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公開番号2024099249
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003052
出願日2023-01-12
発明の名称車両用変速機
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F16H 57/04 20100101AFI20240718BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】オイルクーラで冷却されるオイルの油量を調整でき、専用のオイルクーラでなくても適切にオイルの温度を調整できる車両用変速機を提供すること。
【解決手段】オイルをオイルポンプ40からモータ室に供給するオイル供給油路47は、オイルクーラ41と連通する上流側オイルクーラ接続油路42Aおよび下流側オイルクーラ接続油路42Bと、オイルクーラ41、上流側オイルクーラ接続油路42Aおよび下流側オイルクーラ接続油路42Bを迂回して、オイルポンプ40が吐出するオイルをモータ室に供給するバイパス油路45とを有する。上流側油路43と上流側オイルクーラ接続油路42Aとのなす挟角A1は、上流側油路43とバイパス油路45とのなす挟角A2よりも大きく、下流側油路44と下流側オイルクーラ接続油路42Bとのなす挟角A3は、下流側油路44とバイパス油路45とのなす挟角A4よりも大きい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
変速機構、差動装置およびオイルポンプが収納されるギヤ室と、冷却対象が収納される冷却対象収容室とが形成された変速機ケースと、
前記変速機ケースの外部に取付けられたオイルクーラと、を備える車両用変速機であって、
前記冷却対象を冷却するオイルを前記オイルポンプから前記冷却対象収容室に供給するオイル供給油路を備え、
前記オイル供給油路は、
前記オイルクーラと連通する上流側オイルクーラ接続油路および下流側オイルクーラ接続油路と、
前記オイルクーラ、上流側オイルクーラ接続油路および下流側オイルクーラ接続油路を迂回して、前記オイルポンプが吐出するオイルを前記冷却対象収容室に供給するバイパス油路と、を有することを特徴とする車両用変速機。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記オイル供給油路は、
前記上流側オイルクーラ接続油路と前記バイパス油路との分岐部と、
前記下流側オイルクーラ接続油路と前記バイパス油路との集合部と、
前記オイルポンプから前記分岐部に至る上流側油路と、
前記集合部と前記冷却対象収容室とを連通する下流側油路と、を有し、
前記上流側油路と前記上流側オイルクーラ接続油路とのなす挟角は、前記上流側油路と前記バイパス油路とのなす挟角よりも大きく、
前記下流側油路と前記下流側オイルクーラ接続油路とのなす挟角は、前記下流側油路と前記バイパス油路とのなす挟角よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の車両用変速機。
【請求項3】
前記オイル供給油路は、
前記上流側オイルクーラ接続油路と前記バイパス油路との分岐部と、
前記下流側オイルクーラ接続油路と前記バイパス油路との集合部と、
前記オイルポンプから前記分岐部に至る上流側油路と、
前記集合部と前記冷却対象収容室とを連通する下流側油路と、を有し、
前記上流側オイルクーラ接続油路の断面積は、前記バイパス油路の断面積よりも大きく、
前記下流側オイルクーラ接続油路の断面積は、前記バイパス油路の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の車両用変速機。
【請求項4】
前記変速機ケースは、
前記バイパス油路を内部に形成するように外方に畝状に突出し、前記バイパス油路と平行に延伸する畝状部と、
前記畝状部と同方向に突出し、前記上流側オイルクーラ接続油路が開口する上流側ボス部と、
前記畝状部と同方向に突出し、前記下流側オイルクーラ接続油路が開口する下流側ボス部と、を有し、
前記上流側ボス部および前記下流側ボス部は、前記畝状部よりも大きく突出していることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両用変速機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用変速機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電動機が収納されるトランスアクスルハウジングと、電動機を冷却するオイルの流路となる油路と、トランスアクスルハウジングの側部に配置されるオイルクーラと、を有し、油路の少なくとも一部は、電動機の下方から上方に延び、上方に延びる油路の一部をオイルクーラが兼ねるようにした油路構造が記載されている。これにより、特許文献1に記載のものは、ケース体の外側に配されるパイプなどの部材を削減して、コスト増加を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-93867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、オイルの全量をオイルクーラに通過させて冷却しているので、変速機の発熱量に応じた冷却性能を有する専用のオイルクーラを用いる必要があり、冷却性能が適合しないオイルクーラを用いた場合は温度調整が困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、オイルクーラで冷却されるオイルの油量を調整でき、専用のオイルクーラでなくても適切にオイルの温度を調整できる車両用変速機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明は、変速機構、差動装置およびオイルポンプが収納されるギヤ室と、冷却対象が収納される冷却対象収容室とが形成された変速機ケースと、前記変速機ケースの外部に取付けられたオイルクーラと、を備える車両用変速機であって、前記冷却対象を冷却するオイルを前記オイルポンプから前記冷却対象収容室に供給するオイル供給油路を備え、前記オイル供給油路は、前記オイルクーラと連通する上流側オイルクーラ接続油路および下流側オイルクーラ接続油路と、前記オイルクーラ、上流側オイルクーラ接続油路および下流側オイルクーラ接続油路を迂回して、前記オイルポンプが吐出するオイルを前記冷却対象収容室に供給するバイパス油路と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このように、本発明によれば、オイルクーラで冷却されるオイルの油量を調整でき、専用のオイルクーラでなくても適切にオイルの温度を調整できる車両用変速機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係る車両用変速機の背面図である。
図2は、本発明の一実施例に係る車両用変速機の左側面図である。
図3は、本発明の一実施例に係る車両用変速機のライトケースの左側面図である。
図4は、図2のIV-IV方向の矢視断面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車両用変速機は、変速機構、差動装置およびオイルポンプが収納されるギヤ室と、冷却対象が収納される冷却対象収容室とが形成された変速機ケースと、変速機ケースの外部に取付けられたオイルクーラと、を備える車両用変速機であって、冷却対象を冷却するオイルをオイルポンプから冷却対象収容室に供給するオイル供給油路を備え、オイル供給油路は、オイルクーラと連通する上流側オイルクーラ接続油路および下流側オイルクーラ接続油路と、オイルクーラ、上流側オイルクーラ接続油路および下流側オイルクーラ接続油路を迂回して、オイルポンプが吐出するオイルを冷却対象収容室に供給するバイパス油路と、を有することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用変速機は、オイルクーラで冷却されるオイルの油量を調整でき、専用のオイルクーラでなくても適切にオイルの温度を調整できる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係る車両用変速機について、図面を用いて説明する。図1から図4は、本発明の一実施例に係る車両用変速機を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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