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公開番号2024087191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022201837
出願日2022-12-19
発明の名称ガス絶縁開閉装置
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人,個人
主分類H02B 13/035 20060101AFI20240624BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】小型化を図ることができ、絶縁性能を良好に保つことができるようにすること。
【解決手段】ガス絶縁開閉装置(10)は、開閉軸(11)と同一軸線上に並んで設けられる固定側電極(13)及び可動側電極(14)と、固定側電極及び可動側電極を支持する樹脂フレーム(15)と、固定側電極を樹脂フレームに固定する雄ねじ部材(29)とを備えている。樹脂フレームは、左右両側に形成された側壁(22)と、側壁に連なって内方に突出形成されたリブ(24)とを備えている。固定側電極は、リブの突出方向先端側に配置される本体部(26)と、本体部に連なってリブと上下方向にて重なる位置に形成され、雄ねじ部材が挿通される挿通穴(27a)が形成される取付部(27)とを備えている。雄ねじ部材は、上下方向と平行となってリブにねじ込まれることで取付部をリブに固定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の操作機構を介して軸方向に動作可能に設けられる開閉軸と、
前記開閉軸と同一軸線上に並んで設けられ、前記開閉軸の動作によって前記開閉軸との電気的な接続が切り替えられる第1電極及び第2電極と、
前記第1電極及び前記第2電極を支持する樹脂フレームと、
前記第1電極を前記樹脂フレームに固定する雄ねじ部材とを備えたガス絶縁開閉装置であって、
前記開閉軸は、前記軸方向の動作によって前記第2電極を挿通した状態を維持しつつ、前記第1電極に挿抜され、
前記樹脂フレームは、前記軸方向に対する交差方向の両側に形成された側壁と、
前記側壁に連なって内方に突出形成されたリブとを備え、
前記第1電極は、前記開閉軸が挿通される挿通路を形成し、前記リブの突出方向先端側に配置される本体部と、
前記本体部に連なって前記リブと前記軸方向にて重なる位置に形成され、且つ、前記雄ねじ部材が挿通される挿通穴が形成される取付部とを備え、
前記雄ねじ部材は、前記軸方向と平行となって前記挿通穴に挿通され、前記リブにねじ込まれることで前記取付部を前記リブに固定することを特徴とするガス絶縁開閉装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記樹脂フレームは、前記本体部の設置部分にて、前記軸方向及び前記交差方向の両方に交差する方向に開通する開口を備えていることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
【請求項3】
前記軸方向にて、前記本体部における前記第2電極側の端部に比べて前記雄ねじ部材の先端の方が、前記第2電極に近い配置とされることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
【請求項4】
前記リブの内部に所定方向に延出する埋込導体が埋設され、
前記埋込導体は、前記雄ねじ部材と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス絶縁開閉装置に関し、特に、受配電設備用に用いられるガス絶縁開閉装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるガス絶縁開閉装置にあっては、絶縁支持体に支持される複数の電極と、複数の電極間を電気的に開閉するように軸方向に摺動するロッド形の可動接触子とを備えて構成されている。複数の電極及び可動接触子は互いに軸整列している。特許文献2には、絶縁フレームに設けられた取付リブに可動側導体がボルトで固定されたガス絶縁開閉装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-096806号公報
特開2013-131440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したガス絶縁開閉装置では、絶縁支持体に電極を支持する構造にて、複数の電極が整列する整列方向の寸法だけでなく、該整列方向に直交する方向の寸法を小型化する要求がある。しかも、絶縁不良が生じることを防止できるよう、電極と絶縁支持体との固定を良好にすることが求められる。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、小型化を図ることができ、絶縁性能を良好に保つことができるガス絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における一態様のガス絶縁開閉装置は、所定の操作機構を介して軸方向に動作可能に設けられる開閉軸と、前記開閉軸と同一軸線上に並んで設けられ、前記開閉軸の動作によって前記開閉軸との電気的な接続が切り替えられる第1電極及び第2電極と、前記第1電極及び前記第2電極を支持する樹脂フレームと、前記第1電極を前記樹脂フレームに固定する雄ねじ部材とを備えたガス絶縁開閉装置であって、前記開閉軸は、前記軸方向の動作によって前記第2電極を挿通した状態を維持しつつ、前記第1電極に挿抜され、前記樹脂フレームは、前記軸方向に対する交差方向の両側に形成された側壁と、前記側壁に連なって内方に突出形成されたリブとを備え、前記第1電極は、前記開閉軸が挿通される挿通路を形成し、前記リブの突出方向先端側に配置される本体部と、前記本体部に連なって前記リブと前記軸方向にて重なる位置に形成され、且つ、前記雄ねじ部材が挿通される挿通穴が形成される取付部とを備え、前記雄ねじ部材は、前記軸方向と平行となって前記挿通穴に挿通され、前記リブにねじ込まれることで前記取付部を前記リブに固定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、雄ねじ部材で第1電極を固定するので、該固定の強度を高めて絶縁性能を良好に保つことができる。しかも、側壁の内方にリブを形成し、リブに対して開閉軸の軸方向から雄ねじ部材により第1電極を固定できるので、該軸方向だけでなく軸方向に対する交差方向の寸法が大きくなることを抑制して小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1A及び図1Bは、実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の部分概略正面図である。
図1Aの平面図である。
図2のA-A線断面図である。
図4A~図4Cは実施の形態及び従来構造のガス絶縁開閉装置の大きさを比較した説明図である。
変形例に係るガス絶縁開閉装置の図3と同様の断面図である。
他の変形例に係るガス絶縁開閉装置の図3と同様の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置(以下、単に「開閉装置」という)について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施することができるものである。以下の図においては、説明の便宜上、一部の構成を省略することがある。また、以下の説明において、特に明示しない限り、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」は、各図において矢印で示した方向を基準として用いる。但し、各構成の向きは、一例にすぎず、任意の向きに変更することができる。
【0010】
本発明は、例えば、キュービクル形ガス絶縁開閉装置(C-GIS:Cubicle Gas Insulated Switchgear)に適用される。しかしながら、本発明が適用される開閉装置については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、キュービクル形でない他のガス絶縁開閉装置にも適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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