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公開番号
2024111687
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-19
出願番号
2023016333
出願日
2023-02-06
発明の名称
タイヤ管理装置及びタイヤ管理方法
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01M
17/02 20060101AFI20240809BHJP(測定;試験)
要約
【課題】簡単な構成で、タイヤ内部に発生している内部故障を、車両が走行している状態で検出するタイヤ管理装置及びタイヤ管理方法を提供する。
【解決手段】タイヤ管理装置は、タイヤが装着された車輪を備える車両において、タイヤ内部に発生している内部故障を、車両が走行している状態で検出する装置であって、転動中のタイヤに関するタイヤ情報を取得するタイヤ情報取得部と、タイヤ情報に基づき、車両が走行している最中の少なくともタイヤの接地部分の接地状態を導出する接地状態導出部と、導出された接地状態のうち、少なくともタイヤの内部故障の発生の有無を特徴付ける特徴量を導出する導出部と、特徴量と、特徴量をもとにタイヤの内部故障の発生の有無を判定するタイヤ状態診断モデルとを用いて、タイヤの内部故障の発生の有無を判定する判定部とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
タイヤが装着された車輪を備える車両において、前記タイヤ内部に発生している内部故障を、前記車両が走行している状態で検出する装置であって、
転動中の前記タイヤに関するタイヤ情報を取得するタイヤ情報取得部と、
前記タイヤ情報に基づき、車両が走行している最中の少なくとも前記タイヤの接地部分の接地状態を導出する接地状態導出部と、
導出された前記接地状態のうち、少なくともタイヤの内部故障の発生の有無を特徴付ける特徴量を導出する導出部と、
前記特徴量と、前記特徴量をもとに前記タイヤの前記内部故障の発生の有無を判定する前記タイヤ状態診断モデルとを用いて、前記タイヤの前記内部故障の発生の有無を判定する判定部と、を有する、タイヤ管理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記タイヤ状態診断モデルを作成するモデル作成部を有する、請求項1に記載のタイヤ管理装置。
【請求項3】
前記モデル作成部は、前記特徴量を学習データとして用い、前記学習データを機械学習モデルに入力して、前記タイヤ状態診断モデルを作成する、請求項2に記載のタイヤ管理装置。
【請求項4】
前記モデル作成部は、前記特徴量を学習データとして用い、前記学習データを機械学習モデルに入力して、前記タイヤ正常状態確認モデルを作成し、
前記判定部は、前記特徴量が前記タイヤ状態診断モデルに適合しない場合、前記内部故障が発生していると判定する、請求項2に記載のタイヤ管理装置。
【請求項5】
前記特徴量導出部は、前記導出された前記接地状態のうち、少なくともタイヤ接地領域に相当する接地状態データ群を抽出し、前記接地状態データ群のうち、少なくとも2つの異なる方向のデータ群を特徴量として用いる、請求項1~4のいずれか1項に記載のタイヤ管理装置。
【請求項6】
前記タイヤは、空気圧検出部を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載のタイヤ管理装置。
【請求項7】
前記タイヤは、個体識別情報が記録された記録部を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載のタイヤ管理装置。
【請求項8】
前記判定部が前記タイヤ状態診断モデルを用いて、前記タイヤに内部故障が発生したと判定した場合、所定の連絡先に、前記タイヤに前記内部故障が発生したことを通知する通知部を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載のタイヤ管理装置。
【請求項9】
前記判定部が前記タイヤ状態診断モデルを用いて、前記タイヤに内部故障が発生したと判定した場合、利用者に、利用状況に応じた特典を提供する出力処理部を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載のタイヤ管理装置。
【請求項10】
タイヤが装着された車輪を備える車両において、前記タイヤ内部に発生している内部故障を、前記車両が走行している状態で検出する方法であって、
転動中の前記タイヤに関するタイヤ情報を取得するタイヤ情報取得工程と、
前記タイヤ情報に基づき、車両が走行している最中の少なくとも前記タイヤの接地部分の接地状態を導出する接地状態導出工程と、
導出された前記接地状態のうち、少なくともタイヤの内部故障の発生の有無を特徴付ける特徴量導出工程と、
前記特徴量をもとに前記タイヤの内部故障の発生の有無を判定するタイヤ状態診断モデルを用いて、前記タイヤの前記内部故障の発生の有無を判定する判定工程とを有する、タイヤ管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤが装着された車輪を備える車両において、タイヤ内部に発生している内部故障を、車両が走行している状態で検出するタイヤ管理装置及びタイヤ管理方法に関し、特に、タイヤ状態診断モデルを用いてタイヤ内部における内部故障の発生の有無を判定するタイヤ管理装置及びタイヤ管理方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
何らかの原因でタイヤ内部にセパレーション等の故障が発生した場合、これを早急に検知し、乗員等に警告することは安全上、非常に重要である。このため、従来から、タイヤ内部の故障を検知する方法が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1に、タイヤ内部に発生する亀裂に起因するタイヤ故障を検知するタイヤ故障検知方法が開示されている。特許文献1では、タイヤ内部にゴム磁石を配置するとともに、上記タイヤに近接して磁場計測手段を配置して転動中のタイヤからの磁場を計測し、この計測された磁場の大きさ若しくは磁場波形に基づいて、タイヤ内部の破壊を検知している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-149803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1に記載のタイヤ故障検知方法では、タイヤ内部にゴム磁石を配置する必要があり、ゴム磁石自体もタイヤの耐久性と同等の耐久性をもつ必要があるため、配置位置やサイズ、物性を実現するための材料選定等が煩雑である。また、ゴム磁石自体の温度依存性も考慮しなければ、精度良い評価が困難である。さらには、タイヤに近接して磁場計測手段を配置する必要があり、更にはゴム磁石と磁場計測手段との配置位置を調整する必要があるため、煩雑である。
本発明の目的は、簡単な構成で、タイヤ内部に発生している内部故障を、車両が走行している状態で検出するタイヤ管理装置及びタイヤ管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、発明[1]は、タイヤが装着された車輪を備える車両において、タイヤ内部に発生している内部故障を、車両が走行している状態で検出する装置であって、転動中のタイヤに関するタイヤ情報を取得するタイヤ情報取得部と、タイヤ情報に基づき、車両が走行している最中の少なくともタイヤの接地部分の接地状態を導出する接地状態導出部と、導出された接地状態のうち、少なくともタイヤの内部故障の発生の有無を特徴付ける特徴量を導出する導出部と、特徴量と、特徴量をもとにタイヤの内部故障の発生の有無を判定するタイヤ状態診断モデルとを用いて、タイヤの内部故障の発生の有無を判定する判定部と、を有する、タイヤ管理装置である。
【0007】
発明[2]は、タイヤ状態診断モデルを作成するモデル作成部を有する、発明[1]に記載のタイヤ管理装置。
発明[3]は、モデル作成部は、特徴量を学習データとして用い、学習データを機械学習モデルに入力して、タイヤ状態診断モデルを作成する、発明[2]に記載のタイヤ管理装置。
発明[4]は、モデル作成部は、特徴量を学習データとして用い、学習データを機械学習モデルに入力して、タイヤ正常状態確認モデルを作成し、判定部は、特徴量がタイヤ状態診断モデルに適合しない場合、内部故障が発生していると判定する、発明[2]に記載のタイヤ管理装置。
【0008】
発明[5]は、特徴量導出部は、導出された接地状態のうち、少なくともタイヤ接地領域に相当する接地状態データ群を抽出し、接地状態データ群のうち、少なくとも2つの異なる方向のデータ群を特徴量として用いる、発明[1]~[4]のいずれか1つに記載のタイヤ管理装置。
発明[6]は、タイヤは、空気圧検出部を有する、発明[1]~[5]のいずれか1つに記載のタイヤ管理装置。
発明[7]は、タイヤは、個体識別情報が記録された記録部を有する、発明[1]~[6]のいずれか1つに記載のタイヤ管理装置。
発明[8]は、判定部がタイヤ状態診断モデルを用いて、タイヤに内部故障が発生したと判定した場合、所定の連絡先に、タイヤに内部故障が発生したことを通知する通知部を有する、発明[1]~[7]のいずれか1つに記載のタイヤ管理装置。
発明[9]は、判定部がタイヤ状態診断モデルを用いて、タイヤに内部故障が発生したと判定した場合、利用者に、利用状況に応じた特典を提供する出力処理部を有する、発明[1]~[8]のいずれか1つに記載の測定方法。
【0009】
発明[10]は、タイヤが装着された車輪を備える車両において、タイヤ内部に発生している内部故障を、車両が走行している状態で検出する方法であって、転動中のタイヤに関するタイヤ情報を取得するタイヤ情報取得工程と、タイヤ情報に基づき、車両が走行している最中の少なくともタイヤの接地部分の接地状態を導出する接地状態導出工程と、導出された接地状態のうち、少なくともタイヤの内部故障の発生の有無を特徴付ける特徴量導出工程と、特徴量をもとにタイヤの内部故障の発生の有無を判定するタイヤ状態診断モデルを用いて、タイヤの内部故障の発生の有無を判定する判定工程とを有する、タイヤ管理方法である。
【0010】
発明[11]は、タイヤ状態診断モデルを作成するタイヤ状態診断モデル作成工程を有する、発明[10]に記載のタイヤ管理方法。
発明[12]は、タイヤ状態診断モデル作成工程は、特徴量を学習データとして用い、学習データを機械学習モデルに入力して、タイヤ状態診断モデルを作成する、発明[10]に記載のタイヤ管理方法。
発明[13]は、タイヤ状態診断モデル作成工程は、特徴量を学習データとして用い、学習データを機械学習モデルに入力して、タイヤ正常状態確認モデルを作成し、判定工程は、特徴量がタイヤ状態診断モデルに適合しない場合、内部故障が発生していると判定する、発明[10]に記載のタイヤ管理方法。
発明[14]は、特徴量導出工程は、導出された接地状態のうち、少なくともタイヤ接地領域に相当する接地状態データ群を抽出し、接地状態データ群のうち、少なくとも2つの異なる方向のデータ群を特徴量として用いる、発明[10]~[13]のいずれか1つに記載のタイヤ管理方法。
(【0011】以降は省略されています)
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