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公開番号2024088133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203158
出願日2022-12-20
発明の名称壁体の補強構造
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人,個人
主分類H02B 1/30 20060101AFI20240625BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】固定部材によって剛性を向上できるようにすること。
【解決手段】前後方向に延出する第1フレーム(11)と、第1フレームに交差する左右方向に延出する第2フレーム(12)と、第1フレーム及び第2フレームの交差位置に設けられる固定部材(20)とを備えている。固定部材は、前後方向に平行に形成された第1片部(21)と、第1片部の一端に連なって左右方向に平行に形成された第2片部(22)とを備えた屈曲形状に設けられている。第1片部は、第1フレームの左面に面接触して第1フレームに固定されるとともに、第2フレームを跨いで配置される。第2片部は、第2フレームの前面に面接触して第2フレームに固定される。第1片部は外面(212)で第1フレームと面接触し、第2片部は内面(221)で第2フレームと面接触する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
壁体の厚さ方向における少なくとも一方の面に沿って設けられる壁体の補強構造であって、
第1方向に延出し、延出する方向に直交する方向に厚さを有する第1フレームと、
前記第1フレームに交差する第2方向に延出し、延出する方向に直交する方向に厚さを有する第2フレームと、
前記第1フレーム及び前記第2フレームの交差位置に設けられる固定部材とを備え、
前記固定部材は、前記第1方向に平行に形成された第1片部と、
前記第1片部の一端に連なって前記第2方向に平行に形成された第2片部とを備えた屈曲形状に設けられ、前記第1片部及び前記第2片部の入隅側を内面、出隅側を外面として形成し、
前記第1片部は、前記第1フレームの厚さ方向一方の面に面接触して前記第1フレームに固定されるとともに、前記第2フレームを跨いで配置され、
前記第2片部は、前記第2フレームの厚さ方向一方の面に面接触して前記第2フレームに固定され、
前記第1片部は外面で前記第1フレームと面接触し、前記第2片部は内面で前記第2フレームと面接触することを特徴する壁体の補強構造。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記第1片部には、前記第2フレームを受容する取付用溝が形成されることを特徴する請求項1に記載の壁体の補強構造。
【請求項3】
前記第1フレームは、受容する前記第2フレームを前記第2フレームの厚さ方向から挟んで位置する第1フレーム溝を備え、
前記第2フレームは、受容する前記第1フレームを前記第1フレームの厚さ方向から挟んで位置する第2フレーム溝を備え、
前記第1フレーム及び前記第2フレームは、前記第1フレーム溝の底部と前記第2フレーム溝の底部とが対向するよう組み合わされて交差することを特徴する請求項1または請求項2に記載の壁体の補強構造。
【請求項4】
前記第1フレーム溝は、前記第2フレームの厚さに応じた溝幅に形成され、
前記第2フレーム溝は、前記第1フレームと前記第1片部とを重ねた厚さに応じた溝幅に形成されることを特徴する請求項3に記載の壁体の補強構造。
【請求項5】
前記固定部材は前記取付用溝に前記第2フレームを差し込んで受容し、
前記第1片部と前記第1フレームが固定される第1固定部と、前記第2片部と前記第2フレームが固定される第2固定部とを有し、前記第1固定部及び前記第2固定部は、前記取付用溝に前記第2フレームを差し込む方向において位置が異なることを特徴とする請求項2に記載の壁体の補強構造。
【請求項6】
前記第1片部は前記第1フレームに第1締結具により固定され、前記第2片部は前記第2フレームに第2締結具により固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の壁体の補強構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、交差するフレームによって補強することができる壁体の補強構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
所定の電気機器を収容する配電盤等にあっては、箱状をなす筐体を備えて構成される。かかる構成としては、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される箱体は、箱形フレームと、箱形フレームに取り付けられる天井板、底板、左右の側板とで構成されている。箱形フレームは、四角形の枠内を格子形補強体で補強している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平09-321452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるような格子形補強体にあっては、補強する底板等の面方向に平行な方向から荷重が加わるが、かかる荷重に対して剛性を良好に発揮できることが求められている。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、固定部材によって剛性を向上することができる壁体の補強構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における一態様の壁体の補強構造は、壁体の厚さ方向における少なくとも一方の面に沿って設けられる壁体の補強構造であって、第1方向に延出し、延出する方向に直交する方向に厚さを有する第1フレームと、前記第1フレームに交差する第2方向に延出し、延出する方向に直交する方向に厚さを有する第2フレームと、前記第1フレーム及び前記第2フレームの交差位置に設けられる固定部材とを備え、前記固定部材は、前記第1方向に平行に形成された第1片部と、前記第1片部の一端に連なって前記第2方向に平行に形成された第2片部とを備えた屈曲形状に設けられ、前記第1片部及び前記第2片部の入隅側を内面、出隅側を外面として形成し、前記第1片部は、前記第1フレームの厚さ方向一方の面に面接触して前記第1フレームに固定されるとともに、前記第2フレームを跨いで配置され、前記第2片部は、前記第2フレームの厚さ方向一方の面に面接触して前記第2フレームに固定され、前記第1片部は外面で前記第1フレームと面接触し、前記第2片部は内面で前記第2フレームと面接触することを特徴する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第1片部の外面が第1フレームと面接触し、第2片部の内面が第2フレームと面接触するので、固定部材にて、第1フレームの厚さ方向両側からの荷重を受けられるようにしつつ、第2フレームの厚さ方向両側からの荷重も受けることができる。
これにより、固定部材にて交差する2方向からの荷重を受けることができるようになり、各フレームの交差部分における応力を緩和して剛性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態に係る補強構造が適用される筐体の概略斜視図である。
第1の実施の形態の補強構造の部分拡大斜視図である。
図2の分解斜視図である。
第1の実施の形態における第1フレーム及び第2フレームの交差位置における平面図である。
第1の実施の形態における格子構造を組み立てる中途段階の斜視図である。
図6A及び図6Bは、従来構造の固定部材における荷重の作用の説明図であり、図6C及び図6Dは、第1の実施の形態の固定部材における荷重の作用の説明図である。
図7A及び図7Bは、従来構造の固定部材における荷重の作用の説明図であり、図7C及び図7Dは、第1の実施の形態の固定部材における荷重の作用の説明図である。
第2の実施の形態の補強構造における固定部材周りの平面図である。
第2の実施の形態の固定部材の斜視図である。
変形例における補強構造の部分斜視図である。
図10の一部構成を分解した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態に係る補強構造が適用される筐体について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施することができるものである。以下の図においては、説明の便宜上、一部の構成を省略することがある。また、以下の説明において、特に明示しない限り、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」は、各図において矢印で示した方向を基準として用いる。但し、各構成の向きは、一例にすぎず、任意の向きに変更することができる。
【0010】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る補強構造が適用される筐体の概略斜視図である。図1に示す筐体1は、内部に所定の収容空間を備え、例えば、図示省略した配電盤や制御盤、遮断器等の所定の電気機器を収容空間内に収容する。筐体1は、板状の金属材料となる板金により構成される複数の壁体を備え、かかる複数の壁体を連結した構造に設けられる。更に述べると、筐体1は、上部壁体2と、下部壁体3と、上部壁体2及び下部壁体3の間に設けられる複数の側方壁体5とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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