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公開番号2024097444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-19
出願番号2023000879
出願日2023-01-06
発明の名称液晶表示装置の保護装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G09G 3/36 20060101AFI20240711BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】高温環境下で生じる不適切な保護動作を回避することができる液晶表示装置の保護装置を提供すること。
【解決手段】映像表示装置100は、バックライト116によって照明されて所定の画面を表示する表示パネル114と、表示パネル114の温度を検出する温度センサ124、温度検出部132と、検出された温度が保護温度を超えているときに、表示パネル114の温度を低下させる保護動作を行っており、動作開始から一定時間が経過するまでは保護温度として起動時閾値を用い、それ以後は保護温度として起動時閾値よりも低い通常閾値を用いる一定時間判定部134、温度判定部136、PWMデューティ設定部138等を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バックライトによって照明されて所定の画面を表示する液晶表示装置と、
前記液晶表示装置の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段によって検出された温度が保護温度を超えているときに、前記液晶表示装置の温度を低下させる保護動作を行う温度保護手段と、
を備え、前記温度保護手段は、前記液晶表示装置の動作開始から一定時間が経過するまでは前記保護温度として第1の値を用い、それ以後は前記保護温度として前記第1の値よりも低い第2の値を用いることを特徴とする液晶表示装置の保護装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記温度保護手段は、前記液晶表示装置の動作開始から前記一定時間が経過する前に、前記温度検出手段によって検出された温度が前記第2の値より低くなった場合には、前記一定期間が経過する前であっても、前記保護温度として前記第2の値を用いることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の保護装置。
【請求項3】
前記温度検出手段は、前記液晶表示装置の周辺の所定位置の温度を前記液晶表示装置の温度として検出することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の保護装置。
【請求項4】
前記温度保護手段は、前記バックライトの輝度を下げることにより、前記液晶表示装置の温度を低下させることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の保護装置。
【請求項5】
前記温度保護手段は、前記バックライトを消灯させることにより、前記液晶表示装置の温度を低下させることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置の保護装置。
【請求項6】
前記温度保護手段は、前記バックライトの点灯と消灯を繰り返し行う際の消灯の割合を高くすることにより、前記バックライトの輝度を下げて前記液晶表示装置の温度を低下させることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置の保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車室内等の高温環境下で使用される液晶表示装置の保護装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、電源オンからの経過時間t1と、温度センサによる計測温度Tsと液晶パネルの温度Tpとの温度差Trとの関係を示すテーブルをあらかじめ記憶しておいて、液晶パネルに応じて液晶駆動量を変化させる際に、本体電源オンからの実際の経過時間t1と、温度センサにより計測された計測温度とTsと、テーブルの記憶情報とを使用し、現在の経過時間に対応する温度差Trを計測温度Tsから差し引くことにより液晶パネルの温度を推定し、この推定した温度に応じて液晶駆動量を制御するようにした液晶表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-46289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、液晶パネル(液晶表示装置)を駆動する基板上にサーミスタ等の温度検出素子を設けた場合には、通常の通電時には、液晶パネルを駆動するドライバICの発熱の影響で、検出した温度よりも液晶パネル表面の温度が高くなる。そのため、液晶パネルに対する温度保護の閾値を、液晶パネルの定格温度の上限値よりも低く設定している。
【0005】
しかし、駐車中の車室内で日射が当たっているなどの使用環境下での液晶パネルの場合には、通電開始前のサーミスタの温度と液晶パネルの温度がほぼ同じになる。この状態からエンジンを起動して液晶パネルに通電を開始した時点で、検出温度が閾値を超えていると、液晶パネルの実際の温度が定格温度の上限に達していない場合であっても温度保護がかかってしまい、定格温度の範囲内にあるにもかかわらず、バックライトを消灯させるなどの不適切な保護動作が開始されてしまうという問題があった。このため、例えば、エンジン起動直後に車両を後退させる際に、リアカメラで撮像した画像を表示させる場合に、車両後方の映像確認がしにくいことになるなどの利用者の利便性を損なう恐れが生じる。このような問題は、上述した特許文献1に開示された手法では解決することはできない。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、高温環境下で生じる不適切な保護動作を回避することができる液晶表示装置の保護装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の液晶表示装置の保護装置は、バックライトによって照明されて所定の画面を表示する液晶表示装置と、液晶表示装置の温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段によって検出された温度が保護温度を超えているときに、液晶表示装置の温度を低下させる保護動作を行う温度保護手段とを備え、温度保護手段は、液晶表示装置の動作開始から一定時間が経過するまでは保護温度として第1の値を用い、それ以後は保護温度として第1の値よりも低い第2の値を用いる。
【0008】
動作開始直後の一定時間内では保護温度を高く(第1の値)しているため、高温環境下であっても、検出温度がこの高い保護温度を超えない限り、液晶表示装置の温度を低下させる保護動作が開始されることはなく、高温環境下での不適切な保護動作を回避することが可能となる。
【0009】
また、上述した温度保護手段は、液晶表示装置の動作開始から一定時間が経過する前に、温度検出手段によって検出された温度が第2の値より低くなった場合には、一定期間が経過する前であっても、保護温度として第2の値を用いることが望ましい。検出温度が第2の値よりも低い場合、すなわち、動作開始直後の使用環境がそれほど高温でない場合には、一定時間経過後と同様の保護動作に速やかに移行することが可能となる。
【0010】
また、上述した温度検出手段は、液晶表示装置の周辺の所定位置の温度を液晶表示装置の温度として検出することが望ましい。液晶表示装置の温度と連動する所定位置の温度を検出することにより、液晶表示装置の温度が過度に上昇した場合の保護動作を行うことが可能となる。また、液晶表示装置の表面温度を直接検出する場合に比べて、温度検出に必要な素子の実装が容易となる。
(【0011】以降は省略されています)

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