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公開番号2024098829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-24
出願番号2023002572
出願日2023-01-11
発明の名称電力ユニット
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20240717BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電力ユニットを構成する部品点数を削減する。
【解決手段】電力ユニットは、高電圧回路と、前記高電圧回路を収容するとともに、第1面にサービスホールを有するケーシングと、前記ケーシングの前記第1面とは異なる第2面に着脱可能に取り付けられ、前記高電圧回路と電気的に接続されたコネクタと、前記ケーシングの前記第1面から前記第2面に亘る範囲に取り付けられ、前記サービスホールを閉塞するとともに前記コネクタの少なくとも一部を覆うカバーと、を備えてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
高電圧回路と、
前記高電圧回路を収容するとともに、第1面にサービスホールを有するケーシングと、
前記ケーシングの前記第1面とは異なる第2面に着脱可能に取り付けられ、前記高電圧回路と電気的に接続されたコネクタと、
前記ケーシングの前記第1面から前記第2面に亘る範囲に取り付けられ、前記サービスホールを閉塞するとともに前記コネクタの少なくとも一部を覆うカバーと、
を備える電力ユニット。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記第1面は、前記ケーシングの上面であり、
前記第2面は、前記上面に隣接する側面である、請求項1に記載の電力ユニット。
【請求項3】
前記カバーは、前記第1面から前記コネクタの上方を通過して延びる上壁部と、前記上壁部から下方に延びる縦壁部とを有し、
前記縦壁部は、前記コネクタを介して前記ケーシングの前記第2面に対向する第1部分と、前記第1部分の両端から前記ケーシングの前記第2面に向けて延びる一対の第2部分とを有し、前記コネクタを三方向から覆う、請求項2に記載の電力ユニット。
【請求項4】
前記ケーシングの前記第1面には、前記カバーに向けて突出するとともに、前記サービスホールの周縁に沿って一巡するリブが設けられており、
前記カバーと前記リブとの間には、ガスケットが介挿されている、請求項1に記載の電力ユニット。
【請求項5】
前記電力ユニットは、車両に搭載される電力ユニットであり、
前記高電圧回路は、前記車両の電源と走行用モータとの間で電力変換を行う電力変換回路を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の電力ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電力ユニットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両用の電力ユニットが記載されている。電力ユニットは、高電圧回路を含む電力変換器と、それを収容するケーシングと、ケーシングに取り付けられているとともに、電力変換器と電気的に接続されたコネクタと、を備えている。当該電力ユニットには、車両衝突における保護のために、コネクタを覆うプロテクタが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-89189号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような電力ユニットでは、通常、ケーシングにサービスホールが設けられることも多い。サービスホールとは、高電圧回路に対する検査、部品交換、部品の組付け等を目的として、ケーシングに設けられる窓(開口)である。この場合、上記した衝突保護のためのプロテクタとは別に、サービスホールを閉鎖するためのサービスカバーもケーシングに取り付けられる必要がある。その結果、電力ユニットを構成する部品点数が増加し、やそれらの取付工数も増大することになる。従って、本明細書は、電力ユニットを構成する部品点数を削減し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、電力ユニットに具現化される。第1の態様では、電力ユニットは、高電圧回路と、前記高電圧回路を収容するとともに、第1面にサービスホールを有するケーシングと、前記ケーシングの前記第1面とは異なる第2面に着脱可能に取り付けられ、前記高電圧回路と電気的に接続されたコネクタと、前記ケーシングの前記第1面から前記第2面に亘る範囲に取り付けられ、前記サービスホールを閉塞するとともに前記コネクタの少なくとも一部を覆うカバーと、を備えてもよい。
【0006】
上記した電力ユニットでは、前記サービスホールを閉塞するサービスカバーと、前記コネクタを保護するプロテクタとが、一体の前記カバーで構成されている。このような構成によると、前記電力ユニットの部品点数が削減され、それらの取付工数も削減される。
【0007】
第2の態様では、上記の第1の態様において、前記第1面は、前記ケーシングの上面であり、前記第2面は、前記上面に隣接する側面であってもよい。このような構成によると、前記カバーによって覆われる前記サービスホールと前記コネクタとが比較的近くに位置する。従って、前記カバーの寸法が無用に拡大化することがなく、前記カバーの剛性が低下することを避けることができる。
【0008】
第3の態様では、上記の第2の態様において、カバーは、前記第1面から前記コネクタの上方を通過して延びる上壁部と、前記上壁部から下方に延びる縦壁部とを有してもよい。この場合、前記縦壁部は、前記コネクタを介して前記ケーシングの前記第2面に対向する第1部分と、前記第1部分の両端から前記ケーシングの前記第2面に向けて延びる一対の第2部分とを有し、前記コネクタを三方向から覆っていてもよい。このような構成によると、前記コネクタが三方向から保護されるとともに、前記カバーが立体的な形状を有することから、前記カバーの剛性を高めることもできる。
【0009】
第4の態様では、上記の第1の態様から第3の態様のいずれかにおいて、前記ケーシングの第1面には、前記カバーに向けて突出するとともに、前記サービスホールの周縁に沿って一巡するリブが設けられていてもよい。この場合、前記カバーと前記リブとの間には、ガスケットが介挿されていてもよい。このような構成によると、前記ケーシング上に溜まった水分が、サービスホールを通じてカバー内部に侵入することを、効果的に防止又は抑制することができる。また、前記ガスケットが前記リブの上に配置されることから、前記ケーシング上の水分(塩分を含むことも多い)が、前記ガスケットへ長時間に亘って接触することが回避される。さらに、本技術に係る構成では、前記サービスホールのサイズ(即ち、ガスケットのサイズ)に対して、前記カバーの面積が比較的に大きく、前記ガスケットの少なくとも一部に対して、前記カバーが大きく張り出している。これらの構成により、水分等の接触に起因する前記ガスケットの劣化についても抑制される
【0010】
第5の態様では、上記の第1の態様から第4の態様のいずれかにおいて、前記電力ユニットは、車両に搭載される電力ユニットであってよい。この場合、前記高電圧回路は、前記車両の電源と走行用モータとの間で電力変換を行う電力変換回路を含んでもよい。但し、前記電力ユニットは、前記車両に限定されず、例えば他のモビリティ装置や据え置き型の装置に搭載されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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