向の挿入抵抗力が増し、両Bセグメント4,4間への挿入を阻害する虞があることから、雌雄両継手部材をその係合強度が両Bセグメント間にKセグメントを確実に挿入できるように余裕をもって形成していた。
【0010】
従って、従来のセグメント間継手では、その構造上、上述の如き抜け出し方向の力に対抗することができず、その為、抜け出し方向の力によってKセグメント5と既設のセグメントリング1とを連結するリング間継手6,7に多大な負荷が生じる虞があった。
(【0011】以降は省略されています)
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