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公開番号2024091100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207551
出願日2022-12-23
発明の名称設計支援装置、設計支援方法、及び設計支援プログラム
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G06F 30/13 20200101AFI20240627BHJP(計算;計数)
要約【課題】ダンパーの配置可能性とコストを考慮して、各柱及び各梁の剛性と、ダンパーの配置の設計を支援する設計支援方法、装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】設計支援方法は、柱梁架構を含む設計対象の建物をモデル化した建物モデル、各柱及び各梁の剛性及び建物のダンパー配置可能量を受け付け、外力に対して、各柱及び各梁の剛性を有する建物モデルの応答を解析した結果に基づいて、必要なダンパー量を算出し、ダンパー配置可能量と必要なダンパー量とに基づいて、ダンパーの配置可能性を判定し、各柱及び各梁の剛性と、必要なダンパー量とに基づいて、柱梁架構及びダンパーに関するコストを算出し、各柱及び各梁の剛性の組み合わせを変更しながら、ダンパー量算出、ダンパー配置可能性判定及びコスト算出を繰り返す。そして、各柱及び各梁の剛性の組み合わせの各々についての算出結果を可視化する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
設計対象の建物であって、柱梁架構を含む建物をモデル化した建物モデル、各柱及び各梁の剛性、及び前記建物のダンパー配置可能量を受け付ける入力部と、
外力に対して、各柱及び各梁の剛性を有する前記建物モデルの応答を解析した結果に基づいて、必要なダンパー量を算出するダンパー量算出部と、
前記ダンパー配置可能量と前記必要なダンパー量とに基づいて、ダンパーの配置可能性を判定するダンパー配置可能性判定部と、
各柱及び各梁の剛性と、前記必要なダンパー量とに基づいて、前記柱梁架構及び前記ダンパーに関するコストを算出するコスト算出部と、
各柱及び各梁の剛性の組み合わせを変更しながら、前記ダンパー量算出部による算出、前記ダンパー配置可能性判定部による判定、及び前記コスト算出部による算出を繰り返させる反復部と、
各柱及び各梁の剛性の組み合わせの各々についての、前記ダンパー配置可能性判定部による判定結果、及び前記コスト算出部による算出結果を可視化する可視化部と、
を含む設計支援装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記反復部は、
剛性倍率毎に、前記剛性倍率で各柱及び各梁の剛性を変更して、前記ダンパー量算出部による算出、前記ダンパー配置可能性判定部による判定、及び前記コスト算出部による算出を繰り返させる請求項1記載の設計支援装置。
【請求項3】
前記剛性倍率は、予め定められた階層のグループ毎に設定される前記剛性倍率である請求項2記載の設計支援装置。
【請求項4】
入力部が、設計対象の建物であって、柱梁架構を含む建物をモデル化した建物モデル、各柱及び各梁の剛性、及び前記建物のダンパー配置可能量を受け付け、
ダンパー量算出部が、外力に対して、各柱及び各梁の剛性を有する前記建物モデルの応答を解析した結果に基づいて、必要なダンパー量を算出し、
ダンパー配置可能性判定部が、前記ダンパー配置可能量と前記必要なダンパー量とに基づいて、ダンパーの配置可能性を判定し、
コスト算出部が、各柱及び各梁の剛性と、前記必要なダンパー量とに基づいて、前記柱梁架構及び前記ダンパーに関するコストを算出し、
反復部が、各柱及び各梁の剛性の組み合わせを変更しながら、前記ダンパー量算出部による算出、前記ダンパー配置可能性判定部による判定、及び前記コスト算出部による算出を繰り返させ、
可視化部が、各柱及び各梁の剛性の組み合わせの各々についての、前記ダンパー配置可能性判定部による判定結果、及び前記コスト算出部による算出結果を可視化する
設計支援方法。
【請求項5】
コンピュータを、
設計対象の建物であって、柱梁架構を含む建物をモデル化した建物モデル、各柱及び各梁の剛性、及び前記建物のダンパー配置可能量を受け付ける入力部、
外力に対して、各柱及び各梁の剛性を有する前記建物モデルの応答を解析した結果に基づいて、必要なダンパー量を算出するダンパー量算出部、
前記ダンパー配置可能量と前記必要なダンパー量とに基づいて、ダンパーの配置可能性を判定するダンパー配置可能性判定部、
各柱及び各梁の剛性と、前記必要なダンパー量とに基づいて、前記柱梁架構及び前記ダンパーに関するコストを算出するコスト算出部、
各柱及び各梁の剛性の組み合わせを変更しながら、前記ダンパー量算出部による算出、前記ダンパー配置可能性判定部による判定、及び前記コスト算出部による算出を繰り返させる反復部、及び
各柱及び各梁の剛性の組み合わせの各々についての、前記ダンパー配置可能性判定部による判定結果、及び前記コスト算出部による算出結果を可視化する可視化部
として機能させるための設計支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、設計支援装置、設計支援方法、及び設計支援プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建造物への制振ダンパーの配置量を決定する配置量決定支援システムが知られている(例えば、特許文献1)。この配置量決定支援システムでは、最適化システムが、応答近似モデルを使用することで、多層の建造物への制振ダンパーの各層への配置量についての最適解を得ることが可能である。時刻歴応答解析システムは、上記最適解を受け取り、当該最適解について動的応答解析を行い、応答解析モデルを生成する。制御システムは、時刻歴応答解析システムと最適化システムとの間の上記のデータの受け渡しを制御し、且つ、近似モデルと応答解析モデルとの間の誤差を計算して誤差が許容範囲内のものか否か判定し、当該誤差が許容外のものであった場合、最適化システムに再計算を行わせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-108618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1には、ダンパーの配置可能性とコストを考慮して、各柱及び各梁の剛性と、ダンパーの配置の設計を支援することについては記載されていない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮して、ダンパーの配置可能性とコストを考慮して、各柱及び各梁の剛性と、ダンパーの配置の設計を支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る設計支援装置は、設計対象の建物であって、柱梁架構を含む建物をモデル化した建物モデル、各柱及び各梁の剛性、及び前記建物のダンパー配置可能量を受け付ける入力部と、外力に対して、各柱及び各梁の剛性を有する前記建物モデルの応答を解析した結果に基づいて、必要なダンパー量を算出するダンパー量算出部と、前記ダンパー配置可能量と前記必要なダンパー量とに基づいて、ダンパーの配置可能性を判定するダンパー配置可能性判定部と、各柱及び各梁の剛性と、前記必要なダンパー量とに基づいて、前記柱梁架構及び前記ダンパーに関するコストを算出するコスト算出部と、各柱及び各梁の剛性の組み合わせを変更しながら、前記ダンパー量算出部による算出、前記ダンパー配置可能性判定部による判定、及び前記コスト算出部による算出を繰り返させる反復部と、各柱及び各梁の剛性の組み合わせの各々についての、前記ダンパー配置可能性判定部による判定結果、及び前記コスト算出部による算出結果を可視化する可視化部と、を含んで構成されている。
【0007】
本発明に係る設計支援装置によれば、入力部が、設計対象の建物であって、柱梁架構を含む建物をモデル化した建物モデル、各柱及び各梁の剛性、及び前記建物のダンパー配置可能量を受け付ける。ダンパー量算出部が、外力に対して、各柱及び各梁の剛性を有する前記建物モデルの応答を解析した結果に基づいて、必要なダンパー量を算出する。
【0008】
そして、ダンパー配置可能性判定部が、前記ダンパー配置可能量と前記必要なダンパー量とに基づいて、ダンパーの配置可能性を判定する。コスト算出部が、各柱及び各梁の剛性と、前記必要なダンパー量とに基づいて、前記柱梁架構及び前記ダンパーに関するコストを算出する。
【0009】
そして、反復部が、各柱及び各梁の剛性の組み合わせを変更しながら、前記ダンパー量算出部による算出、前記ダンパー配置可能性判定部による判定、及び前記コスト算出部による算出を繰り返させる。可視化部が、各柱及び各梁の剛性の組み合わせの各々についての、前記ダンパー配置可能性判定部による判定結果、及び前記コスト算出部による算出結果を可視化する。
【0010】
このように、各柱及び各梁の剛性の組み合わせを変更しながら、必要なダンパー量の算出、ダンパーの配置可能性の判定、及びコストの算出を繰り返し、結果を可視化することにより、ダンパーの配置可能性とコストを考慮して、各柱及び各梁の剛性と、ダンパーの配置の設計を支援することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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