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公開番号2024093380
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209721
出願日2022-12-27
発明の名称光学系及び表示装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 17/08 20060101AFI20240702BHJP(光学)
要約【課題】画像の精細感を向上させることが可能な光学系及び表示装置を提供すること。
【解決手段】光学系は、画像表示素子からの光束を射出瞳に導く観察光学系であって、射出瞳の側から画像表示素子の側へ順に配置された、第1透過反射面と第2透過反射面とを含み、第1透過反射面よりも射出瞳の側に配置された光学素子を有し、光学素子は、射出瞳の側から画像表示素子の側へ順に配置された、第1の光学材料からなる第1の光学要素と第1の光学材料とは異なる第2の光学材料からなる第2の光学要素とを含み、第1の光学要素と第2の光学要素とは互いに接合され、その接合面には回折格子が形成され、回折格子は、回折に寄与する格子面と、径方向において該格子面に隣接する格子壁面とを含み、格子面は画像表示素子の側へ向かって凸形状であり、第1の光学材料の光軸方向での厚み、第2の光学材料の光軸方向での厚みを各々適切に設定すること。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像表示素子からの光束を前記射出瞳に導く観察光学系であって、
前記射出瞳の側から前記画像表示素子の側へ順に配置された、第1透過反射面と第2透過反射面とを含み、
前記第1透過反射面よりも前記射出瞳の側に配置された光学素子を有し、
前記光学素子は、前記射出瞳の側から前記画像表示素子の側へ順に配置された、第1の光学材料からなる第1の光学要素と前記第1の光学材料とは異なる第2の光学材料からなる第2の光学要素とを含み、
前記第1の光学要素と前記第2の光学要素とは互いに接合され、その接合面には回折格子が形成され、
前記回折格子は、回折に寄与する格子面と、径方向において該格子面に隣接する格子壁面とを含み、前記格子面は前記画像表示素子の側へ向かって凸形状であり、
前記第1の光学材料の光軸方向での厚みをd1[mm]、前記第2の光学材料の光軸方向での厚み[mm]をd2とするとき、
0.5≦d1≦20.0
0.02≦d2≦0.40
なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記第1の光学材料は、熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記第2の光学材料は、UV硬化樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系
【請求項4】
前記第1の光学材料のd線の屈折率をn1、前記第2の光学材料のd線の屈折率をn2とするとき、
0.02≦|n1-n2|≦0.20
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
【請求項5】
記第1の光学材料のd線のアッベ数をν1、前記第2の光学材料のd線のアッベ数をν2とするとき、
5≦|ν1-ν2|
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
【請求項6】
前記第1の光学材料のd線の屈折率をn1、前記第2の光学材料のd線の屈折率をn2、記第1の光学材料のd線のアッベ数をν1、前記第2の光学材料のd線のアッベ数をν2とするとき、
n1>n2
ν1>ν2
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
【請求項7】
記第1の光学材料のd線のアッベ数をν1、前記第2の光学材料のd線のアッベ数をν2とするとき、
25≦ν1≦60
18≦ν2≦40
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
【請求項8】
前記回折格子の格子高さをh[mm]とするとき、
0.001≦h≦0.020
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
【請求項9】
前記回折格子の最小の格子ピッチをPmin[mm]とするとき、
0.01≦Pmin
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
【請求項10】
前記回折格子の輪帯数をNとするとき、
N≦1000
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学系に関し、例えばヘッドマウントディスプレイ等の画像表示素子に表示された元画像を拡大表示して観察する表示装置に好適なものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)等の表示装置内に設けられた光学系の全長の短縮化が求められている。全長を短くすることが可能な光学系として、折り曲げ光学系が知られている。特許文献1には、画像の精細感を向上させるため、回折光学素子を使用する折り曲げ光学系が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7103566号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、回折光学素子が光学系の画像表示素子の側の面と画像表示素子の画像表示面との間に配置されており、画像の精細感のうち特に倍率色収差を十分に補正できているとは言えない。
【0005】
本発明は、画像の精細感を向上させることが可能な光学系及び表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての光学系は、画像表示素子からの光束を射出瞳に導く観察光学系であって、射出瞳の側から画像表示素子の側へ順に配置された、第1透過反射面と第2透過反射面とを含み、第1透過反射面よりも射出瞳の側に配置された光学素子を有し、光学素子は、射出瞳の側から画像表示素子の側へ順に配置された、第1の光学材料からなる第1の光学要素と第1の光学材料とは異なる第2の光学材料からなる第2の光学要素とを含み、第1の光学要素と第2の光学要素とは互いに接合され、その接合面には回折格子が形成され、回折格子は、回折に寄与する格子面と、径方向において該格子面に隣接する格子壁面とを含み、格子面は画像表示素子の側へ向かって凸形状であり、第1の光学材料の光軸方向での厚みをd1[mm]、第2の光学材料の光軸方向での厚み[mm]をd2とするとき、
0.5≦d1≦20.0
0.02≦d2≦0.40
なる条件式を満足することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像の精細感を向上させることが可能な光学系及び表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る観察装置の断面図である。
観察光学系の収差図である。
観察光学系の光路を表す模式図である。
光学素子の説明図である。
格子ピッチを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[全体概要]
図1は、本発明の実施形態に係る観察装置(表示装置)1の断面図である。観察装置1は、観察光学系(光学系)1000及びパネル部1400を有する。観察光学系1000は、パネル部1400からの光束を射出瞳に導く折り曲げ光学系である。パネル部1400は例えば、液晶表示素子(LCD)や有機EL素子等の画像表示素子(光変調素子)を含む。観察光学系1000は、射出瞳の側から画像表示素子の側へ順に配置された、第1透過反射面と第2透過反射面とを含む。第1透過反射面と第2透過反射面は、偏光分離面であってもよい。
【0010】
観察光学系1000は、射出瞳の側から画像表示素子の側へ順に配置された、瞳側光学系1100と透過反射光学系1200を有する。透過反射光学系1200は、第1透過反射面と第2透過反射面とを含む。本実施形態では、瞳側光学系1100と透過反射光学系1200はそれぞれ、光学素子1101,1201を有する。光学素子1101,1201は、光線を屈折、反射、又は回折させる。
(【0011】以降は省略されています)

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