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公開番号2024109193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2023013854
出願日2023-02-01
発明の名称染色用試験装置
出願人サステナテック株式会社
代理人弁理士法人大手門国際特許事務所
主分類D06B 19/00 20060101AFI20240806BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】本発明は、超臨界流体による染色処理において再現性の良好な染色を行うことができる染色用試験装置を提供することを目的とする。
【解決手段】染色用試験装置の染色容器10は、染色媒体を流通させる連通口が側面に形成されて上側が開口した容器本体11と、容器本体11内に配置された染料を収容する収容体18と、容器本体11の内周面との間に所定間隔を空けて着脱可能に配置された筒状の支持体14と、染色用布片を周囲に保持する通液性の内筒体15とを備え、支持体14の下側に外筒体16及び内筒体15を所定間隔を空けて取り付け、撹拌体31を支持体14の内側において内筒体15の上側に対向するように配置している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
染料及び染色用布片を収容する染色部と、前記染色部内に染色媒体を供給する供給部と、前記染色部内に充填された前記染色媒体の温度及び圧力を調整する調整部と、前記調整部を制御して前記染色部内の前記染色媒体を所定の温度及び所定の圧力に設定して超臨界流体の状態で染色処理を行う制御部とを備えている染色用試験装置において、
前記染色部は、前記供給部と管路を介して接続して内部に前記染色媒体を流通させる連通口が側面に形成されて上側が開口した容器本体と、前記容器本体内に配置された前記染料を収容する収容体と、前記容器本体の開口を着脱可能に密閉する封止体と、前記容器本体の内周面との間に所定間隔を空けて着脱可能に配置された筒状の支持体と、前記容器本体の内周面との間に所定間隔を空けて前記支持体の下側に着脱可能に取り付けられた外筒体と、前記外筒体の内側に所定間隔を空けて前記支持体の下側に着脱可能に取り付けられるとともに前記布片を周囲に保持する通液性の内筒体と、前記封止体の下側に取付けられるとともに前記支持体の内側において前記内筒体の上側に対向配置された撹拌体とを備えている染色用試験装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記内筒体は、メッシュ状の筒状体からなり、下端部に前記容器本体の底部に配置される台座部材が着脱可能に取り付けられている請求項1に記載の染色用試験装置。
【請求項3】
前記支持体は、外周面に複数の突起部が設けられており、前記突起部が前記容器本体の内周面に当接することで、前記容器本体の内周面との間に所定間隔を空けて配置されている請求項1又は2に記載の染色用試験装置。
【請求項4】
前記封止体は、前記撹拌体の回転軸を軸支しており、前記封止体の上側には、前記撹拌体を回転駆動する駆動機構が設けられている請求項1又は2に記載の染色用試験装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、超臨界流体を染色媒体として用いる布帛等の染色用試験装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
超臨界流体を染色媒体として用いる染色技術は、水を全く使用しない染色技術であり、超臨界流体を状態変化させることで循環・再利用することができ、きわめて環境負荷の少ない技術として注目されている。
【0003】
例えば、二酸化炭素(CO
2
)の場合には、超臨界又は亜超臨界の状態に設定された超臨界流体で染料を溶解し、染色槽内に配置した布帛に対して超臨界流体を通過させて染色を行い、染色完了後に超臨界流体を開放することで乾いた状態で布帛を取り出し、気体に戻ったCO
2
は加圧・圧縮することで液体として回収して再利用することができる。
【0004】
こうした超臨界流体を再利用して染色を行う処理装置としては、例えば、特許文献1には、染色用オートクレープ対して、ポンプ、熱交換器、飽和器を通して超臨界流体を供給し、染色用オートクレープから、放圧弁、凝縮器、液溜、ポンプを通して超臨界流体を回収して循環させる装置が記載されている。
【0005】
染色加工を行う場合、事前に染色試験を行った後試験結果に基づいて染色加工することが行われている。例えば、特許文献2では、恒温空気浴槽内に染色槽を配置し、染色槽内に撹拌子、サンプルの布帛、フィルタ間に挟んだ染料を入れて密封し、染色槽内の空気を二酸化炭素で置き換えた後、恒温空気浴槽内の温度を所定の温度に加熱して染色槽内に液体の二酸化炭素を供給して加圧し、所定の温度及び所定の圧力に制御することで染色槽内を超臨界状態に設定して染色試験を行う点が記載されている。
【0006】
また、特許文献3では、複数のサンプルを同時に染色試験するために、異なる容量の複数の染色カップにサンプル及び染料を投入して媒体ガス源から染色媒体を充填し、媒体ガス源と切り離した状態で加熱制御しながら回転させて同時に染色試験を行う点が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第3954103号公報
国際公開2018/123811号明細書
特許第6807086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
超臨界流体を染色媒体として用いた染色処理では、特許文献1に記載されているように、染色媒体を循環して使用することが可能となるが、閉鎖したシステムで処理することが必要となるため、染色試験を行う場合には、特許文献2に記載されているように、1つのサンプルを1つの試験条件で行うことになり、従来の水系染色に比べて効率的ではない。
【0009】
そのため、特許文献3に記載されているように、複数のサンプルを同時に染色試験を行うことが提案されているが、量産する染色加工装置と同じ条件で試験を行うことが難しく、染色の再現性が低いといった課題がある。
【0010】
そこで、本発明は、超臨界流体による染色処理において再現性の良好な染色を行うことができる染色用試験装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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