TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024100878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2024081984,2020066619
出願日2024-05-20,2020-04-02
発明の名称電子駐車券管理システム、センタサーバ、駐車場管理サーバ、および電子駐車券管理方法
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240719BHJP(計算;計数)
要約【課題】多様なサービスを提供できるようにすること。
【解決手段】 実施形態によれば、サーバ装置は、駐車場のゲートに設置される路側機に、通信可能に接続される。ここで、路側機は、ゲートから入庫するモビリティを特定するモビリティ識別子を当該モビリティから検知する検知部を備える。サーバ装置は、データベース、特定部、および送信部を具備する。データベースは、モビリティ識別子とユーザ識別子との対応を予め登録したデータベースである。特定部は、路側機から通知されたモビリティ識別子に対応するユーザ識別子をデータベースを参照して特定する。送信部は、特定されたユーザ識別子のユーザの所持するユーザデバイスに、駐車券情報を送信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
駐車場に設置される路側機と、
前記路側機に通信可能に接続されるセンタサーバと、
ユーザの購買情報を管理するPOSシステムと、
前記ユーザにサービスを提供するサービス提供サーバとを具備し、
前記路側機は、
前記駐車場を入庫又は出庫する車両を特定する車両IDを検知する検知部と、
前記検知された車両IDを暗号化して暗号化情報を生成する暗号化部と、
前記暗号化情報を前記センタサーバに通知する通知部とを備え、
前記センタサーバは、
前記車両IDとユーザを特定するユーザIDとの対応を登録したデータベースと、
前記通知された前記暗号化情報を復号して前記車両IDを復元する復号部と、
前記データベースを参照して前記復元された車両IDに対応するユーザのユーザIDを特定する特定部と、
前記特定部で特定されたユーザIDのユーザデバイスに対し、前記車両IDをコード化した電子駐車券情報を送信する送信部とを備え、
前記POSシステムは、
前記購買情報の取得に際して前記ユーザデバイスから前記電子駐車券情報を読み取る読み取り部を備え、
前記サービス提供サーバは、
前記POSシステムで読み取られた前記電子駐車券情報と前記購買情報に基づいて、前記ユーザ毎に購買情報を管理する記録管理部と、
前記車両IDと前記ユーザ毎の購買情報から割引対象かを判定し、割引対象となる場合は割引金額を計算し、出庫する車両に対し駐車料金の精算金額を通知するサービス提供部とを備える、
電子駐車券管理システム。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記電子駐車券管理システムにおいて、
前記センタサーバは、
前記復号部で復元された車両IDに対応する駐車券管理番号を生成して、前記駐車券管理番号を前記車両IDおよび前記ユーザIDに対応付けて登録する生成部を更に備え、 前記送信部は、前記特定部で特定されたユーザIDのユーザの所持するユーザデバイスに、前記駐車券管理番号をコード化した電子駐車券情報を送信する、
請求項1記載の電子駐車券管理システム。
【請求項3】
前記電子駐車券管理システムは、前記路側機に通信可能に接続される駐車場管理サーバを更に備え、
前記路側機の通知部は、
前記暗号化部で暗号化された前記暗号化情報を、前記駐車場管理サーバに通知し、
前記駐車場管理サーバは、
前記路側機から通知された前記暗号化情報から対応する駐車券管理番号を生成する生成部と、
前記駐車券管理番号と前記暗号化情報とを前記センタサーバに通知する管理情報通知部とを備え、
前記センタサーバの送信部は、
前記特定されたユーザIDのユーザの所持するユーザデバイスに、前記駐車券管理番号をコード化した電子駐車券情報を送信する、
請求項1記載の電子駐車券管理システム。
【請求項4】
駐車場に設置される路側機と、
前記路側機と通信可能に接続される駐車場管理サーバと、
ユーザの購買情報を取得するPOSシステムと、
前記ユーザにサービスを提供するサービス提供サーバとを具備し、
前記路側機は、
前記駐車場を入庫又は出庫する車両を特定する車両IDを検知する検知部と、
暗号化情報をセンタサーバに通知する通知部とを備え、
前記駐車場管理サーバは、
車両IDとユーザIDとの対応を予め登録したデータベースと、
前記路側機から前記車両IDを取得する取得部と、
前記データベースを参照して、前記取得した車両IDに対応するユーザIDを特定する特定部と、
前記特定されたユーザIDのユーザのユーザデバイスに、電子駐車券情報を送信する送信部とを備え、
前記POSシステムは、
前記購買情報の取得に際して前記ユーザデバイスから前記電子駐車券情報を読み取る読み取り部を備え、
前記サービス提供サーバは、
前記POSシステムで読み取られた電子駐車券情報と前記購買情報に基づいて、前記ユーザ毎の購買情報を管理する記録管理部と、
前記車両IDと前記ユーザ毎の購買情報から割引対象かを判定し、割引対象となる場合は割引金額を計算し、出庫する車両に対し駐車料金の精算金額を通知するサービス提供部とを備える、
電子駐車券管理システム。
【請求項5】
前記電子駐車券管理システムにおいて、
前記駐車場管理サーバは、
前記路側機から通知された車両IDから対応する駐車券管理番号を生成して、前記駐車券管理番号を前記車両IDおよび前記ユーザIDに対応付けて登録する生成部を更に備え、
前記送信部は、前記特定部で特定されたユーザIDのユーザの所持するユーザデバイスに、前記駐車券管理番号をコード化した電子駐車券情報を送信する、
請求項4記載の電子駐車券管理システム。
【請求項6】
駐車場に設置される路側機に通信可能に接続されるセンタサーバであって、
車両IDとユーザを特定するユーザIDとの対応を登録したデータベースと、
前記路側機から通知された暗号化情報を復号して前記車両IDを復元する復号部と、 前記データベースを参照して前記復元された車両IDに対応するユーザのユーザIDを特定する特定部と、
前記特定部で特定されたユーザIDのユーザデバイスに対し、前記車両IDをコード化した電子駐車券情報を送信する送信部と
を具備する、センタサーバ。
【請求項7】
前記復号部で復元された車両IDに対応する駐車券管理番号を生成して、前記駐車券管理番号を前記車両IDおよび前記ユーザIDに対応付けて登録する生成部を更に備え、 前記送信部は、前記特定部で特定されたユーザIDのユーザの所持するユーザデバイスに、前記駐車券管理番号をコード化した電子駐車券情報を送信する、
請求項6記載のセンタサーバ。
【請求項8】
駐車場に設置される路側機とセンタサーバとに通信可能に接続される駐車場管理サーバであって、
前記路側機から通知された車両IDの暗号化情報から、当該車両IDに対応する駐車券管理番号を生成する生成部と、
前記駐車券管理番号と前記暗号化情報とを、前記路側機に通信可能に接続されるセンタサーバに通知する管理情報通知部と
を備える、駐車場管理サーバ。
【請求項9】
駐車場に設置される路側機と、前記路側機に通信可能に接続されるセンタサーバと、ユーザの購買情報を管理するPOSシステムと、前記ユーザにサービスを提供するサービス提供サーバとを具備する電子駐車券管理システムの電子駐車券管理方法であって、
前記路側機が、前記駐車場を入庫又は出庫する車両を特定する車両IDを検知する過程と、
前記路側機が、前記検知された車両IDを暗号化して暗号化情報を生成する過程と、
前記路側機が、前記暗号化情報を前記センタサーバに通知する過程と、
前記センタサーバが、前記車両IDとユーザを特定するユーザIDとの対応をデータベースに登録する過程と、
前記センタサーバが、前記通知された前記暗号化情報を復号して前記車両IDを復元する過程と、
前記センタサーバが、前記データベースを参照して前記復元された車両IDに対応するユーザのユーザIDを特定する過程と、
前記センタサーバが、前記特定されたユーザIDのユーザデバイスに対し、前記車両IDをコード化した電子駐車券情報を送信する過程と、
前記POSシステムが、前記購買情報の取得に際して前記ユーザデバイスから前記電子駐車券情報を読み取る過程と、
前記サービス提供サーバが、前記POSシステムで読み取られた前記電子駐車券情報と前記購買情報に基づいて、前記ユーザ毎に購買情報を管理する過程と、
前記サービス提供サーバが、前記車両IDと前記ユーザ毎の購買情報から割引対象かを判定し、割引対象となる場合は割引金額を計算し、出庫する車両に対し駐車料金の精算金額を通知する過程と
を備える、電子駐車券管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電子駐車券管理システム、サーバ装置、およびサービス提供システムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
スーパーやショッピングモール等で駐車場を利用すると、駐車料金がかかる。ただ、店舗で買い物をしたお客様には、例えば2時間に限って駐車料金を無料にしたり、買い物金額に応じて駐車料金を割り引きしたりするサービスは、良く知られている。この種のサービスを提供するにあたり、駐車場入り口のゲートで駐車券を発行し、出庫前に精算機で清算することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-157241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
駐車券には、利用者特定情報としての番号などが磁気的に記録されている。事業者は、精算機等でこれを読み取ることで利用者(ユーザ)を特定し、割引サービスを提供することができる。しかしながらキャッシュレス決済の要請が高まるに伴い、紙媒体での駐車券から、実体のない電子駐車券を取り扱えるようにすることが求められている。
【0005】
電子駐車券は、便利である反面、セキュリティや個人情報の秘匿などに注意する必要がある。例えば、入庫車両とサービス対象のユーザとを確実に、かつ間違いなく関連付けることが求められる。また、既存の技術では、電子駐車券を管理するシステムをサービス事業者ごとに構築する必要があるので、コストの面でも検討の余地がある。さらに、キャッシュレス決済にとどまらない、多様なサービスを提供することのできるシステムが求められる。
【0006】
そこで、目的は、多様なサービスを提供することのできる電子駐車券管理システム、サーバ装置、およびサービス提供システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、電子駐車券管理システムは、駐車場に設置される路側機と、路側機に通信可能に接続されるセンタサーバと、ユーザの購買情報を管理するPOSシステムと、ユーザにサービスを提供するサービス提供サーバとを具備する。路側機は、検知部と、暗号化部と、通知部とを備える。検知部は、駐車場を入庫又は出庫する車両を特定する車両IDを検知する。暗号化部は、検知された車両IDを暗号化して暗号化情報を生成する。通知部は、暗号化情報をセンタサーバに通知する。センタサーバは、車両IDとユーザを特定するユーザIDとの対応を登録したデータベースと、復号部と、特定部と、送信部とを備える。復号部は、通知された暗号化情報を復号して車両IDを復元する。特定部は、データベースを参照して復元された車両IDに対応するユーザのユーザIDを特定する。送信部は、特定部で特定されたユーザIDのユーザデバイスに対し、車両IDをコード化した電子駐車券情報を送信する。POSシステムは、購買情報の取得に際してユーザデバイスから電子駐車券情報を読み取る読み取り部を備える。サービス提供サーバは、記録管理部と、サービス提供部とを備える。記録管理部は、POSシステムで読み取られた電子駐車券情報と購買情報に基づいて、ユーザ毎に購買情報を管理する。サービス提供部は、車両IDとユーザ毎の購買情報から割引対象かを判定し、割引対象となる場合は割引金額を計算し、出庫する車両に対し駐車料金の精算金額を通知する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係わる電子駐車券管理システムの一例を示すシステム図である。
図2は、図1に示される電子駐車券管理システムの、店舗との連携について説明するための図である。
図3は、第1の実施形態に係わる電子駐車券管理システムの一例を示す機能ブロック図である。
図4は、図3に示されるシステムでの処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図5は、図4に示されるシーケンス図における作用について説明するための図である。
図6は、第2の実施形態に係わる電子駐車券管理システムの一例を示す機能ブロック図である。
図7は、図6に示されるシステムでの処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図8は、図7に示されるシーケンス図における作用について説明するための図である。
図9は、第3の実施形態に係わる電子駐車券管理システムの一例を示す機能ブロック図である。
図10は、図9に示されるシステムでの処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図11は、図10に示されるシーケンス図における作用について説明するための図である。
図12は、実施形態に係わる電子駐車券管理システムの他の例を示すシステム図である。
図13は、図12に示される電子駐車券管理システムの、店舗との連携について説明するための図である。
図14は、第4の実施形態に係わる電子駐車券管理システムの一例を示す機能ブロック図である。
図15は、図14に示されるシステムでの処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図16は、図15に示されるシーケンス図における作用について説明するための図である。
図17は、第5の実施形態に係わる電子駐車券管理システムの一例を示す機能ブロック図である。
図18は、図17に示されるシステムでの処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図19は、図18に示されるシーケンス図における作用について説明するための図である。
図20は、路側機40と駐車場管理サーバ30とを直接的に接続したシステムの一例を示す図である。
図21は、駐車場と店舗とが、異なる事業体により運営されているケースの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態では、有料駐車場を利用したユーザに、関連する店舗等で買い物をした履歴に応じて料金割引などのサービスを提供するシステムについて説明する。駐車場を利用するのは自家用車に限られない。つまり、複数人で車両を共用する、いわゆるカーシェアリングサービスが近年、知られるようになってきており、実施形態ではそのような形態も想定する。この種のサービスはMaaS(Mobility as a Service)と称され、車両を含む各種の移動手段(4輪車、自動2輪車、自転車、あるいは公共交通機関など)は私有、共有を問わずモビリティと総称される。
【0010】
<第1の構成>
第1の構成では、店舗内の販売管理システムと、店舗とは独立したセンタシステムとが連携するシステムについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社東芝
配電盤
10日前
株式会社東芝
端子構造
19日前
株式会社東芝
制御回路
5日前
株式会社東芝
駆動回路
24日前
株式会社東芝
吸音装置
24日前
株式会社東芝
半導体装置
20日前
株式会社東芝
半導体装置
13日前
株式会社東芝
軸流ファン
12日前
株式会社東芝
偏向電磁石
9日前
株式会社東芝
半導体装置
2日前
株式会社東芝
電力変換装置
18日前
株式会社東芝
電力変換装置
23日前
株式会社東芝
スイッチギヤ
1か月前
株式会社東芝
集積回路装置
25日前
株式会社東芝
蓄熱システム
16日前
株式会社東芝
粒子噴射ノズル
17日前
株式会社東芝
X線厚み測定装置
6日前
株式会社東芝
チャンネルベース
17日前
株式会社東芝
半導体モジュール
25日前
株式会社東芝
鉄道車両用空調装置
6日前
株式会社東芝
測定方法及び測定装置
11日前
株式会社東芝
タービン発電システム
1か月前
株式会社東芝
電力分配制御システム
24日前
株式会社東芝
乾燥装置及び乾燥方法
17日前
株式会社東芝
検査装置及び検査方法
16日前
株式会社東芝
タービンおよび遮熱装置
3日前
株式会社東芝
区分システム及び区分方法
19日前
株式会社東芝
制御演算装置及び制御装置
16日前
株式会社東芝
アンテナ装置及び無線装置
1か月前
株式会社東芝
プラント運転訓練システム
10日前
株式会社東芝
アンテナ装置及び無線装置
1か月前
株式会社東芝
測距装置及び測距システム
11日前
株式会社東芝
半導体装置及びその製造方法
13日前
株式会社東芝
発電システムおよび制御装置
10日前
株式会社東芝
情報処理装置及びプログラム
6日前
株式会社東芝
半導体装置及びその製造方法
24日前
続きを見る