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公開番号2024105134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009712
出願日2023-01-25
発明の名称汚濁拡散抑制装置および汚濁拡散抑制方法
出願人東亜建設工業株式会社
代理人清流国際弁理士法人,個人,個人
主分類E02F 3/92 20060101AFI20240730BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】ポンプ浚渫船が備えているカッターヘッドによって水底の土砂を掘削するときに生じる汚濁の拡散を抑制する汚濁拡散抑制装置の重厚長大化を回避しつつ、汚濁の拡散を効果的に抑制できる汚濁拡散抑制装置および汚濁拡散抑制方法を提供する。
【解決手段】カッターヘッド5の上方に設ける汚濁拡散抑制カバー21のカッターヘッド5の後端から先端側に向かって張り出す長さL2を、カッターヘッド5の回転軸6の延在方向において、カッターヘッド5の後端から先端までの長さ寸法L1の30%以上50%以下の長さに設定した状態で、カッターヘッド5により水底Bの土砂Sの掘削を行うことで汚濁Dの拡散を抑制する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ポンプ浚渫船が備えているカッターヘッドの上方に設けられた汚濁拡散抑制カバーを有する汚濁拡散抑制装置において、
前記カッターヘッドの回転軸の延在方向において、前記汚濁拡散抑制カバーの前記カッターヘッドの後端から先端側に向って張り出す長さが、前記カッターヘッドの後端から先端までの長さ寸法の30%以上50%以下の長さであることを特徴とする汚濁拡散抑制装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記汚濁拡散抑制カバーが、前記カッターヘッドの上方に配置されていて前記カッターヘッドの後端から前記カッターヘッドの先端側に延在する天板部と、前記天板部の先端部から前記回転軸に向かって延在する前板部とを有している請求項1に記載の汚濁拡散抑制装置。
【請求項3】
前記汚濁拡散抑制カバーが、前記汚濁拡散抑制カバーの後端部を支点にして上下方向に回動可能な構成である請求項1または2に記載の汚濁拡散抑制装置。
【請求項4】
前記カッターヘッドの上方から前記カッターヘッドに向かって水を噴射する噴射部が前記汚濁拡散抑制カバーに設置されている請求項1または2に記載の汚濁拡散抑制装置。
【請求項5】
ポンプ浚渫船が備えているカッターヘッドによって水底の土砂を掘削するときに生じる汚濁の拡散を、前記カッターヘッドの上方に設けた汚濁拡散抑制カバーによって抑制する汚濁拡散抑制方法において、
前記カッターヘッドの回転軸の延在方向において、前記汚濁拡散抑制カバーの前記カッターヘッドの後端から先端側に向かって張り出す長さを、前記カッターヘッドの後端から先端までの長さ寸法の30%以上50%以下の長さに設定した状態で、前記カッターヘッドにより前記土砂の掘削を行うことを特徴とする汚濁拡散抑制方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、汚濁拡散抑制装置および汚濁拡散抑制方法に関し、さらに詳しくは、ポンプ浚渫船が備えているカッターヘッドによって水底の土砂を掘削するときに生じる汚濁の拡散を抑制する汚濁拡散抑制装置の重厚長大化を回避しつつ、汚濁の拡散を効果的に抑制できる汚濁拡散抑制装置および汚濁拡散抑制方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ポンプ浚渫船を用いた水底の土砂の浚渫作業では、船体とともにラダーを水平方向に旋回させながら、ラダーの先端部に設けられた回転するカッターヘッドによって水底の土砂を掘削し、その掘削した土砂を吸入手段によって吸入することで水底を浚渫する。カッターヘッドによって水底の土砂を掘削するときには、吸入手段に吸入されなかった土砂がカッターヘッドの上方に拡散することで汚濁が生じる。
【0003】
特許文献1に記載の浮泥拡散防止方法では、汚濁の拡散を抑制する装置として、カッターヘッドの外周側面の上方に、カッターヘッドの後端から先端まで張り出す円弧状のカッターヘッドフードを設けている。しかしながら、カッターヘッドは巨大であるため、カッターヘッドの後端から先端まで張り出すカッターヘッドフードのサイズと重量は非常に大きくなる。カッターヘッドフードの重量が大きいとラダーを回動させる回動手段にかかる負荷も大きくなる。また、カッターヘッドフードがカッターヘッドの先端まで張り出しているため、カッターヘッドフードが水底の未掘削部分に衝突して破損するリスクが比較的高いという問題もある。それ故、汚濁拡散抑制装置の重厚長大化を回避しつつ、汚濁の拡散を効果的に抑制するには改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭51-39937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、ポンプ浚渫船が備えているカッターヘッドによって水底の土砂を掘削するときに生じる汚濁の拡散を抑制する汚濁拡散抑制装置の重厚長大化を回避しつつ、汚濁の拡散を効果的に抑制できる汚濁拡散抑制装置および汚濁拡散抑制方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の汚濁拡散抑制装置は、ポンプ浚渫船が備えているカッターヘッドの上方に設けられた汚濁拡散抑制カバーを有する汚濁拡散抑制装置において、前記カッターヘッドの回転軸の延在方向において、前記汚濁拡散抑制カバーの前記カッターヘッドの後端から先端側に向って張り出す長さが、前記カッターヘッドの後端から先端までの長さ寸法の30%以上50%以下の長さであることを特徴とする。
【0007】
本発明の汚濁拡散抑制方法は、ポンプ浚渫船が備えているカッターヘッドによって水底の土砂を掘削するときに生じる汚濁の拡散を、前記カッターヘッドの上方に設けた汚濁拡散抑制カバーによって抑制する汚濁拡散抑制方法において、前記カッターヘッドの回転軸の延在方向において、前記汚濁拡散抑制カバーの前記カッターヘッドの後端から先端側に向かって張り出す長さを、前記カッターヘッドの後端から先端までの長さ寸法の30%以上50%以下の長さに設定した状態で、前記カッターヘッドにより前記土砂の掘削を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ポンプ浚渫船が備えているカッターヘッドによって水底の土砂を掘削するときに生じる汚濁の大部分はカッターヘッドの後方に向かって上昇するので、カッターヘッドの上方に設ける汚濁拡散抑制カバーのカッターヘッドの後端から先端側に向かって張り出す長さを、カッターヘッドの後端から先端までの長さ寸法の30%以上50%以下の長さに設定することで、汚濁拡散抑制装置の重厚長大化を回避しつつ、汚濁の拡散を効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の汚濁拡散抑制装置を搭載したポンプ浚渫船の実施形態を側面視で例示する説明図である。
図1のポンプ浚渫船を平面視で例示する説明図である。
図1のカッターヘッドと汚濁拡散抑制装置を断面視で例示する説明図である。
図1のカッターヘッドと汚濁拡散抑制装置を断面視で例示する説明図である。
図1のカッターヘッドで水底の土砂を掘削している状況を断面視で例示する説明図である。
図1のカッターヘッドによって水底の土砂をオーバーカットで掘削している状況を断面視で例示する説明図である。
図1のカッターヘッドによって水底の土砂をアンダーカットで掘削している状況を断面視で例示する説明図である。
本発明の汚濁拡散抑制装置を搭載したポンプ浚渫船の別の実施形態を断面視で例示する説明図である。
図8のカッターヘッドによって水底の土砂をオーバーカットで掘削している状況を断面視で例示する説明図である。
図8のカッターヘッドによって水底の土砂をアンダーカットで掘削している状況を断面視で例示する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の汚濁拡散抑制装置および汚濁拡散抑制方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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