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公開番号
2024120549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023027408
出願日
2023-02-24
発明の名称
燃料タンク用弁装置
出願人
株式会社パイオラックス
代理人
デロイトトーマツ弁理士法人
主分類
F02M
37/00 20060101AFI20240829BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】燃料が揺動したとき、燃料タンク外への燃料漏れを効果的に抑制することができる燃料タンク用弁装置を提供する。
【解決手段】この燃料タンク用弁装置10は、仕切壁30、開口33を有するハウジング15と、フロート弁70とを有し、ハウジング15の底部には、ハウジング15の軸方向に開口する軸方向開口部43を有する環状壁44と、軸方向開口部43の内側且つ、環状壁44の上方に配置された遮蔽壁45とが設けられ、環状壁44と遮蔽壁45とによって、ハウジング15の径方向に開口する径方向開口部46が形成され、遮蔽壁45には、軸方向開口部43から流入した燃料を径方向開口部46へと誘導する第1誘導面45cが、軸心から遮蔽壁45の外縁45eに亘って形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
仕切壁を介して、下方に燃料タンク内に連通する弁室、上方に燃料タンク外に連通する通気室が設けられ、前記仕切壁に前記弁室及び前記通気室を連通する開口が形成されたハウジングと、
前記弁室に昇降可能に収容され、前記開口を開閉するフロート弁とを有しており、
前記ハウジングは、前記フロート弁を支持する底部を有しており、
前記底部は、
前記ハウジングの軸方向に開口し且つ前記燃料タンク内及び前記弁室を互いに連通させる軸方向開口部を設けた環状壁と、
前記環状壁の上方で、前記軸方向開口部と対向する様に配置された遮蔽壁とを有しており、
前記環状壁と前記遮蔽壁とによって、前記ハウジングの径方向に開口し且つ前記弁室に連通する径方向開口部が形成されており 、
前記遮蔽壁には、前記軸方向開口部から流入した燃料を前記径方向開口部へと誘導可能とする第1誘導面が、軸心から前記遮蔽壁の外縁に亘って形成されていることを特徴とする燃料タンク用弁装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記軸心を通る径方向断面において、径方向に見て、前記径方向開口部は、露出する様に構成されている請求項1記載の燃料タンク用弁装置。
【請求項3】
前記環状壁は、前記環状壁の外周端から径方向外側へ向けて次第に高くなる様に延びる第2誘導面を有しており、
前記第2誘導面は、前記径方向開口部から流入した燃料を前記フロート弁の下面に向けて誘導可能とする請求項1又は2記載の燃料タンク用弁装置。
【請求項4】
前記底部は、前記第2誘導面によって周囲を囲われて形成され、且つ、前記径方向開口部に連通する空間を有している請求項3記載の燃料タンク用弁装置。
【請求項5】
前記第1誘導面は、下方に突出する突部を有しており、該突部の側面は、径方向外側へ向けて次第に高くなる斜面を成すように設けられている請求項1又は2記載の燃料タンク用弁装置。
【請求項6】
前記底部は、前記環状壁及び前記遮蔽壁を連結する複数のリブを有し、
前記複数のリブの、径方向内側の端面は、テーパ状を成す請求項4記載の燃料タンク用弁装置。
【請求項7】
前記フロート弁の下面と前記底部との間に配置され、前記フロート弁を前記開口部に向けて付勢する付勢ばねを有しており、
前記フロート弁には、軸方向下端が開口したばね収容空間が形成されており、
前記ハウジングの底面を軸方向に見たとき、前記遮蔽壁の径方向外側の端部と、前記環状壁の径方向内側の端部との間に、隙間が形成されており、該隙間は、前記ばね収容空間に対応する位置に配置されている請求項1又は2記載の燃料タンク用弁装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の燃料タンクに取付けられ、燃料流出防止弁や満タン規制弁等として用いられる、燃料タンク用弁装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両の燃料タンクには、燃料タンク内の液面が、予め設定された満タン液面よりも上昇しないように、燃料タンク内への過給油を防止する弁装置(満タン規制バルブ)や、自動車が走行中に大きく揺れたり、傾いたり横転したりしたときに、燃料タンク内の燃料が、燃料タンク外へ漏れることを防止する弁装置(カットバルブ)が取付けられている。
【0003】
これらの弁装置は、一般的には、燃料タンクの上部に装着され、開口を有する仕切壁及び弁室を有するハウジングと、弁室内に昇降可能に配置され、前記開口を開閉するフロート弁とを有する構造となっている。
【0004】
例えば、下記特許文献1には、開口部が設けられた仕切壁を介して、下方空間と上方空間に分かれており、下方空間の外壁に、下方空間を外部と連通させる連通孔が形成されているハウジングと、ハウジングの下方空間に上下摺動可能に配置され、連通孔を通して流入する液体によって浮上し、開口部に接離するように構成されたフロート弁を備えた、燃料遮断弁が記載されている。
【0005】
また、フロート弁の下面とハウジングの底面との間には、フロート弁を開口部に向けて付勢する上方付勢バネが配置されている。更に、ハウジングは、ハウジング本体の下方に装着される下キャップを有している。
【0006】
上記の下キャップの底部には、円形開口が形成されており、該円形開口の上方には、複数のリブを介して、上方付勢バネの下端部を支持する、上方付勢バネ受け台が、所定高さ離間して配置されている。また、上方付勢バネ受け台の下面内周からは、筒状壁が垂設されている。そして、下キャップ底部の円形開口の内周縁部と、上方付勢バネ受け台の外周縁部と、筒状壁との間に、燃料タンク内と下方空間とを連通させる、連通孔が形成されている(特許文献1の図1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-000999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、車両の走行時等において、燃料タンク内の燃料が揺動することがある。上記特許文献1の燃料タンク用弁装置の場合、燃料は、主として、下キャップの円形開口を通って、上方付勢バネ受け台の下面中央に衝突した後、径方向外方に広がりながら流れて、連通孔から下方空間内に流入しようとするが、その際には、筒状壁によって、燃料の流通が阻害されやすく、燃料を下方空間内に取り込みにくい。
【0009】
その結果、フロート弁が上昇しにくくなるので、燃料タンク内に生じる燃料蒸気や、燃料液面から生じる波、しぶき等が、フロート弁が上昇する前に、開口部を通じて上方空間へと流入してしまって、燃料タンク外へ漏れる可能性があった。
【0010】
したがって、本発明の目的は、燃料が揺動したとき、燃料タンク外への燃料漏れを効果的に抑制することができる、燃料タンク用弁装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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