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公開番号2024089711
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205071
出願日2022-12-22
発明の名称スロットル装置
出願人株式会社ミクニ
代理人個人
主分類F02D 9/10 20060101AFI20240627BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】センサユニットの薄型化、小型化、装置全体としての小型化、薄型化を図り、又、製造の容易化、装置の低コスト化を図れるスロットル装置を提供する。
【解決手段】吸気を通す主通路12,外壁に形成された取付面16,及び取付面に開口して主通路に通じる連通路17を有するボディ10と、所定の軸線S回りに回動して主通路を開閉するスロットル弁30と、取付面に接合され連通路を介して吸気の状態量を検出するセンサ80を含むセンサユニットUと、センサユニットとボディの間に介在する環状のシール部材100を備え、センサユニットU及びボディ10は、協働してシール部材を嵌め込む環状溝Agを画定する。
【選択図】図15

特許請求の範囲【請求項1】
吸気を通す主通路,外壁に形成された取付面,及び前記取付面に開口して前記主通路に通じる連通路を有するボディと、
所定の軸線回りに回動して前記主通路を開閉するスロットル弁と、
前記取付面に接合され,前記連通路を介して前記吸気の状態量を検出するセンサを含むセンサユニットと、
前記センサユニットと前記ボディの間に介在する環状のシール部材と、を備え、
前記センサユニット及び前記ボディは、協働して前記シール部材を嵌め込む環状溝を画定する、
ことを特徴とするスロットル装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記センサユニットは、前記取付面に接合される接合面と、前記接合面から環状に突出すると共に前記環状溝の内側壁を画定する突出壁部と、前記突出壁部の内側において前記センサに通じる通路を含み、
前記ボディは、前記取付面から窪んで形成され前記突出壁部を受け入れると共に前記環状溝の外側壁を画定する凹部と、前記凹部の底面に開口する前記連通路を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロットル装置。
【請求項3】
前記突出壁部は、前記接合面からの突出寸法が前記取付面から前記凹部の底面までの深さ寸法以下に設定されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のスロットル装置。
【請求項4】
前記連通路は、前記凹部を前記主通路の前記スロットル弁よりも下流側に連通させる、
ことを特徴とする請求項2に記載のスロットル装置。
【請求項5】
前記連通路は、前記凹部と前記主通路をそれぞれ連通させる第1連通路及び第2連通路を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のスロットル装置。
【請求項6】
前記シール部材は、ゴム材料により環状に成形された非圧縮の状態において、前記環状溝の外側壁に部分的に接触し得る複数の外側凸部及び/又は前記環状溝の内側壁に部分的に接触し得る複数の内側凸部を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロットル装置。
【請求項7】
前記センサは、吸気の圧力を検出する圧力センサである、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロットル装置。
【請求項8】
前記センサユニットは、前記主通路を流れる吸気の温度を検出する温度センサを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロットル装置。
【請求項9】
前記センサユニットは、前記スロットル弁の開度を検出する開度センサを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロットル装置。
【請求項10】
前記センサは、吸気の圧力を検出する圧力センサと、吸気の温度を検出する温度センサを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロットル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動二輪車等に搭載される内燃エンジンの吸気系に適用されて吸気の状態量を検出するセンサを備えたスロットル装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来のスロットル装置としては、通路を画定するボディ、通路を開閉するスロットル弁、圧力センサ等を収容する樹脂製のセンサケースを含むセンサユニット等を備え、センサユニットがシール部材を挟んでボディに固定されたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
このスロットル装置においては、センサケースの接合面において、圧力センサに通じる開口部の周りを取り囲む環状シール溝を設け、環状シール溝にOリング等の環状のシール部材が嵌め込まれて、センサケースの接合面がボディの取付面に接合され、センサケースがネジによりボディに締結されるようになっている。
このように、センサケースに環状シール溝を設ける場合、センサケースの接合面から圧力センサまでの距離が長くなり、結果としてセンサケースの厚さ寸法が大きくなる。したがって、センサユニットの小型化、薄型化が望まれる。また、センサユニットがボディに固定された組付け状態のスロットル装置として、小型化、薄型化が望まれる。
【0003】
また、他のスロットル装置としては、吸気道を有するスロットルボディ、吸気道を開閉するスロットル弁、負圧センサ等を収容するセンサハウジングを含むセンサユニット等を備え、センサユニットがシール部材を挟んでスロットルボディに固定された吸気装置が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
この吸気装置においては、スロットルボディの取付面において、負圧センサに通じる開口部の周りを取り囲む環状シール溝を設け、環状シール溝にOリング等の環状のシール部材が嵌め込まれて、センサケースの接合面がボディの取付面に接合され、センサケースがネジによりスロットルボディに締結されるようになっている。
このように、スロットルボディに環状シール溝を設ける場合、比較的に幅狭い溝を専用の工具を用いて機械加工する必要があり、加工作業の煩雑化、加工コストの増加等を招き、それ故に、吸気装置の高コスト化を招く。
【0004】
さらに他のスロットル装置としては、吸気通路を有するボディ、吸気通路を開閉するバルブ、複数のセンサ(吸気圧センサ、外気圧センサ)を収容するケーシングを含むセンサユニット等を備え、センサユニットがシール部材を挟んでボディに固定されたスロットルバルブ装置が知られている(例えば、特許文献3を参照)。
このスロットルバルブ装置においては、スロットルボディの取付面において、吸気圧センサ及び外気圧センサに通じる各々の開口部の周りを取り囲む複数の環状溝が接続された環状シール溝を設け、環状シール溝に複数のリングが一体成形されたシール部材が嵌め込まれて、ケーシングの接合面がボディの取付面に接合され、ケーシングがネジによりボディに締結されるようになっている。
このように、ボディに複数の環状溝からなる環状シール溝を設ける場合、前述の吸気装置と同様に、専用の工具を用いて機械加工する必要があり、加工作業の煩雑化、加工コストの増加等を招き、それ故に、スロットルバルブ装置の高コスト化を招く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-113517号公報
特許第4191721号公報
特開2019-184428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、センサユニットの薄型化、小型化、装置全体としての小型化、薄型化を図り、又、製造の容易化、装置の低コスト化を図れるスロットル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のスロットル装置は、吸気を通す主通路,外壁に形成された取付面,及び取付面に開口して主通路に通じる連通路を有するボディと、所定の軸線回りに回動して主通路を開閉するスロットル弁と、取付面に接合され連通路を介して吸気の状態量を検出するセンサを含むセンサユニットと、センサユニットとボディの間に介在する環状のシール部材とを備え、センサユニット及びボディは、協働してシール部材を嵌め込む環状溝を画定する、構成となっている。
【0008】
上記スロットル装置において、センサユニットは、ボディの取付面に接合される接合面と、接合面から環状に突出すると共に環状溝の内側壁を画定する突出壁部と、突出壁部の内側においてセンサに通じる通路を含み、ボディは、取付面から窪んで形成され突出壁部を受け入れると共に環状溝の外側壁を画定する凹部と、凹部の底面に開口する上記連通路を含む、構成を採用してもよい。
【0009】
上記スロットル装置において、突出壁部は、接合面からの突出寸法が取付面から凹部の底面までの深さ寸法以下に設定されている、構成を採用してもよい。
【0010】
上記スロットル装置において、連通路は、凹部を主通路のスロットル弁よりも下流側に連通させる、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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