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公開番号2024088467
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203662
出願日2022-12-20
発明の名称ストレージ運用支援装置およびストレージ運用支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人青稜弁理士法人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240625BHJP(計算;計数)
要約【課題】ストレージ装置に対する多様な評価を容易にできるようにすることで、ストレージ装置の運用を容易にすること。
【解決手段】ストレージ装置の状態の情報を格納するストレージ装置情報を格納する記憶部と、評価対象の評価対象ストレージ装置を評価する評価部と、を有し、評価部は、ストレージ装置情報を参照して、評価対象ストレージ装置の環境への負荷の大きさを表す環境スコアの算出と、評価対象ストレージ装置のコストの大きさを表すコストスコアの算出と、評価対象ストレージ装置のデータの読み書きの速度を表す性能スコアの算出と、環境スコア、コストスコアおよび性能スコアを用いた総合スコアの算出と、を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ストレージ装置を評価するストレージ運用支援装置であって、
ストレージ装置の状態の情報を格納するストレージ装置情報を格納する記憶部と、
評価対象の評価対象ストレージ装置を評価する評価部と、を有し、
前記評価部は、前記ストレージ装置情報を参照して、
前記評価対象ストレージ装置の環境への負荷の大きさを表す環境スコアの算出と、
前記評価対象ストレージ装置のコストの大きさを表すコストスコアの算出と、
前記評価対象ストレージ装置のデータの読み書きの速度の遅さを表す性能スコアの算出と、
前記環境スコア、前記コストスコアおよび前記性能スコアを用いた総合スコアの算出と、を実行する、
ストレージ運用支援装置。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載のストレージ運用支援装置であって、
前記ストレージ装置情報は、前記ストレージ装置の単位時間あたりの消費電力の情報を含み、
前記評価部は、
前記評価対象ストレージ装置に電力を供給する電力供給元から二酸化炭素排出係数を取得し、
前記ストレージ装置情報を参照して、前記評価対象ストレージ装置の前記単位時間あたりの消費電力を取得し、
取得した前記二酸化炭素排出係数と、取得した前記評価対象ストレージ装置の前記単位時間あたりの消費電力と、に基づいて、前記環境スコアを算出する、
ストレージ運用支援装置。
【請求項3】
請求項1に記載のストレージ運用支援装置であって、
前記評価部は、
環境スコア重みと前記環境スコアの積と、コストスコア重みと前記コストスコア重みの積と、性能スコア重みと前記性能スコアの積と、の総和を前記総合スコアとして算出する、
ストレージ運用支援装置。
【請求項4】
請求項1に記載のストレージ運用支援装置であって、
所定の時間毎に、
前記評価部は、使用中のストレージ装置それぞれを、前記評価対象ストレージ装置とし、
前記使用中のストレージ装置それぞれの前記環境スコアと、前記コストスコアと、前記性能スコアと、前記総合スコアと、を算出して、
算出した前記使用中のストレージ装置それぞれの前記環境スコアと、前記コストスコアと、前記性能スコアと、前記総合スコアと、前記使用中のストレージ装置それぞれを特定できる使用中ストレージ装置特定情報と、前記総合スコアを算出した日時と、を対応づけたストレージ装置評価情報を生成して、前記記憶部に保存する、
ストレージ運用支援装置。
【請求項5】
請求項4に記載のストレージ運用支援装置であって、
前記評価部は、
前記使用中のストレージ装置それぞれに対する、前記環境スコアと、前記コストスコアと、前記性能スコアと、前記総合スコアとの少なくとも1つのスコアの時系列変化を示すストレージ装置時系列評価グラフのデータを生成する、
ストレージ運用支援装置。
【請求項6】
請求項1に記載のストレージ運用支援装置であって、
前記評価対象ストレージ装置は、少なくとも1つの、オンプレミス環境のストレージ装置およびクラウド環境のストレージ装置である、
ストレージ運用支援装置。
【請求項7】
請求項1に記載のストレージ運用支援装置であって、
さらに、ストレージ候補評価部を備え、
前記記憶部は、未使用ストレージ装置を特定する未使用ストレージ装置特定情報と、前記未使用ストレージ装置の仕様とを対応づけて保存する未使用ストレージ装置仕様情報と、を対応づけた未使用ストレージ装置使用情報を格納し、
前記ストレージ候補評価部は、
新たに使用する予定の新規ストレージ装置に対する要件情報が入力されると、
前記未使用ストレージ装置使用情報を参照して、前記未使用ストレージ装置のうちで、前記要件情報に含まれる要件を満たす候補ストレージ装置を特定できる候補ストレージ装置特定情報を取得し、
前記評価部は、前記候補ストレージ装置特定情報に対応づけられた候補ストレージ装置を、前記評価対象ストレージ装置とし、
前記評価対象ストレージ装置の前記環境スコアと、前記コストスコアと、前記性能スコアと、前記総合スコアと、を算出して、
算出した前記環境スコアと、前記コストスコアと、前記性能スコアと、前記総合スコアと、前記候補ストレージ装置特定情報と、を対応づけた候補ストレージ装置評価情報を、生成する、
ストレージ運用支援装置。
【請求項8】
請求項7に記載のストレージ運用支援装置であって、
前記評価部は、
前記候補ストレージ装置それぞれに対する、前記環境スコアと、前記コストスコアと、前記性能スコアと、前記総合スコアとの少なくとも1つのスコアの大きさを示すスコア比較グラフのデータを生成して、出力する、
ストレージ運用支援装置。
【請求項9】
請求項7に記載のストレージ運用支援装置であって、
前記未使用ストレージ装置使用情報は、前記未使用ストレージ装置特定情報と、前記未使用ストレージ装置の記憶容量と、前記未使用ストレージ装置がデータを圧縮して保存できる場合の圧縮率と、を対応づけた情報を含み、
前記ストレージ候補評価部は、
前記要件情報が、前記新たに使用する予定の新規ストレージ装置に対する記憶容量下限値を含む場合には、前記未使用ストレージ装置仕様情報を参照して、前記未使用ストレージ装置の記憶容量を前記圧縮率で割った値を換算記憶容量として算出し、
算出した前記換算記憶容量が前記記憶容量下限値よりも大きいか否かを判定し、
前記換算記憶容量が前記記憶容量下限値よりも大きくないと判定した場合に、前記未使用ストレージ装置が前記要件情報に含まれる要件を満たさないとする、
ストレージ運用支援装置。
【請求項10】
請求項1に記載のストレージ運用支援装置であって、
さらに、移行支援部を有し、
前記移行支援部は、
移行元ボリュームを特定できる移行元ボリューム特定情報と、前記移行元ボリュームに格納された移行データを保存する予定の移行先ボリュームを特定できる移行先ボリューム特定情報とを取得すると、
前記移行元ボリュームのデータ読出速度と、前記移行先ボリュームのデータ書込速度と、前記移行データの移行データ量とを、取得し、
取得した前記移行元ボリュームのデータ読出速度と、前記移行先ボリュームのデータ書込速度と、に基づいて、前記移行元ボリュームから前記移行先ボリュームに直ちに移行可能か否かを判定し、
前記移行元ボリュームから前記移行先ボリュームに直ちに移行可能と判定した場合には、
取得した前記移行元ボリュームのデータ読出速度および前記移行先ボリュームのデータ書込速度に基づいて算出した、前記移行元ボリュームから移行データを読み出して前記移行先ボリュームに保存するためにかかる移行時間と、前記移行元ボリューム特定情報と、前記移行先ボリューム特定情報と、を対応づけた移行可能ボリューム情報を生成する、
ストレージ運用支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ストレージ装置を評価するストレージ運用支援装置およびストレージ運用支援方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
データを容易に共有できるように、コンピューターネットワークを介して接続されたストレージ装置にデータを保存することが広く行われている。ここで、ストレージ装置として、数多くのオンプレミス環境のストレージ装置だけでなく、数多くのクラウド環境のストレージ装置も用いられている。そして、適切なストレージ装置を選択して使用できるように、ストレージ装置を評価する技術がある。例えば、特許文献1には、クラウド環境のストレージ装置の性能およびコストを評価する技術が記載されている。特許文献1に記載されている技術を用いれば、新規に導入するクラウド環境のストレージ装置の性能およびコストを評価して、好ましいクラウド環境のストレージ装置を選択することが容易になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2014/024251号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載されている技術では、オンプレミス環境のストレージ装置を評価できない。そして、オンプレミス環境のストレージ装置とクラウド環境のストレージ装置との両方のストレージ装置に対して、評価および比較検討を行って、適切なストレージ装置を選択して使用する場合がある。この場合、特許文献1に記載されている技術を用いたとしても、オンプレミス環境のストレージ装置とクラウド環境のストレージ装置との両方のストレージ装置に対して、評価および比較検討を行うことは容易にはできない。
【0005】
また、環境への負荷、コスト、性能のバランスのとれたストレージ装置を選択して使用することが求められている。そのために、ストレージ装置に対して多様な評価を行うことが求められている。例えば、ストレージ装置に対する二酸化炭素排出量などの環境への負荷を評価することが求められている。
【0006】
そして、古いストレージ装置や高いコストのストレージ装置の使用を中止して、代わりに新たにストレージ装置を使用することが行われている。その際に、ストレージ装置に作成したボリュームに保存されたデータを、別のストレージ装置のボリュームにコピーする、移行の作業を効率よく行う必要がある。ストレージ装置の移行元のボリュームに保存されているデータが、必要な時に使用できなくなることを抑制するために、移行元のストレージ装置のデータを読み出す性能や、移行先のストレージ装置のデータを書き込む性能を評価して、適切なタイミングでボリュームを移行することも求められている。
【0007】
そこで、本発明の目的は、ストレージ装置に対する多様な評価を容易にできるようにすることで、ストレージ装置の運用を容易にするストレージ運用支援装置およびストレージ運用支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明のストレージ運用支援装置の一態様は、ストレージ装置を評価するストレージ運用支援装置であって、ストレージ装置の状態の情報を格納するストレージ装置情報を格納する記憶部と、評価対象の評価対象ストレージ装置を評価する評価部と、を有し、前記評価部は、前記ストレージ装置情報を参照して、前記評価対象ストレージ装置の環境への負荷の大きさを表す環境スコアの算出と、前記評価対象ストレージ装置のコストの大きさを表すコストスコアの算出と、前記評価対象ストレージ装置のデータの読み書きの速度の遅さを表す性能スコアの算出と、前記環境スコア、前記コストスコアおよび前記性能スコアを用いた総合スコアの算出と、を実行する。
【0009】
また、本発明のストレージ運用支援装置のストレージ運用支援方法の一態様は、ストレージ装置の状態の情報を格納するストレージ装置情報を格納する記憶装置およびプロセッサを備え、前記プロセッサがストレージ装置を評価するストレージ運用支援装置におけるストレージ運用支援方法であって、前記プロセッサに、評価対象の評価対象ストレージ装置を評価する評価処理を実行させ、前記評価処理は、前記記憶装置に格納されている前記ストレージ装置情報を参照して、前記評価対象ストレージ装置の環境への負荷の大きさを表す環境スコアの算出と、前記評価対象ストレージ装置のコストの大きさを表すコストスコアの算出と、前記評価対象ストレージ装置のデータの読み書きの速度の遅さを表す性能スコアの算出と、前記環境スコア、前記コストスコアおよび前記性能スコアを用いた総合スコアの算出と、を実行する処理を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明の代表的な形態によれば、ストレージ装置に対する多様な評価を容易にできるようにすることで、ストレージ装置の運用を容易にする。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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