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公開番号
2024105344
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-06
出願番号
2024070994,2021531836
出願日
2024-04-25,2019-12-18
発明の名称
多量体T細胞調節ポリペプチド及びその使用方法
出願人
キュー バイオファーマ, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
19/00 20060101AFI20240730BHJP(有機化学)
要約
【課題】T細胞調節ポリペプチド及びその使用を提供する。
【解決手段】免疫調節ポリペプチド、エピトープ提示ペプチド、及びクラスI MHCポリペプチドを含む、T細胞調節多量体ポリペプチドを提供する。T細胞調節多量体ポリペプチドは、T細胞の活性の調節、及び個体における免疫応答の調節に有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
a)以下:
i)がん関連ペプチドエピトープであって、前記ペプチドエピトープが8アミノ酸から16アミノ酸の長さを有する、がん関連ペプチドエピトープと、
ii)β2-ミクログロブリン(β2M)ポリペプチドと、
iii)前記がん関連ペプチドエピトープと前記β2Mポリペプチドとの間に配置された、Cysを含むリンカーと
を含む、第1のポリペプチド、及び
b)以下:
i)MHCクラスI重鎖ポリペプチドと、
ii)少なくとも1つの活性化免疫調節ポリペプチドと、
iii)免疫グロブリン(Ig)Fcポリペプチドと
を含む、第2のポリペプチド、
を含む、少なくとも1つのヘテロ二量体
を含む、T細胞調節多量体ポリペプチドであって、
前記少なくとも1つのヘテロ二量体が、少なくとも第1のジスルフィド結合および第2のジスルフィド結合を含み、前記第1のジスルフィド結合が、(i)前記ペプチドエピトープと前記β2Mポリペプチドとの間の、Cysを含むリンカー内のCys残基と、(ii)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド内のCys残基との間で形成され、かつ前記第2のジスルフィド結合が、前記β2Mポリペプチド内のCys残基と前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド内のCys残基との間に形成され、かつ
前記T細胞調節多量体ポリペプチドが、1つ以上の追加のリンカーを含み、かつ前記1つ以上のリンカーが、1つ以上の以下の成分の間に配置され、
i)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチドと前記Ig Fcポリペプチド、
ii)活性化免疫調節ポリペプチドと前記MHCクラスIポリペプチド、
iii)Ig Fcポリペプチドと活性化免疫調節ポリペプチド、及び
iv)前記T細胞調節多量体ポリペプチドが2つ以上の活性化免疫調節ポリペプチドを含む場合、前記活性化免疫調節ポリペプチドの間、かつ
前記ペプチドエピトープが、ヒトパピローマウイルス(HPV)抗原、αフェトタンパク質(AFP)抗原、及びウィルムス腫瘍-1(WT1)抗原のペプチドエピトープ以外である、T細胞調節多量体ポリペプチド。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
a)前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
i)前記ペプチドエピトープ、
ii)前記Cysを含むリンカー、及び
iii)前記β2-ミクログロブリンポリペプチド
を含み、かつ
b)前記第2のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
i)少なくとも1つの免疫調節ポリペプチド、
ii)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド、及び
iii)Ig Fcポリペプチド
を含み、
前記第2のポリペプチドの1つ以上の成分の間に1つ以上の独立に選択されるリンカーを含む、
請求項1に記載のT細胞調節多量体ポリペプチド。
【請求項3】
a)前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
i)前記ペプチドエピトープ、
ii)前記Cysを含むリンカー、及び
iii)前記β2-ミクログロブリンポリペプチド
を含み、かつ
b)前記第2のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
i)前記MHCクラスI重鎖ポリペプチド
ii)Ig Fcポリペプチド、及び
iii)少なくとも1つの免疫調節ポリペプチド
を含み、
前記第2のポリペプチドの1つ以上の成分の間に1つ以上の独立に選択されるリンカーを含む、
請求項2に記載のT細胞調節多量体ポリペプチド。
【請求項4】
前記少なくとも1つの免疫調節ポリペプチドが、サイトカイン、4-1BBLポリペプチド、ICOS-Lポリペプチド、OX-40Lポリペプチド、CD80ポリペプチド、CD86ポリペプチド、CD40ポリペプチド、CD70ポリペプチド、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1~3のいずれか一項に記載のT細胞調節多量体ポリペプチド。
【請求項5】
前記少なくとも1つの免疫調節ポリペプチドがIL-2ポリペプチドである、請求項1~4のいずれか一項に記載のT細胞調節多量体ポリペプチド。
【請求項6】
前記免疫調節ポリペプチドが、IL-2受容体に対し、野生型IL-2ポリペプチドの前記IL-2受容体に対する親和性に比べて低い親和性を示す、バリアント型IL-2ポリペプチドである、請求項5に記載のT細胞調節多量体ポリペプチド。
【請求項7】
前記バリアント型IL-2ポリペプチドが、H16及びF42におけるアミノ酸置換を含み、前記アミノ酸ナンバリングがSEQ ID NO:15に記載のアミノ酸配列に基づく、請求項6に記載のT細胞調節多量体ポリペプチド。
【請求項8】
前記バリアント型IL-2ポリペプチドが、H16A置換及びF42A置換を含み、前記アミノ酸ナンバリングがSEQ ID NO:15に記載のアミノ酸配列に基づく、請求項7に記載のT細胞調節多量体ポリペプチド。
【請求項9】
前記多量体ポリペプチドが少なくとも2つの免疫調節ポリペプチドを含み、前記免疫調節ポリペプチドのうちの少なくとも2つが同じであり、前記2つ以上の免疫調節ポリペプチドがタンデムに存在する、請求項1~8のいずれか一項に記載のT細胞調節多量体ポリペプチド。
【請求項10】
前記Ig Fcポリペプチドが、SEQ ID NO:457~460のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を有する、請求項1~9のいずれか一項に記載のT細胞調節多量体ポリペプチド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
相互参照
本出願は、2018年12月19日に出願された米国仮特許出願第62/782,205号、及び2019年3月6日に出願された米国仮特許出願第62/814,707号の利益を主張し、これらの出願はその全体が参照により本明細書に援用される。
続きを表示(約 6,000 文字)
【背景技術】
【0002】
序文
適応免疫応答は、主要組織適合遺伝子複合体(MHC、ヒトにおいてはヒト白血球抗原(HLA)複合体とも呼ばれる)による、T細胞の表面上に存在するT細胞受容体(TCR)の、抗原提示細胞(APC)の表面上に非共有提示された低分子ペプチド抗原との結合によって行われる。この結合は免疫系の標的化機構を表し、T細胞調節(活性化または抑制)とエフェクター機能に必要不可欠な分子相互作用である。エピトープ特異的な細胞標的化に続き、標的化T細胞は、APC上に存在する共刺激タンパク質の、T細胞上の対応共刺激タンパク質との結合により活性化される。エピトープ/TCR結合と、APC共刺激タンパク質のT細胞共刺激タンパク質との結合の両方のシグナルは、T細胞の特異性及び活性化または抑制を駆動するのに必要とされる。TCRは任意のエピトープに特異的であるが、共刺激タンパク質はエピトープ特異的ではなく、その代わりに、全てのT細胞上または多くのT細胞サブセット上に概ね発現している。
【発明の概要】
【0003】
概要
本開示は、免疫調節ポリペプチド、クラスI HLAポリペプチド(クラスI HLA重鎖ポリペプチド及びβ2ミクログロブリンポリペプチド)、及びT細胞受容体にエピトープを提示するペプチドを含む、T細胞調節多量体ポリペプチド(TMMP)を提供する。TMMPは、T細胞の活性を調節するのに、及び個体における免疫応答を調節するのに有用である。
[本発明1001]
a)以下:
i)ペプチドエピトープであって、前記ペプチドが少なくとも4アミノ酸の長さを有する、ペプチドエピトープと、
ii)第1の主要組織適合遺伝子複合体(MHC)ポリペプチドと
を含む、第1のポリペプチド、
b)第2のMHCポリペプチドを含む、第2のポリペプチド、及び
c)少なくとも1つの免疫調節ポリペプチド
を含む、少なくとも1つのヘテロ二量体
を含む、T細胞調節多量体ポリペプチド。
[本発明1002]
前記少なくとも1つの免疫調節ポリペプチドのうちの少なくとも1つが、同種共免疫調節ポリペプチドに対して、対応する野生型免疫調節ポリペプチドの前記同種共免疫調節ポリペプチドに対する親和性に比べて低い親和性を示す、バリアント型免疫調節ポリペプチドであり、
前記エピトープが、T細胞上のT細胞受容体(TCR)に少なくとも10
-7
Mの親和性で結合し、それにより、
i)前記T細胞調節多量体ポリペプチドが、第1のT細胞に対して、前記T細胞調節多量体ポリペプチドが第2のT細胞に結合する親和性に比べて少なくとも25%高い親和性で結合し、
前記第1のT細胞がその表面に、前記同種共免疫調節ポリペプチドと、少なくとも10
-7
Mの親和性で前記エピトープに結合するTCRとを発現し、
前記第2のT細胞がその表面に、前記同種共免疫調節ポリペプチドを発現するが、少なくとも10
-7
Mの親和性で前記エピトープに結合するTCRをその表面に発現せず、及び/または
ii)同種共免疫調節ポリペプチドに対する、野生型免疫調節ポリペプチドを含む対照T細胞調節多量体ポリペプチドの結合親和性と、前記同種共免疫調節ポリペプチドに対する、前記野生型免疫調節ポリペプチドのバリアント型を含む前記T細胞調節多量体ポリペプチドの前記結合親和性との比が、バイオレイヤー干渉法によって測定した際に、1.5:1~10
6
:1の範囲にある、
本発明1001のT細胞調節多量体ポリペプチド。
[本発明1003]
a)前記T細胞調節多量体ポリペプチドが、前記第1のT細胞に対し、前記第2のT細胞に結合する親和性に比べて、少なくとも50%、少なくとも2倍、少なくとも5倍、または少なくとも10倍高い親和性で結合し、及び/または
b)前記バリアント型免疫調節ポリペプチドが、約10
-4
M~約10
-7
M、約10
-4
M~約10
-6
M、約10
-4
M~約10
-5
Mの親和性で前記共免疫調節ポリペプチドに結合し、及び/または
c)同種共免疫調節ポリペプチドに対する、野生型免疫調節ポリペプチドを含む対照T細胞調節多量体ポリペプチドの前記結合親和性と、前記同種共免疫調節ポリペプチドに対する、前記野生型免疫調節ポリペプチドのバリアント型を含む前記T細胞調節多量体ポリペプチドの前記結合親和性との比が、バイオレイヤー干渉法によって測定した際に、少なくとも10:1、少なくとも50:1、少なくとも10
2
:1、または少なくとも10
3
:1である、
本発明1002のT細胞調節多量体ポリペプチド。
[本発明1004]
a1)前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
i)前記ペプチドエピトープ、
ii)前記第1のMHCポリペプチド、及び
iii)少なくとも1つの免疫調節ポリペプチド
を含み、かつ
b1)前記第2のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
i)前記第2のMHCポリペプチド、及び
ii)免疫グロブリン(Ig)Fcポリペプチド
を含むか;または
a2)前記第1のポリペプチドが、N末端からC末端の順に、
i)前記ペプチドエピトープ、及び
ii)前記第1のMHCポリペプチド
を含み、かつ
【図面の簡単な説明】
【0004】
本開示の様々なTMMPの概略図である。
図1-1の説明を参照。
本開示の様々なジスルフィド結合TMMPの概略図である。
図2-1の説明を参照。
免疫グロブリンFcポリペプチドのアミノ酸配列を示す。A~Gの配列を、それぞれ、SEQ ID NO:449~460に示す。
図3-1の説明を参照。
図3-1の説明を参照。
図3-1の説明を参照。
ヒト(Homo sapiens)(NP_004039.1;SEQ ID NO:19)、チンパンジー(Pan troglodytes)(NP_001009066.1;SEQ ID NO:19)、アカゲザル(Macaca mulatta)(NP_001040602.1;SEQ ID NO:20)、ウシ(Bos taurus)(NP_776318.1;SEQ ID NO:21)及びマウス(Mus musculus)(NP_033865.2;SEQ ID NO:22)由来のβ-2ミクログロブリン(β2M)前駆体(すなわち、リーダー配列を含む)の複数のアミノ酸配列アラインメントを示す。アミノ酸1~20はシグナルペプチドである。
対立遺伝子A
*
0101(SEQ ID NO:23)、A
*
1101(SEQ ID NO:24)、A
*
2402(SEQ ID NO:25)及びA
*
3303(SEQ ID NO:26)の全長ヒトHLA重鎖(A)、対立遺伝子B
*
0702の全長ヒトHLA重鎖(SEQ ID NO:27)(B)、ならびに全長ヒトHLA-C重鎖(SEQ ID NO:28)(C)のアミノ酸配列を示す。
図5-1の説明を参照。
リーダー配列、膜貫通ドメイン、及び細胞内ドメインを除いた、11種の成熟MHCクラスI重鎖アミノ酸配列のアラインメントを示す。上から順に、SEQ ID NO:41~51である。
図6-1の説明を参照。
HLA-A重鎖アミノ酸配列(それぞれ、SEQ ID NO:198~206)のアラインメントを示す。
図7A-1の説明を参照。
HLA-A重鎖のコンセンサス配列(SEQ ID NO:29)を示す。
HLA-B重鎖アミノ酸配列(それぞれ、SEQ ID NO:207~213)のアラインメントを示す。
図8A-1の説明を参照。
HLA-B重鎖のコンセンサス配列(SEQ ID NO:30)を示す。
HLA-C重鎖アミノ酸配列(それぞれ、SEQ ID NO:214~222)のアラインメントを示す。
図9A-1の説明を参照。
HLA-C重鎖のコンセンサス配列(SEQ ID NO:31)を示す。
HLA-E、HLA-F、及びHLA-G重鎖のそれぞれについてのコンセンサスアミノ酸配列(それぞれ、SEQ ID NO:32~34)を示す。可変アミノ酸(aa)の位置を、連続番号を付した「X」残基として示す。アミノ酸84、139、及び236の位置には二重下線を引いている。
HLA-A(SEQ ID NO:35)、HLA-B(SEQ ID NO:36)、HLA-C(SEQ ID NO:37)、HLA-E(SEQ ID NO:38)、HLA-F(SEQ ID NO:39)、及びHLA-G(SEQ ID NO:40)のコンセンサスアミノ酸配列のアラインメントを示す。
本開示の多重ジスルフィド結合TMMPの概略図を示す。
図12-1の説明を参照。
本開示のジスルフィド結合TMMPの構成の例の概略図を示す。
図13-1の説明を参照。
本開示のTMMPにおける免疫調節ポリペプチドの位置の例の概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0005】
定義
用語「ポリヌクレオチド」及び「核酸」は、本明細書において同じ意味で用いられ、任意の長さを有するヌクレオチドのポリマー形態(リボヌクレオチドまたはデオキシリボヌクレオチドのいずれか)のことを意味する。それゆえ、この用語は、一本鎖、二本鎖、もしくは多本鎖のDNAもしくはRNA、ゲノムDNA、cDNA、DNA-RNAハイブリッド、または、プリン塩基及びピリミジン塩基、もしくは、その他の天然ヌクレオチド塩基、化学的に修飾したヌクレオチド塩基もしくは生化学的に修飾したヌクレオチド塩基、非天然ヌクレオチド塩基、もしくは誘導体化されたヌクレオチド塩基を含むポリマー、を含むがこれらに限定されない。
【0006】
用語「ペプチド」、「ポリペプチド」及び「タンパク質」は、本明細書において同じ意味で用いられ、任意の長さを有するアミノ酸のポリマー形態のことを意味し、コード及び非コードアミノ酸、化学的にもしくは生化学的に修飾もしくは誘導体化されたアミノ酸、及び、修飾ペプチド主鎖を有するポリペプチドを含んでいてもよい。
【0007】
ポリヌクレオチドまたはポリペプチドは、別のポリヌクレオチドまたはポリペプチドに対する特定のパーセント「配列同一性」を有し、そのことは、アラインして2つの配列を比較する際に、塩基またはアミノ酸のパーセンテージが同一であり、同一の相対位置にあることを意味する。配列同一性については多数の異なる方法を用いて測定することができる。配列同一性を測定するために、様々な簡便な方法、及び、world wide webにおいて、ncbi.nlm.nili.gov/BLAST、ebi.ac.uk/Tools/msa/tcoffee/、ebi.ac.uk/Tools/msa/muscle/、mafft.cbrc.jp/alignment/software/を含むサイトで利用可能なコンピュータプログラム(例えば、BLAST、T-COFFEE、MUSCLE、MAFFTなど)を使用して配列をアラインしてもよい。例えば、Altschul et al.(1990),J.Mol.Bioi.215:403-10を参照されたい。
【0008】
用語「保存的アミノ酸置換」とは、類似した側鎖を有するアミノ酸残基のタンパク質における互換性のことを意味する。例えば、脂肪族側鎖を有するアミノ酸の基は、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、及びイソロイシンから構成され、脂肪族ヒドロキシル側鎖を有するアミノ酸の基はセリン及びスレオニンから構成され、アミド含有側鎖を有するアミノ酸の基はアスパラギン及びグルタミンから構成され、芳香族側鎖を有するアミノ酸の基は、フェニルアラニン、チロシン、及びトリプトファンから構成され、塩基性側鎖を有するアミノ酸の基は、リジン、アルギニン、及びヒスチジンから構成され、酸性側鎖を有するアミノ酸の基はグルタミン酸及びアスパラギン酸から構成され、硫黄含有側鎖を有するアミノ酸の基はシステイン及びメチオニンから構成される。例示的な保存的アミノ酸置換基は、バリン-ロイシン-イソロイシン、フェニルアラニン-チロシン、リジン-アルギニン、アラニン-バリン-グリシン、及びアスパラギン-グルタミンである。
【0009】
本明細書で使用する場合、用語「免疫学的シナプス」または「免疫シナプス」とは一般に、適応免疫応答の2つの相互作用する免疫細胞間の自然境界面(例えば、抗原提示細胞(APC)または標的細胞と、エフェクター細胞(例えば、リンパ球)、エフェクターT細胞、ナチュラルキラー細胞などの間の境界面を含む)のことを意味する。APCとT細胞の間の免疫学的シナプスは通常、例えば、Bromley et al.,Annu Rev Immunol.2001;19:375-96(その開示全体は参照により本明細書に組み込まれる)に記載されているように、T細胞抗原受容体と主要組織適合遺伝子複合体分子の相互作用によって開始される。
【0010】
「T細胞」は、CD3を発現する全てのタイプの免疫細胞を含み、例えば、ヘルパーT細胞(CD4
+
細胞)、細胞傷害性T細胞(CD8
+
細胞)、T抑制細胞(Treg)、及びNK-T細胞を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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