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公開番号2024108147
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2024009461
出願日2024-01-25
発明の名称検査選別装置
出願人メトラー-トレド・セーフライン・エックス-レイ・リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B07C 5/36 20060101AFI20240802BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】信頼性、安全使用及び使用しないときの装置の取り扱いが容易にできる検査選別装置を提供する。
【解決手段】搬送経路に沿って搬送ベルト上で搬送される物品が検査機構によって検査され、拒絶された物品が排出される検査選別装置において、搬送経路に沿って入口ゾーン、検査ゾーン、選別ゾーンが配置され、各ゾーンの側方に並ぶ空間がハウジングカバー70及び/又はサイドカバーによって覆われるが、ハウジングカバー及び/又はサイドカバーが装置の動作状態におけるカバー位置と、選別側からの選別ゾーン及び/又は選別ゾーンの下方の領域への側方のアクセスを許可する解放位置との間で移動可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
無端の搬送ベルト(20)を伴う搬送機構を支持する支持フレーム(10)を備え、無端の前記搬送ベルト(20)は、搬送経路に沿って前記搬送ベルト上で搬送される物品が検査機構(15)によって検査される検査ゾーン(40)に沿って延びるとともに、拒絶されるべき物品が、選別機構により、前記搬送経路を横断する方向で前記搬送経路から選別側へと移動されることによって選別される選別ゾーン(50)に沿って延び、
拒絶された物品が移動されて入る前記選別ゾーン(50)の側方に並ぶ空間は、ハウジングカバー(70)によって覆われるが、拒絶された物品が更に落下する又は重力によって滑り落ちることができるように前記選別ゾーン及び下側へと開放し、及び/又は
前記選別ゾーン(50)の下方の領域を前記選別側から側方に覆うサイドカバー(67)が設けられる、
検査選別装置(100)であって、
前記ハウジングカバー(70)及び/又は前記サイドカバー(67)は、前記装置の動作状態におけるカバー位置と、前記選別側からの前記選別ゾーン(50)及び/又は前記領域への側方のアクセスを許可する解放位置との間で移動可能であることを特徴とする検査選別装置(100)。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ハウジングカバー(70)と前記サイドカバー(67)とが接続され、前記カバー位置と前記解放位置との間のこれらのカバーの動きがリンクされる、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記カバー位置と前記解放位置との間の動きが、前記搬送経路の方向に沿って見て均一である、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記カバー位置と前記解放位置との間の動きが回動動作である、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記回動動作の回動軸が前記搬送経路に沿う方向の主成分を有する、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記サイドカバー(67)の前記解放位置において、前記搬送経路と前記選別ゾーンの下方の戻り経路とによって形成されるストラップにアクセス可能である、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記検査ゾーン、前記検査ゾーンの下方の更なる領域、入口ゾーンであって、当該入口ゾーンに沿って前記搬送ベルトが前記検査ゾーンの前記搬送経路の上流側に延びる、入口ゾーン、及び/又は前記入口ゾーンの下方の更に他の領域は、動作状態におけるそのカバー位置にある更なるサイドカバー構成(84、83)によって側方で覆われるとともに、全体として、又は2つ以上の部分で、移動可能である、特に、前記ハウジングカバー(70)及び/又は前記サイドカバー(67)の前記回動軸と平行又は同一線上にある回動軸の周りで特に回動可能である、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
作業位置において前記空間の下方に位置決め可能であり、前記空間に/前記空間を通じ落下する拒絶された物品を収容するための容器(76;78)を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記容器が前記サイドカバー及び/又は前記ハウジングカバーに取り外し可能に取り付けられ、前記ハウジングの動きが特に前記容器(76)の取り付け位置で有効である、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記搬送ベルトの搬送経路側と戻り経路側との間の空間を側方で覆う内側カバー(90)を有し、当該内側カバー(90)は、前記無端ベルトが前記内側カバー(90)に対して搬送方向を横断して相対的に移動されるときに前記無端ベルトの内部を通過するように寸法付けられる、請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検査選別装置、特に、無端搬送ベルトを伴う搬送機構を支持する支持フレームを備える検査選別装置に関し、無端搬送ベルトは、搬送経路に沿って搬送ベルト上で搬送される物品が検査機構によって検査される検査ゾーンに沿って延びるとともに、拒絶されるべき物品が、選別機構により、搬送経路を横断する方向で搬送経路から選別側へと移動されることによって選別される選別ゾーンに沿って延び、装置の動作状態において、拒絶された物品が移動されて入る選別ゾーンの側方に並ぶ空間は、ハウジングカバーによって覆われるが、拒絶された物品が更に落下する又は重力によって滑り落ちることができるようにするべく選別ゾーン及び下側へと開放し、及び/又は、装置には、選別ゾーンの下方の領域を選別側から側方に覆うサイドカバーが設けられる。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
当業者にはよく知られているように、検査及び選別は、とりわけ、食品又は医薬品のf.i.検査において、異物その他を回避するために食品又は医薬品が所定の条件に準拠しているかどうかをチェックするという観点から生じるタスクである。
【0003】
X線システムなどの放射線スキャナシステムが検査に使用される場合、カバーが迷放射線を含むX線放射線を遮蔽するように、装置を適切に覆う必要が更にある。このタスクは、拒絶された物品を物品の標準搬送経路から逸らし、拒絶されなかった物品に対して継続される選別メカニズムと競合する。すなわち、搬送経路及び搬送ベルトからそれぞれ出るためには、遮蔽カバーに開口が必要であり、そのような開口の背後の空間、すなわち、拒絶された物品がf.i.拒絶された物品を収集する拒絶容器へとたどる拒絶経路の少なくとも一部に沿った空間も保護される必要がある。
【0004】
このため、X線検査及び選別システムは、分離されたX線検査システムモジュールを伴うモジュール式ユニットとして実装されることが多く、X線検査システムモジュールは、それ自体が選別機構を有さず、選別ユニットが更に下流側に設けられる処理ラインに挿入され得る。しかしながら、検査と選別とが1つの装置内で行なわれ、その無端搬送ベルトが検査ゾーンと選別ゾーンの両方に沿って延在する非モジュール式システムもある。そのようなシステムは、WO2009/112852A1の文書に開示されるf.i.であり、このシステムでは、連続ベルトが検査ポイント及び拒絶ポイントを通過し、拒絶された物品物を収容するために容器が拒絶ポイントの位置に横に配置される。この文書は、更に、異物試験片及びIDゾーンを伴う積層カードの形態で、そのような装置の測定及び/又は監視機器に挑戦するように適合された試験サンプルに関する。
【0005】
EP3486640A1には、拒絶容器上端と拒絶容器下端との間に分離ギャップが設けられる放射線スキャナシステム及び選別システムが開示される。分離ギャップは、コンベヤベルトの搬送セクションがそこを通過できるようにし、コンベヤベルトループのたるみ戻りセクションが拒絶容器下端の周囲に通される。これにより、EP3486640A1は、装置の動作/作業位置において放射線スキャナシステムの筐体キャビネットの前面の残りの幅全体(拒絶容器が配置される選別ゾーンを除く)にわたって搬送方向に延びる1つの筐体ドアのみを取り外す又は開くことによって放射線スキャナシステムの筐体キャビネットからコンベヤベルトを取り出す問題を解決する。
【0006】
米国特許出願公開第2002/0060174(A1)号明細書は、ノズルから物品に吹き付けられるべき空気の流れを調整し、上記空気吹き込みによって物品を確実に選別できるようにするためのカバーを伴う特定のノズル構成を開示する。ここで、排出された物品のための選別カバーは斜めに配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
WO2009/112852A1
EP3486640A1
米国特許出願公開第2002/0060174(A1)号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、最初に紹介した検査選別装置、すなわち、WO2009/112852A1に開示されているような、同一の無端搬送ベルトに沿って検査及び選別が行なわれる装置を改良しようとしており、信頼性、安全使用、及び使用しないときの装置の容易な取り扱いの組み合わせを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的のために、本発明は、最初に紹介した種類の検査選別装置の更なる発展を提供し、この装置は、ハウジングカバー及び/又はサイドカバーが、装置の動作/作業状態におけるカバー位置と、選別側からの選別ゾーン及び/又は上記領域への側方のアクセスを許可する解放位置との間で移動可能であることを本質的に特徴とする。
【0010】
上記解放位置では、移動されたハウジングカバー/サイドカバーが依然として装置に接続される場合、それにより、取り外し及び再取り付けが必要なく、より良好なアクセスが与えられ、装置内部のf.i.洗浄が可能になり、また、サイドカバーが移動されるとき、ベルトの取り外しのためのアクセス可能性もより良好となる一方で、未使用時の装置の取り扱いは、部品の追加の必要な移動に関してより多くの操作/取り扱いステップが必要になる場合でも、依然として快適である。一方、ハウジングカバー及び/又はサイドカバーは、装置の動作/作業状態ではカバー位置にあるので、選別ゾーンの領域にも十分な被覆/遮蔽が提供される。ここで、高さ方向に見られるように、選別ゾーンの位置での選別側の遮蔽は、好ましくは搬送ベルトの戻り経路の高さレベルまで、更にはそれを超えて下方に達している。
(【0011】以降は省略されています)

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