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公開番号2024149155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062863
出願日2023-04-07
発明の名称車両用電源システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類F02D 29/06 20060101AFI20241010BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】補機用バッテリの電圧が大幅に低下して補機の動作電圧を下回ることを回避することができる車両用電源システムを提供する。
【解決手段】車両用電源システム10は、補機用バッテリ13が充電中であって、補機用バッテリ13の電圧値と、DCDCコンバータ17の目標電圧値との差が判定電圧値以上の場合には、DCDCコンバータ17が異常であると判定してDCDCコンバータ17を停止して、オルタネータ15を駆動し、補機用バッテリ13の電圧値が所定電圧値以下である、または、補機用バッテリ13の内部抵抗値が所定抵抗値以下の場合には、判定電圧値を低くする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
補機と、
前記補機に電力を供給する補機用バッテリと、
エンジンの回転によって発電し、前記補機と前記補機用バッテリとに電力を供給するオルタネータと、
前記オルタネータと並列に接続され、駆動用バッテリの電力を前記補機と前記補機用バッテリとに供給するために電圧を変換するDCDCコンバータと、
を備え、
前記補機用バッテリが充電中であって、前記補機用バッテリの電圧値と、前記DCDCコンバータの目標電圧値との差が判定電圧値以上の場合には、前記DCDCコンバータが異常であると判定して前記DCDCコンバータを停止して、前記オルタネータを駆動し、
前記補機用バッテリの電圧値が所定電圧値以下である、または、前記補機用バッテリの内部抵抗値が所定抵抗値以下の場合には、前記判定電圧値を低くする、
車両用電源システム。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用電源システムであって、
前記補機用バッテリが充電中ではなく、前記補機用バッテリの放電側の電流値が判定電流値以上の場合には、前記DCDCコンバータが異常であると判定して前記DCDCコンバータを停止して、前記オルタネータを駆動し、
前記補機用バッテリの電圧値が前記所定電圧値以下である、または、前記補機用バッテリの内部抵抗値が前記所定抵抗値以下の場合には、前記判定電流値を低くする、
車両用電源システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用電源システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両用電源システムには、エンジンの回転によって発電し、補機に電力を供給するオルタネータと、オルタネータと並列に接続され、駆動用バッテリの電力を補機に供給するために電圧を変換するDCDCコンバータとを備えるものがある。補機には、補機系負荷と補機用バッテリとが含まれる。
【0003】
上記車両用電源システムでは、通常は、DCDCコンバータを駆動して、駆動用バッテリの電力を補機に供給し、補機系負荷の消費電力が所定電力以上の場合には、エンジンおよびオルタネータを駆動して補機に電力を補填する。
【0004】
例えば、特許文献1には、上記車両用電源システムにおいて、DCDCコンバータに異常が生じた場合には、DCDCコンバータを停止して、オルタネータを駆動し、補機に電力を供給する技術を開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-118578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述したようにDCDCコンバータを停止してオルタネータを駆動する際に、例えば、補機用バッテリが劣化している、または、補機用バッテリの残容量が少ない場合であって、例えばブレーキモータ、パワーステアリングモータ等の負荷が大きい補機系負荷に短期的な大電流が発生した場合には、補機用バッテリの電圧が大幅に低下して補機系負荷の動作電圧を下回る、いわゆるバッテリ上がりが生じるおそれがある。
【0007】
そこで、本発明は、DCDCコンバータを停止してオルタネータを駆動する際に、補機用バッテリが劣化している、または、補機用バッテリの残容量が少ない場合であって、補機系負荷に短期的な大電流が発生した場合には、補機用バッテリの電圧が大幅に低下して補機系負荷の動作電圧を下回ることを回避することができる車両用電源システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る車両用電源システムは、補機と、補機に電力を供給する補機用バッテリと、エンジンの回転によって発電し、補機と補機用バッテリとに電力を供給するオルタネータと、オルタネータと並列に接続され、駆動用バッテリの電力を補機と補機用バッテリとに供給するために電圧を変換するDCDCコンバータと、を備え、補機用バッテリが充電中であって、補機用バッテリの電圧値と、DCDCコンバータの目標電圧値との差が判定電圧値以上の場合には、DCDCコンバータが異常であると判定してDCDCコンバータを停止して、オルタネータを駆動し、補機用バッテリの電圧値が所定電圧値以下である、または、補機用バッテリの内部抵抗値が所定抵抗値以下の場合には、判定電圧値を低くすることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る車両用電源システムにおいて、補機用バッテリが充電中ではなく、補機用バッテリの放電側の電流値が判定電流値以上の場合には、DCDCコンバータが異常であると判定してDCDCコンバータを停止して、オルタネータを駆動し、補機用バッテリの電圧値が所定電圧値以下である、または、補機用バッテリの内部抵抗値が所定抵抗値以下の場合には、判定電流値を低くすることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の車両用電源システムによれば、DCDCコンバータを停止してオルタネータを駆動する際に、補機用バッテリが劣化している、または、補機用バッテリの残容量が少ない場合であって、補機に短期的な大電流が発生した場合には、補機用バッテリの電圧が大幅に低下して補機の動作電圧を下回ることを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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