TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024106239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-07
出願番号2023010473
出願日2023-01-26
発明の名称分散板、ガス供給機構及び基板処理装置
出願人東京エレクトロン株式会社
代理人個人,個人
主分類C23C 16/455 20060101AFI20240731BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】熱応力を低減することができる分散板、ガス供給機構及び基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板処理装置の処理容器内に配置される分散板であって、中央部と前記中央部を囲む外周部とを有する、円盤状の本体部と、前記中央部に形成され、前記処理容器内の基板を処理する第1空間へ開口する複数の第1孔と、を備え、前記本体部は、前記中央部に前記本体部を厚さ方向に貫通するスリットを有する、分散板が提供される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基板処理装置の処理容器内に配置される分散板であって、
中央部と前記中央部を囲む外周部とを有する、円盤状の本体部と、
前記中央部に形成され、前記処理容器内の基板を処理する第1空間へ開口する複数の第1孔と、を備え、
前記本体部は、
前記中央部に前記本体部を厚さ方向に貫通するスリットを有する、
分散板。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記スリットは、前記中央部の中心から又は前記中心を通る径方向の線から所定角度傾けて前記外周部に向かって形成されている、
請求項1に記載の分散板。
【請求項3】
前記スリットは、前記中央部の中心から又は前記中心から所定角度傾けて放射状に形成されている、
請求項2に記載の分散板。
【請求項4】
前記スリットは、前記外周部に向かって複数に分岐している、
請求項3に記載の分散板。
【請求項5】
前記スリットは、周方向に形成されている、
請求項1に記載の分散板。
【請求項6】
前記スリットは、前記中央部の中心を通る軸に対して回転対称に形成されている、
請求項1に記載の分散板。
【請求項7】
前記スリットは、前記複数の第1孔を横切って前記本体部を厚さ方向に貫通する、
請求項1~6のいずれか一項に記載の分散板。
【請求項8】
前記スリットは、前記複数の第1孔を避けて前記本体部を厚さ方向に貫通する、
請求項1~6のいずれか一項に記載の分散板。
【請求項9】
前記スリットは、前記複数の第1孔の中心を結ぶように形成されている、
請求項7に記載の分散板。
【請求項10】
前記スリットの末端は、前記複数の第1孔の少なくともいずれかに繋がっている、
請求項1~6のいずれか一項に記載の分散板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、分散板、ガス供給機構及び基板処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、シャワープレートの直下に、プラズマ中のイオンをトラップするための複数の貫通穴が設けられた板部材を配置することを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-203155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、熱応力を低減することができる分散板、ガス供給機構及び基板処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一の態様によれば、基板処理装置の処理容器内に配置される分散板であって、中央部と前記中央部を囲む外周部とを有する、円盤状の本体部と、前記中央部に形成され、前記処理容器内の基板を処理する第1空間へ開口する複数の第1孔と、を備え、前記本体部は、前記中央部に前記本体部を厚さ方向に貫通するスリットを有する、分散板が提供される。
【発明の効果】
【0006】
一の側面によれば、熱応力を低減することができる分散板、ガス供給機構及び基板処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す断面斜視図。
図1のプラズマ処理装置のシャワーヘッドとその周辺を示す断面図。
第1実施例のスリットを示す図2のA-A断面図。
スリットを有しない分散板への熱応力のシミュレーション結果の一例を示す図。
第2実施例のスリットを示す図2のA-A断面図。
第3実施例のスリットを示す図2のA-A断面図。
第4実施例のスリットを示す図2のA-A断面図。
第5実施例のスリットを示す図2のA-A断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0009】
本明細書において平行、直角、直交、水平、垂直、上下、左右などの方向には、実施形態の効果を損なわないほどのずれが許容される。角部の形状は、直角に限られず、弓状に丸みを帯びてもよい。平行、直角、直交、水平、垂直、円、一致には、略平行、略直角、略直交、略水平、略垂直、略円、略一致が含まれてもよい。
【0010】
[基板処理装置]
基板処理には、ALD(Atomic Layer Deposition)装置、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置による成膜処理やALE(Atomic Layer Etching)装置によるエッチング処理がある。VHF又はUHFの電磁波(高周波)を使用して生成したプラズマにより成膜処理及び/又はエッチング処理を行う場合、13.56MHzを一例とする高周波を使用して生成したプラズマと比較してイオンによるダメージが低い。また、高密度プラズマにより堆積速度やエッチング速度の上昇、高被覆性等を期待できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
マイクロ波プラズマCVD装置
1か月前
個人
マイクロ波プラズマCVD装置
2か月前
株式会社昭和真空
成膜装置
1か月前
株式会社レゾナック
成膜装置
2か月前
東京エレクトロン株式会社
成膜方法
1か月前
三浦工業株式会社
蒸気ボイラ装置用水処理剤
2か月前
株式会社川本製作所
ポンプ
3か月前
株式会社カネカ
気化装置及び蒸着装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
部材及びその製造方法
2か月前
株式会社アルバック
真空蒸着方法
9日前
東京エレクトロン株式会社
基板処理方法
9日前
住友重機械工業株式会社
成膜装置
2か月前
株式会社アルバック
スパッタリング装置
2か月前
クアーズテック合同会社
半導体熱処理部材
2か月前
伯東株式会社
冷却水系に設けられた金属の腐食抑制方法
1か月前
AGC株式会社
マグネトロンスパッタ装置
3か月前
北京科技大学
溶融塩電解による高珪素鋼の製造方法
23日前
上村工業株式会社
めっき析出状況の測定装置
26日前
マクセル株式会社
部分メッキ部品の製造方法
2か月前
マクセル株式会社
部分めっき部品の製造方法
1か月前
学校法人関東学院
無電解ニッケルめっき浴の再生方法
9日前
ノリタケ株式会社
添加剤および金属の製造方法
1か月前
株式会社サンギ
膜形成装置
2か月前
株式会社アルバック
真空蒸着装置用の蒸着源
27日前
株式会社アルバック
真空蒸着装置用の蒸着源
27日前
株式会社クラフト
膜厚調整装置及び加飾容器の製造方法
2か月前
株式会社アルバック
真空蒸着装置用の蒸着源
27日前
大阪富士工業株式会社
ボイラー管のリコート方法
3か月前
大陽日酸株式会社
供給方法および供給装置
1か月前
キヤノントッキ株式会社
成膜装置
3か月前
キザイ株式会社
プラスチック用のエッチング溶液
1か月前
松田産業株式会社
貴金属蒸着材料
2日前
東京エレクトロン株式会社
成膜方法及び成膜装置
1か月前
東京エレクトロン株式会社
成膜方法及び成膜装置
1か月前
東京エレクトロン株式会社
成膜方法及び成膜装置
1か月前
株式会社カネカ
基板トレイ及び膜付き基板製造方法
9日前
続きを見る