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公開番号2024108983
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023022009
出願日2023-01-31
発明の名称ゴミ自動分別装置
出願人株式会社Aladdin
代理人
主分類B07C 5/10 20060101AFI20240805BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】本発明のゴミ自動分別装置に関し、ゴミの投入を検知し、ゴミの種類を特定し、種類ごと仕分けをし、ゴミの種類ごとの所定の空間に収容するゴミ自動分別装置に関する。
【解決手段】対象のゴミ投入口3の周囲に設けたゴミ投入識別機と、ゴミ仕分装置11と、ゴミ収容空間7,8,9,10とから成るゴミ自動識別装置1であり、ゴミ仕分装置11は、ゴミ情報取得装置5と、ゴミ情報所得装置5から送信されたゴミ情報から、アルゴリズムによってゴミ種類別情報を特定し記憶する電子装置4と、電子装置4から送信されたゴミ種類別情報から、ゴミの種類に応じたゴミ収容空間7,8,9,10にゴミを振り分けるゴミ仕分装置11とからなり、ゴミ収容空間7,8,9,10には、ゴミ量検知装置14を設けてなることを特徴とするゴミ自動識別装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象のゴミを投入するための投入口と、回収箱内に取り付けられた、ゴミの投入を検知し後述の電子装置を起動させる物体検知センサと、画像データ等のゴミ情報を取得するゴミ情報取得装置と、検知したゴミ情報を受信してゴミ種類別情報を取得する電子装置と、前記ゴミ種類別情報に基づき稼働するゴミ圧縮装置と前記ゴミの種類別情報に基づきゴミを振り分ける振分装置と、ゴミを前記ゴミ種類別情報に対応させて収納する収容空間からなるゴミ自動識別装置であり、前記投入口から投入されると、重量測定が可能なステージや超音波センサ等からなる前記物体検知装置で投入を検知し前記電源装置を起動させ、カメラ等の前記検知ユニットにより画像データ等のゴミ情報を取得し前記電子装置に送信し、該電子装置は受信したゴミ情報を機械学習によるアルゴリズムによってゴミの種類別情報を取得し、前記ゴミ圧縮装置および前記振分装置に送信し、前記ゴミ圧縮装置は受信したゴミの種類別情報に基づきゴミを圧縮し、前記振分装置は受信したゴミの種類別情報に基づき収容空間へ振り分け収納することを特徴とするゴミ自動識別装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記検知ユニットが画像取得ユニットであり、ゴミの画像を撮像して画像データを取得し、前記電子装置4に送信することを特徴とする請求項1記載のゴミ自動識別装置。
【請求項3】
前記電子装置4は、予め大量のゴミの画像とその画像に紐づく缶、瓶、ペットボトルなどのゴミの種別を表した正解ラベルに紐づいたデータを学習させることで前記画像取得ユニットによって取得した画像について最も関連性の高い種類別情報を特定し、該種類別情報に基づいて制御信号を発送する人工神経回路網アルゴリズムであることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載のゴミ自動識別装置。
【請求項4】
上記ゴミはプラスチックピン、ペットボトル、一般ゴミ、紙類、鉄・アルミ缶、ガラスピン、紙パックまたは日常生活における廃棄物であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1乃至3のいずれか1項に記載のゴミ自動識別装置。
【請求項5】
前記ゴミ圧縮装置は、前記電子装置4によって前記情味種類別情報と関連付けたゴミ圧縮情報を特定し、前記電子装置4から送信されたゴミ圧縮情報に基づき前記圧縮装置を稼働させ、圧縮可能なゴミに対して振り分け装置に移動する前に圧縮を行う、もしくは特定の収容空間にゴミが移動した後に、ゴミの総量を減らす目的でゴミ量検知装置14により判定された圧縮適正時期に収容空間におけるゴミの圧縮を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1乃至4のいずれか1項に記載のゴミ自動識別装置。
【請求項6】
前記ゴミ自動識別装置にゴミの収容量を検知し回収時期を専用アプリやSNS、SMS、電話を通じて通知する情報発信装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のゴミ自動識別装置。
【請求項7】
前記ゴミ自動識別装置に人や障害物を避けながら回収場所や充電ステーションなどの特定エリアに自律的な移動を可能とするGPSセンサ16、LiDARのいずれか1つもしくは両方を組み合わせた障害物検知装置と自走装置とからなる自律走行装置17を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のゴミ自動識別装置。
【請求項8】
前記ゴミ自動識別装置に表情や年齢、外見といった利用者の特徴を捉え、市場調査に向けたデータを蓄積するための可視カメラと通信モジュールから成る情報提供装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のゴミ自動識別装。
【請求項9】
前記ゴミ自動識別装置に各個人の端末とのアクセスを可能とするアクセスポイント装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のゴミ自動識別装置。
【請求項10】
前記ゴミ自動識別装置に、外気温などの天候を観測し最適なゴミ回収ルートの決定、回収優先度の決定、マーケティングのいずれか一つ、もしくは複数を組み合わせた温度湿度センサと通信モジュールとから成る温度湿度測定装置15を設けたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のゴミ自動識別装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明のゴミ自動分別装置に関し、ゴミの投入を検知し、ゴミの種類を特定し、種類ごと仕分けをし、ゴミの種類ごとの所定の空間に収容するゴミ自動分別装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
本発明のゴミ自動分別装置は、外部からの情報を受信し、音声や画像で伝達する情報提供装置を備えることもでき、情報伝達のための中継媒体や緊急時の救難信号の発信媒体とすることも可能。
【0003】
本発明のゴミ自動分別装置は、気温や湿度といった環境情報を取得する測定装置を備えることもでき、本自動分別装置を設置した地域の気温や湿度といった環境情報をクラウド上で蓄積・管理することで気象条件に伴うゴミ投入確率の推測が可能となり、効率的なゴミ回収のための自走ルートを割り出すことが可能。
【0004】
本発明のゴミ自動分別装置は、ディスプレイ、紙等の広告装置18を備えることもでき、広告媒体としても使用することが可能。
【0005】
本発明のゴミ自動分別装置は、投入され種類を特定したゴミを圧縮する圧縮装置を備えることもでき、ゴミの容積を減少させ、収容空間への収容を効率的に行うことも可能。また、ゴミの種類によって圧縮装置を稼働させるため、ガラス瓶のように圧縮できないものや、搭載した圧縮装置の能力では圧縮できない種類のゴミは圧縮しないというような設定も可能。
【0006】
本発明のゴミ自動分別装置は、ゴミ収容空間内ゴミの収容量を検知し回収時期を専用アプリやSNS、SMS、電話を通じて通知する情報発信装置を設けることもでき、本ゴミ自動分別装置に収容されているゴミを回収する時期を効率的に管理者に通知することも可能。
【0007】
本発明のゴミ自動分別装置は、自律走行装置を備えることもでき、ゴミ自動分別装置を移動させながらゴミを回収したり、人の多いエリアに移動してゴミを回収したりすることもでき、かつ充電も自動で行うことも可能。
【0008】
本発明のゴミ自動分別装置は、ゴミ投入者の表情や年齢、外見といった利用者の特徴を捉える情報提供装置を備えることもでき、この情報に基づき市場調査に向けたデータの取得や投入者に向けた広告等を表示することが可能。
【0009】
本発明のゴミ自動分別装置は、各個人の端末とのアクセスを可能とするアクセスポイント機能を備えることもでき、可能災害時や緊急時に、大手通信キャリア会社の通信網が遮断された場合には、アクセスポイントとして稼働し、各個人の端末からアクセス可能にするインフラ機器としての役割を担うことも可能。
【背景技術】
【0010】
家庭から排出される不燃ゴミは各機関で処理し粉々にした後、鉄やアルミなどの再利用可能な資源が回収される。この回収後に残った不燃破砕残渣は最終処分場として埋め立てられるが、近年では最終処分場の残余年数が懸念されている。さらに、埋め立て処置は固形廃棄物の多くに適用されるが、太陽光や微生物等自然の力によって分解されにくいゴミも少なくない。他方、可燃ゴミの焼却処分には化石燃料がしばしばしようされるが、周知の通り化石燃料は有限の枯渇資源であり、年々その値段が高騰し続けている。また、焼却時に排出される温室効果ガスによる温暖化問題や環境汚染につながる。
以上のことから、世界の抱える喫緊の問題としてゴミの減量と資源への再利用が強く求められている。しかしゴミの多様化により、ゴミ資源分別の標準化及び自動化が困難を極め、人の手作業による分別が強いられるが人力を頼る状況下において、コストや手間など廃棄物処理業者にとっての大きな負担となりうる。また、従来のゴミ箱ではからの容器をそのまま回収することで、収容空間に対して十分な個数のゴミを収容できない問題がある。このことはゴミ回収の機会を増やすだけでなく、ゴミ袋等のコストの増加につながる欠点として広く知られている。さらに、ゴミ箱の設置促進という観点からゴミの回収用途だけに留まらず災害時に有効となる機能等の消費者にとって有用な各種機能等を備えることも求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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