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公開番号2024108356
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023012672
出願日2023-01-31
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/16 20060101AFI20240805BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ドアに連動して定着ニップにおける挟持圧を変化させる構成を有しつつ、小型化可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、所定方向に並んで配置される第1側板及び第2側板を有する筐体と、定着ニップにおいて熱及び圧力を付与することで、シートに転写されたトナー像をシートに定着させる定着装置と、定着ニップにおいてシートを挟持する挟持圧を変化させる挟持圧変化部と、ドアと、ドアと挟持圧変化部とを連結する連結部と、を備える。第1側板は、開口部を有する。連結部は、所定方向において第1側板に対して第2側板とは反対側に配置される第1部分と、所定方向において第1側板に対して第2側板と同じ側に配置される第2部分と、を有し、開口部を貫通するように配置される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
所定方向に並んで配置される第1側板及び第2側板を有する筐体と、
トナー像を担持する像担持体を有し、前記第1側板と前記第2側板の間において前記筐体に対して装着されると共に、前記筐体から取り外し可能なカートリッジと、
前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写部と、
ヒータを備える加熱ユニットと、前記加熱ユニットと共に定着ニップを形成する加圧ローラと、を有し、前記定着ニップにおいて熱及び圧力を付与することで、シートに転写されたトナー像をシートに定着させる定着装置と、
前記定着装置が前記定着ニップにおいてシートを挟持する挟持圧を変化させる挟持圧変化部と、
前記筐体に対して閉じられた閉位置と、前記筐体に対して開かれた開位置と、に移動可能であり、前記カートリッジを前記筐体から取り外す際に、前記閉位置から前記開位置へと移動されるドアと、
前記ドアと前記挟持圧変化部とを連結し、前記ドアが前記閉位置から前記開位置へ移動されることで、前記挟持圧を低下させるように前記挟持圧変化部を動作させる連結部と、を備え、
前記第1側板は、開口部を有し、
前記連結部は、前記所定方向において前記第1側板に対して前記第2側板とは反対側に配置される第1部分と、前記所定方向において前記第1側板に対して前記第2側板と同じ側に配置される第2部分と、を有し、前記開口部を貫通するように配置される、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記連結部の前記第2部分は、前記カートリッジが前記筐体に対して着脱される際の前記カートリッジの移動軌跡に干渉しないように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1側板と前記第2側板の間に配置され、前記像担持体を露光することで前記像担持体上に静電潜像を形成する露光部を更に備え、
前記第2部分の少なくとも一部は、前記所定方向に見て前記露光部に重なるように配置されると共に、前記所定方向において前記第1側板と前記露光部との間に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記露光部は、前記所定方向における幅が前記カートリッジよりも狭い、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記所定方向において前記第1側板に対して前記第2側板とは反対側に配置されると共に、前記連結部の前記第1部分に干渉しないように配置される基板を更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記基板は、前記所定方向に見て、前記連結部の前記第2部分に重なるように配置される、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1側板の前記開口部は、鉛直方向において前記像担持体よりも上方に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記挟持圧変化部は、前記所定方向において前記定着装置の一方側に配置される第1カムと、前記所定方向において前記定着装置の他方側に配置される第2カムと、前記第1カムと前記第2カムとを連結するカム軸と、を有し、
前記カム軸は、鉛直方向において前記定着ニップよりも上方に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1部分は、前記ドアに係合する第1係合部を含み、
前記第2部分は、前記挟持圧変化部に係合する第2係合部を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記ドアは、前記閉位置において、前記筐体の天面の一部を構成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1によると、トナー像を担持する感光ドラムと、感光ドラムに担持されたトナー像をシートに転写する転写ローラと、転写ローラによってシートに転写されたトナー像をシートに定着させる定着装置と、を備えた画像形成装置が提案されている。定着装置は、加熱ヒータを内蔵する加熱ユニットと、加熱ユニットと共に定着ニップを形成する加圧ローラと、を有する。加熱ユニットは、加圧バネによって加圧ローラに付勢されている。
【0003】
また、画像形成装置には、開閉可能なドアと、加圧バネによる定着ニップにおける加圧力を解除させる当接離間機構と、ドアの開き動作に連動して、当接離間機構を動作させるリンク機構と、が設けられている。これにより、定着ニップにおいてジャムしたシートを容易に取り除くことができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-243851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のリンク機構は、画像形成装置の側板の外側に配置されていた。このため、画像形成装置が大型化する要因となっていた。
【0006】
そこで、本発明は、ドアに連動して定着ニップにおける挟持圧を変化させる構成を有しつつ、小型化可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、画像形成装置において、所定方向に並んで配置される第1側板及び第2側板を有する筐体と、トナー像を担持する像担持体を有し、前記第1側板と前記第2側板の間において前記筐体に対して装着されると共に、前記筐体から取り外し可能なカートリッジと、前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写部と、ヒータを備える加熱ユニットと、前記加熱ユニットと共に定着ニップを形成する加圧ローラと、を有し、前記定着ニップにおいて熱及び圧力を付与することで、シートに転写されたトナー像をシートに定着させる定着装置と、前記定着装置が前記定着ニップにおいてシートを挟持する挟持圧を変化させる挟持圧変化部と、前記筐体に対して閉じられた閉位置と、前記筐体に対して開かれた開位置と、に移動可能であり、前記カートリッジを前記筐体から取り外す際に、前記閉位置から前記開位置へと移動されるドアと、前記ドアと前記挟持圧変化部とを連結し、前記ドアが前記閉位置から前記開位置へ移動されることで、前記挟持圧を低下させるように前記挟持圧変化部を動作させる連結部と、を備え、前記第1側板は、開口部を有し、前記連結部は、前記所定方向において前記第1側板に対して前記第2側板とは反対側に配置される第1部分と、前記所定方向において前記第1側板に対して前記第2側板と同じ側に配置される第2部分と、を有し、前記開口部を貫通するように配置される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、ドアに連動して定着ニップにおける挟持圧を変化させる構成を有しつつ、画像形成装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施の形態に係るプリンタを示す全体概略図。
定着装置を示す断面図。
(a)は定着装置及び挟持圧変化部を示す斜視図、(b)はカムが離間位置に位置した状態の第1挟持圧変化ユニットを示す断面図、(c)はカムが当接位置に位置した状態の第1挟持圧変化ユニットを示す断面図。
カム及びカム軸を示す斜視図。
(a)は第1の実施の形態に係るカム軸の配置を示す図、(b)は比較例に係るカム軸の配置を示す図。
(a)はドアが閉位置に位置する際の、リンク部材の周辺構成を示す側面図、(b)はドアが開位置に位置する際の、リンク部材の周辺構成を示す側面図。
(a)はリンク部材の周辺構成を示す斜視図、(b)は図7(a)の7B-7B断面を示す断面図。
(a)はジャム処理について説明するための図、(b)はカートリッジの移動軌跡を示す断面図、(c)はリンク部材及び移動軌跡の位置関係を示す断面図。
(a)はドアが閉じた状態の変形例に係るプリンタを示す断面図、(b)はドアが開いた状態のプリンタを示す断面図。
(a)は第2の実施の形態に係るリンク部材の周辺構成を示す斜視図、(b)は図10(a)の10B-10B断面を示す断面図、(c)はリンク部材を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施の形態>
〔全体構成〕
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタ100は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ100は、図1に示すように、シートSを給送する給送部1と、シートSに画像を形成する画像形成部3と、を有している。また、プリンタ100は、シートの画像を定着させる定着装置9と、シートを排出トレイ51に排出させる排出3連ローラ50と、シートの両面に画像を形成するための両面搬送部52と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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