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公開番号2024103655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024088511,2021140731
出願日2024-05-31,2021-08-31
発明の名称印刷物の検査装置および方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06T 1/00 20060101AFI20240725BHJP(計算;計数)
要約【課題】画像に対する認識処理を行いやすくするために、画像に対してドロップアウトカラー処理を行うと、バーコードなどのコード画像の周囲に余白領域が十分確保されているか検査することができない。
【解決手段】印刷物を読み取ることにより生成された画像に対して設定された第1の検査領域については、ドロップアウトカラー処理を行った後に第1の認識処理を行うように制御し、前記画像に対して設定された第2の検査領域については、ドロップアウトカラー処理を行わずに、第2の認識処理と、余白領域が十分確保されているかの検査とを行う。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
紙上に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた読み取り画像と、予め登録したリファレンス画像と、を比較することで検査を行う検査手段と、
前記検査手段により検査される領域として設定される検査領域に、バーコードと前記バーコードを囲む罫線とが含まれ、且つ前記バーコードと前記罫線との間に所定以上の余白領域が含まれる場合、前記検査手段により検査が行われ、
前記検査領域に前記バーコードと前記罫線とが含まれ、且つ前記バーコードと前記罫線との間に前記所定以上の前記余白領域が含まれない場合、前記検査手段により検査が行われない、
ことを特徴とする検査装置。
続きを表示（約 970 文字）【請求項２】
前記検査手段による前記検査の検査結果を表示する表示手段と、を有し、
前記検査領域に前記バーコードと前記罫線とが含まれ、且つ前記バーコードと前記罫線との間に前記所定以上の前記余白領域が含まれない場合、前記表示手段により前記検査結果には前記余白領域の不足に関する旨が表示される、
ことを特徴とする請求項１に記載の検査装置。
【請求項３】
前記余白領域が前記所定以上であるかどうかを判定する判定手段と、
前記読み取り画像に対してドロップアウトカラー処理を行い、前記ドロップアウトカラー処理後の画像を生成する生成手段と、を有し、
前記判定手段は、前記ドロップアウトカラー処理が行われる前の前記読み取り画像を用いて、前記余白領域が前記所定以上であるかどうかの判定を行う、
ことを特徴とする請求項１に記載の検査装置。
【請求項４】
前記判定手段は前記検査領域に前記バーコードが含まれるか否かを判定し、前記判定手段が前記検査領域に前記バーコードが含まれると判定した場合、前記生成手段は、前記検査領域に対して前記ドロップアウトカラー処理を実行しない、
ことを特徴とする請求項３に記載の検査装置。
【請求項５】
紙上に画像を形成する画像形成ステップと、
前記画像形成ステップにより形成された画像を読み取る読取ステップと、
前記読取ステップにより読み取られた読み取り画像と、予め登録したリファレンス画像と、を比較することで検査を行う検査ステップと、
前記検査ステップにより検査される領域として設定される検査領域に、バーコードと前記バーコードを囲む罫線とが含まれ、且つ前記バーコードと前記罫線との間に所定以上の余白領域が含まれる場合、前記検査ステップにより検査が行われ、
前記検査領域に前記バーコードと前記罫線とが含まれ、且つ前記バーコードと前記罫線との間に前記所定以上の前記余白領域が含まれない場合、前記検査ステップにより検査が行われない、
ことを特徴とする検査方法。
【請求項６】
コンピュータを、請求項１乃至４のいずれか１項に記載の検査装置の各手段として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、印刷物の印刷品質を検査するための装置および方法に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、印刷装置により印刷されたシートを搬送中に、検査装置によってその印刷されたシートの検査を行う印刷システムが知られている。この検査では、搬送されたシートの画像を検査装置が読み取り、当該読み取った画像を画像解析することにより、シートへの印刷が正常になされたか否かを判定する。このような検査装置は、印刷物に印字された文字列やバーコードの欠け、画像抜け、印刷不良、ページ抜け、色ずれなどを検出することが可能である。こうして印刷シートが欠陥シートであると判定された場合には、当該欠陥シートは正常シートとは別の排紙先に排紙される。これにより欠陥シートが正常シートに混入することが防がれ、オペレータが欠陥シートを廃棄することが可能となる。
【０００３】
また、上記のようなシステムにおいて、検査精度を向上するために、光学文字認識処理（ＯＣＲ）やバーコード認識処理して検査対象の文字列やバーコードを読み取り、当該認識結果と予め用意された正解値との比較により検査を実施する手法もとられている。
【０００４】
このような手法による検査の精度を高めるためには、文字認識処理（ＯＣＲ）やバーコード認識の精度を高めることが必要となる。特許文献１には、検査対象となる領域に含まれる所定の有彩色成分を除去（ドロップアウトカラー処理）することで、印字された文字列やバーコードにかかる不要な罫線等を予め除去して認識処理を行うことにより認識精度を高めるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００６－１６５６８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
一方、バーコードや２次元コードを正しく認識できるようにするために、コード部分の周囲に最低限設けなければならない余白領域（クワイエットゾーン）が規定されている。検査装置では、このような規定に沿った印刷が為されているかどうか（余白領域内に別の文字や図形等のオブジェクトが印刷されていないか）も検査できるようにする必要がある。
【０００７】
検査を行う際の検査領域に含まれるバーコードが罫線により囲まれる場合がある。この罫線を考慮せず検査を行うと、余白領域が十分確保されているかどうかわからず精度高く検査を行うことができない。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するために、本発明の検査装置は、紙上に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された画像を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた読み取り画像と、予め登録したリファレンス画像と、を比較することで検査を行う検査手段と、前記検査手段により検査される領域として設定される検査領域に、バーコードと前記バーコードを囲む罫線とが含まれ、且つ前記バーコードと前記罫線との間に所定以上の余白領域が含まれる場合、前記検査手段により検査が行われ、前記検査領域に前記バーコードと前記罫線とが含まれ、且つ前記バーコードと前記罫線との間に前記所定以上の前記余白領域が含まれない場合、前記検査手段により検査が行われない、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
印刷物の検査精度を向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
情報処理装置と検査装置と印刷装置の構成を表す模式図
情報処理装置と検査装置と印刷装置の構成を示すブロック図
情報処理装置と検査ユニットと印刷装置と大容量スタッカの内部構成を示す図
検品処理全体のフローチャート
検査設定画面を示す図
検査設定画面を示す図
検査設定画面を示す図
検査設定画面を示す図
検査領域一覧画面を示す図
検査設定のフローチャート
検査実行のフローチャート
文字・バーコード認識のフローチャート
検査設定画面を示す図
本実施例において文字・バーコード認識の入力となる画像の例を示す図
検査設定画面を示す図
文字・バーコード認識のフローチャート
文字・バーコード認識のフローチャート
検査結果画面を示す図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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