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公開番号2024104230
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008354
出願日2023-01-23
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 41/10 20060101AFI20240726BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】広汎な状況下で車両の運転者が意図する加速感を具現できるようにする。
【解決手段】車両に搭載される内燃機関を制御するものであり、運転者が操作するアクセルペダルの踏込量とスロットルバルブの目標開度との関係を、気筒に充填された混合気への点火タイミングの遅角補正量に応じて変更し、なおかつ車速の加速度に応じて変更する内燃機関の制御装置を構成した。発進時の加速が不十分な場合には、速やかにスロットルバルブの開度を拡開して内燃機関の出力を増強することができ、運転者に不満感を与えずに済む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される内燃機関を制御するものであり、
運転者が操作するアクセルペダルの踏込量とスロットルバルブの目標開度との関係を、気筒に充填された混合気への点火タイミングの遅角補正量に応じて変更し、なおかつ車速の加速度に応じて変更する内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動力源として車両に搭載される内燃機関の運転を制御する制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関の吸気通路上に吸気絞り弁として設置されるスロットルバルブは、車両の運転者の意思に基づき操作される。原則として、運転者によるアクセルペダルの操作量即ち踏込量が多いほど、スロットルバルブが大きく開かれる。両者の関係は、通常、一意の関係式またはマップデータとして予め定められている。
【0003】
ところで、気筒内でノッキングに代表される異常燃焼が生じていることを感知したときに、異常燃焼が鎮圧されるまで混合気への点火タイミングを遅角し、異常燃焼が生じない限りにおいて点火タイミングを進角させる、いわゆるノックコントロールシステムが公知である。副作用として、点火タイミングをMBT(Minimum advance for Best Torque)から離れる方向に遅角補正すると、その分だけ熱効率が悪化して内燃機関の出力が低下する。そこで、現在の点火タイミングの遅角補正量に応じてスロットルバルブの開度をより拡大し、内燃機関の出力低下を補うことが試みられている(例えば、下記特許文献を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-186581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
だが、点火タイミングの遅角補正量のみによってスロットルバルブの開度に修正を加えても、十分な出力そして動力性能を得られないことがある。車両が登坂路上に所在しており要求されている出力が大きい場合や、内燃機関の経年変化等に起因して異常燃焼が好発し点火タイミングを顕著に遅角している場合がそうである。
【0006】
以上の点に着目してなされた本発明は、広汎な状況下で車両の運転者が意図する加速感を具現できるようにすることを所期の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明では、車両に搭載される内燃機関を制御するものであり、運転者が操作するアクセルペダルの踏込量とスロットルバルブの目標開度との関係を、気筒に充填された混合気への点火タイミングの遅角補正量に応じて変更し、なおかつ車速の加速度に応じて変更する内燃機関の制御装置を構成した。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、広汎な状況下で車両の運転者が意図する加速感を具現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態における車両用内燃機関及び制御装置の概略構成を示す図。
同実施形態の内燃機関の制御装置がプログラムに従い実行する処理の手順例を示すフロー図。
同実施形態の制御における、点火タイミングの遅角補正量に応じたスロットルバルブの開度の目標値の修正量を例示する図。
同実施形態の制御における、加速度センサの出力に応じたスロットルバルブの開度の目標値の修正量を例示する図。
同実施形態の制御における、車速の加速度に応じたスロットルバルブの開度の目標値の修正量を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に、本実施形態における車両用内燃機関の概要を示す。本内燃機関は、火花点火式の4ストロークレシプロエンジンであり、複数の気筒1(図1には、そのうち一つを図示している)を具備している。各気筒1の吸気バルブよりも上流、各気筒1に連なる吸気ポートの近傍には、吸気ポートに向けて燃料を噴射するインジェクタ11を設けている。また、各気筒1の燃焼室の天井部に、点火プラグ12を取り付けてある。点火プラグ12は、点火コイルにて発生した誘導電圧の印加を受けて、中心電極と接地電極との間で火花放電を起こすものである。点火コイルは、半導体スイッチング素子であるイグナイタとともに、コイルケースに一体的に内蔵される。
(【0011】以降は省略されています)

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