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公開番号2024086185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201193
出願日2022-12-16
発明の名称冷却システム
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F25B 5/02 20060101AFI20240620BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】各要冷設備の冷却領域を良好に冷却すること。
【解決手段】圧縮機21及び凝縮器22を有した冷凍機11と、凝縮器22で凝縮した冷媒の一部を断熱膨張させる電子膨張弁23A等及び電子膨張弁23A等で断熱膨張した冷媒を蒸発させて圧縮機21に吸引させる蒸発器24A等を有した複数のショーケース12A等とを備え、複数のショーケース12A等にて蒸発器24A等での冷媒の蒸発により収納室13A等を冷却する冷却システム10であって、複数のショーケース12A等のうち設定された対象ショーケースの収納室13A等の冷却状態に応じて冷凍機11の駆動を制御する制御部30は、複数のショーケース12A等のそれぞれにおいて電子膨張弁23A等の開度情報を取得し、電子膨張弁23A等の最大開度状態の継続時間が予め決められた判定時間以上となるショーケース12A等を、新たな対象ショーケースに設定する設定変更制御を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
吸引した冷媒を圧縮する圧縮機及び該圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器を有した冷凍機と、
前記凝縮器で凝縮した冷媒の一部を断熱膨張させる電子膨張弁及び該電子膨張弁で断熱膨張した冷媒を蒸発させて前記圧縮機に吸引させる蒸発器を有した複数の要冷設備と
を備え、
前記複数の要冷設備にて前記蒸発器での冷媒の蒸発により所定の冷却領域を冷却する冷却システムであって、
前記複数の要冷設備のうち設定された対象要冷設備の前記冷却領域の冷却状態に応じて前記冷凍機の駆動を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記複数の要冷設備のそれぞれにおいて前記電子膨張弁の開度情報を取得し、電子膨張弁の最大開度状態の継続時間が予め決められた判定時間以上となる要冷設備を、新たな対象要冷設備に設定する設定変更制御を行うことを特徴とする冷却システム。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記設定変更制御において、前記電子膨張弁の最大開度状態の継続時間が前記判定時間以上となる要冷設備がある場合、現時点での対象要冷設備を構成する電子膨張弁の開度が最大開度状態でないことを条件として、該要冷設備を新たな対象要冷設備に設定することを特徴とする請求項1に記載の冷却システム。
【請求項3】
前記要冷設備は、前記冷却領域である収納室に商品を収納するショーケースであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却システムに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗に設置された冷却システムが特許文献1に提案されており、冷凍機及び複数のショーケースを備えている。冷凍機は、圧縮機及び凝縮器を有している。複数のショーケースは、商品を載置する商品載置棚が上下方向に沿って複数段設けられた収納室を有し、かつ冷凍機とともに冷媒回路を構成する電子膨張弁及び蒸発器を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-99013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのような特許文献1に提案されているショーケースでは、効率よくすべてのショーケースの商品を冷却することが求められている。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、各要冷設備の冷却領域を良好に冷却することができる冷却システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る冷却システムは、吸引した冷媒を圧縮する圧縮機及び該圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器を有した冷凍機と、前記凝縮器で凝縮した冷媒の一部を断熱膨張させる電子膨張弁及び該電子膨張弁で断熱膨張した冷媒を蒸発させて前記圧縮機に吸引させる蒸発器を有した複数の要冷設備とを備え、前記複数の要冷設備にて前記蒸発器での冷媒の蒸発により所定の冷却領域を冷却する冷却システムであって、前記複数の要冷設備のうち設定された対象要冷設備の前記冷却領域の冷却状態に応じて前記冷凍機の駆動を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記複数の要冷設備のそれぞれにおいて前記電子膨張弁の開度情報を取得し、電子膨張弁の最大開度状態の継続時間が予め決められた判定時間以上となる要冷設備を、新たな対象要冷設備に設定する設定変更制御を行うことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記冷却システムにおいて、前記制御部は、前記設定変更制御において、前記電子膨張弁の最大開度状態の継続時間が前記判定時間以上となる要冷設備がある場合、現時点での対象要冷設備を構成する電子膨張弁の開度が最大開度状態でないことを条件として、該要冷設備を新たな対象要冷設備に設定することを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記冷却システムにおいて、前記要冷設備は、前記冷却領域である収納室に商品を収納するショーケースであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の要冷設備のうち設定された対象要冷設備の冷却領域の冷却状態に応じて冷凍機の駆動を制御する制御部が、複数の要冷設備のそれぞれにおいて電子膨張弁の開度情報を取得し、電子膨張弁の最大開度状態の継続時間が予め決められた判定時間以上となる要冷設備を、新たな対象要冷設備に設定する設定変更制御を行うので、最も冷却負荷の大きい要冷設備を対象要冷設備としてその冷却領域の冷却状態に応じて冷凍機の駆動を制御することができ、これにより各要冷設備の冷却領域を良好に冷却することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施の形態である冷却システムの構成を模式的に示すブロック図である。
図2は、図1に示した制御部が実施する設定変更制御の処理内容を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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