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公開番号2024090813
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206942
出願日2022-12-23
発明の名称自由角度鋼板削孔装置
出願人株式会社コマツレンタル宮崎
代理人弁護士法人 衞藤法律特許事務所
主分類E21B 7/00 20060101AFI20240627BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】排水桝内での削孔作業を、熟練を要することなく、安全性及び施工性に優れ、施工現場に応じて簡便かつ経済的に行うことができる自由角度鋼板削孔方法及び装置を提供する。
【解決手段】クランプ8をクランプシャフト8aとクランプハンドル8bを備えた一対の万力6で形成し、万力6の側面に穿孔した窓孔6bと一対のドリルユニット取付台座1に穿孔したL字溝孔1cとの間をボルト・ナット6cで締結可能にし、一対の万力6間をドリルユニット取付台座1が摺動して傾斜動及び前後動可能に設ける。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
削孔ビットを用いて集水桝の鋼板に削孔する削孔方法であって、前記削孔ビットを前記鋼板の設置勾配に応じて削孔角度を可変に保持しつつ固定し、前記鋼板の削孔面に対して前記削孔ビットを接離及び摺動操作して削孔することを特徴とする自由角度鋼板削孔方法。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
削孔ビットが鋼板の削孔面に臨設されたドリルユニットを備えた取付台座と、該取付台座を集水桝の枠又は近傍に固定するクランプと、ドリルユニットを着脱自在に保持する磁着部を備えたことを特徴とする自由角度鋼板削孔装置。
【請求項3】
削孔ビットが鋼板に対して前後進及び角度可変に保持されていることを特徴とする請求項1記載の自由角度鋼板削孔方法又は請求項2記載の自由角度鋼板削孔装置。
【請求項4】
削孔ビットの削孔面に対する可変角度が0~90度であることを特徴とする請求項1の自由角度鋼板削孔方法又は請求項2又は請求項3記載の自由角度鋼板削孔装置。
【請求項5】
クランプが一対の万力であり、これら万力の間を傾斜動及び前後動可能に設けられたドリルユニット取付台座を備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の自由角度鋼板削孔装置。
【請求項6】
ドリルユニット取付台座に、ドリルユニットが上下左右方向に移動可能かつ位置決め固定可能に形成された補助アタッチメントを備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の自由角度鋼板削孔装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、道路面に降った雨水等が滞留しないように設置されている金属製排水用集水枡の任意の側面に、現場条件に応じた位置及び角度で自由に排水孔を開設するための削孔方法及び装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
既設道路橋の橋面舗装構造は、従来、不透水性舖装が主流であったため、降雨処理対策は、路面勾配に沿って舗装表面上の排水方式で集水枡により排水処理を行い橋梁の保全が図られている。
【0003】
近年、既設道路橋の保全と交通情勢から、従来の不透水性舗装から透水性舖装への工法技術転換が実行推進されている。これらの工法変更により従来の不透水性舗装の全面切削剥ぎ取りの必要が生じ、透水性舗装にすることにより路面を透水した降雨は、舗装体下面の橋梁コンクリート床版上面を流水するため、集水枡の側面に新たな排水路を設置する必要が生じる。
【0004】
道路橋の排水用集水枡は、排水工指針により設計設置されており、橋梁構造と交通に支障のないように配置されている。また、集水枡の形状構造も基準に従い設置され排水機能を果たしている。集水枡の材質は基本的には金属製であり、集水枡の雨水流入部の設置面の高さは橋梁舗装面の高さと同一面である
【0005】
このような集水桝として、例えば特許文献1に示されているようなものがある。一方、削孔装置として、錐軸の先端にモータによって回転する回転軸を取り付け、この回転軸の先端部に円筒状のコアーボディを取付け、錐軸にコアーボディの周囲を囲む円筒状の防音カバーをスライド自在に取付け、防音カバーの先端開口周囲に軟弾性材料で成形された断面円弧型の円環状の吸盤を取り付け、防音カバーに給水管及び排水管を接続したコンクリート削孔装置(特許文献2参照。)。既存のマンホールと管路との接続部分を開口し、この開口部に免振材等を充填する作業において、管路内側に固定部材によって駆動部を固定し、L型シャフトを回転させながら、このL型シャフトの先端側に固定されたガイド部材にエンドミル装置本体を取付け、ピニオン・ラック機構によりドリル本体をガイド部材に沿って摺動し、連続的に管路周縁部を開口するもの(特許文献3参照。)がある。
【0006】
上述のような排水路を増設する場合、金属製集水桝の壁面に透水孔を削孔して排水を図る必要があるが、集水桝内は作業スペースが狭く限られた空間内であるため、所望する壁面の削孔位置に孔を正しく開通することが困難であり、従来この作業は、ガス式のトーチバーナーを用いた溶射によって行なわれていた。
【0007】
しかしながら、溶射による透水孔加工作業には下記の課題がある。
(1)火気を使用するので、作業者の火傷や火災が発生する危険がある。
(2)溶射温度が高温のため、削孔位置に接近して作業することができないので、正確性及び仕上げ性に欠ける。
(3)大量のCO

が排出される。
(4)作業準備、加熱時間、削孔の仕上げ作業を要するので、施工に長時間を要する。
(5)雨天時には作業できない。
(6)作業に熟練を要する。
【0008】
そこで、本出願人は、先に特許文献5をもって、上述の課題を持つ集水桝壁面の削孔作業を、熟練した作業者を要することなく、安全性及び施工性に優れ、経済的に削孔作業を行うことができる自由角度鋼板削孔装置を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第4022863号公報
実開昭63-9389号公報
特開2004-332515号公報
実用新案登録第3155703号公報
実用新案登録第3196593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献5所載の装置によれば、上記課題を解消できるばかりでなく、削孔作業に際し、ドリルユニットを単独に分離して削孔すべき壁面の所要位置において取付台座に磁着固定するようにしたので、削孔ビットが削孔位置に簡単かつ確実に位置決めされ、例えば、狭い集水枡の限られたスペース内でも削孔作業を簡易に行うことができるという利点がある。
(【0011】以降は省略されています)

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