TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024091793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024066963,2023015355
出願日2024-04-17,2020-09-08
発明の名称半導体装置
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類H01L 29/739 20060101AFI20240628BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】半導体基板の深さ方向において、広い範囲のドーピング濃度を容易に調整できることが好ましい。
【解決手段】上面および下面を有し、バルク・ドナーを有する半導体基板を備え、半導体基板の深さ方向における水素化学濃度分布が、第1の水素濃度ピークと、第1の水素濃度ピークよりも半導体基板の下面側に配置された第2の水素濃度ピークとを有し、第1の水素濃度ピークと第2の水素濃度ピークとの間の中間領域における中間ドナー濃度が、第1の水素濃度ピークと半導体基板の上面との間の上面側ドナー濃度と、第2の水素濃度ピークと半導体基板の下面との間の下面側ドナー濃度のいずれより低い半導体装置を提供する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
上面および下面を有し、バルク・ドナーを有する半導体基板を備え、
前記半導体基板の深さ方向における水素化学濃度分布が、第1の水素濃度ピークと、前記第1の水素濃度ピークよりも前記半導体基板の前記下面側に配置された第2の水素濃度ピークとを有し、
前記第1の水素濃度ピークと前記第2の水素濃度ピークとの間の中間領域における中間ドナー濃度が、前記第1の水素濃度ピークと前記半導体基板の前記上面との間の上面側ドナー濃度と、前記第2の水素濃度ピークと前記半導体基板の前記下面との間の下面側ドナー濃度のいずれより低い
半導体装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記半導体基板の深さ方向におけるドナー濃度分布が、前記第1の水素濃度ピークと前記半導体基板の前記上面との間において上面側平坦部分を有する
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
上面および下面を有し、バルク・ドナーを有する半導体基板を備え、
前記半導体基板の深さ方向における水素化学濃度分布が、第1の水素濃度ピークと、前記第1の水素濃度ピークよりも前記半導体基板の前記下面側に配置された第2の水素濃度ピークとを有し、
前記第1の水素濃度ピークと前記第2の水素濃度ピークとの間の中間領域における中間ドナー濃度が、前記第1の水素濃度ピークと前記半導体基板の前記上面との間の上面側ドナー濃度と、前記第2の水素濃度ピークと前記半導体基板の前記下面との間の下面側ドナー濃度のいずれよりも高く、
前記半導体基板の深さ方向におけるドナー濃度分布が、前記第1の水素濃度ピークと前記半導体基板の前記上面との間において上面側平坦部分を有する
半導体装置。
【請求項4】
前記上面側ドナー濃度は、バルク・ドナー濃度よりも高い
請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記上面側ドナー濃度は、水素ドナーを含む
請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記下面側ドナー濃度は、バルク・ドナー濃度よりも高い
請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記下面側ドナー濃度は、水素ドナーを含む
請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記半導体基板の深さ方向におけるドナー濃度分布が、前記第2の水素濃度ピークと前記半導体基板の前記下面との間において下面側平坦部分を有する
請求項1から7のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記中間領域の前記中間ドナー濃度の分布が平坦部分を有する
請求項1から8のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記中間領域の前記中間ドナー濃度は前記バルク・ドナーのドナー濃度と同一である
請求項1または2に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、半導体基板の所定の深さに水素を注入して拡散させることで、注入深さおよび拡散領域に形成された格子欠陥と水素が結合してドナー化し、ドーピング濃度を高くできる技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特許第5374883号
[特許文献2] WO2017/47285号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
半導体基板の深さ方向において、広い範囲のドーピング濃度を容易に調整できることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、上面および下面を有し、バルク・ドナーを有する半導体基板を備える半導体装置を提供する。半導体基板の深さ方向における水素化学濃度分布が、第1の水素濃度ピークと、第1の水素濃度ピークよりも半導体基板の下面側に配置された第2の水素濃度ピークとを有してよい。上記いずれかの半導体装置において、第1の水素濃度ピークと第2の水素濃度ピークとの間の中間領域における中間ドナー濃度が、第1の水素濃度ピークと半導体基板の上面との間の上面側ドナー濃度と、第2の水素濃度ピークと半導体基板の下面との間の下面側ドナー濃度のいずれより低くてよい。
【0005】
上記いずれかの半導体装置において、半導体基板の深さ方向におけるドナー濃度分布が、第1の水素濃度ピークと半導体基板の上面との間において上面側平坦部分を有してよい。
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の第2の態様においては、上面および下面を有し、バルク・ドナーを有する半導体基板を備える半導体装置を提供する。半導体基板の深さ方向における水素化学濃度分布が、第1の水素濃度ピークと、第1の水素濃度ピークよりも半導体基板の下面側に配置された第2の水素濃度ピークとを有してよい。上記いずれかの半導体装置において、第1の水素濃度ピークと第2の水素濃度ピークとの間の中間領域における中間ドナー濃度が、第1の水素濃度ピークと半導体基板の上面との間の上面側ドナー濃度と、第2の水素濃度ピークと半導体基板の下面との間の下面側ドナー濃度のいずれよりも高くてよい。上記いずれかの半導体装置において、半導体基板の深さ方向におけるドナー濃度分布が、第1の水素濃度ピークと半導体基板の上面との間において上面側平坦部分を有してよい。
【0007】
上記いずれかの半導体装置において、上面側ドナー濃度は、バルク・ドナー濃度よりも高くてよい。
【0008】
上記いずれかの半導体装置において、上面側ドナー濃度は、水素ドナーを含んでよい。
【0009】
上記いずれかの半導体装置において、下面側ドナー濃度は、バルク・ドナー濃度よりも高くてよい。
【0010】
上記いずれかの半導体装置において、下面側ドナー濃度は、水素ドナーを含んでよい。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

富士電機株式会社
半導体装置
14日前
富士電機株式会社
自動販売機
25日前
富士電機株式会社
半導体装置
14日前
富士電機株式会社
半導体装置
18日前
富士電機株式会社
半導体装置
14日前
富士電機株式会社
エンコーダ
4日前
富士電機株式会社
冷却システム
11日前
富士電機株式会社
商品収納装置
12日前
富士電機株式会社
水質分析装置
6日前
富士電機株式会社
壁体の補強構造
6日前
富士電機株式会社
開閉装置用操作器
11日前
富士電機株式会社
ガス絶縁開閉装置
7日前
富士電機株式会社
電力変換システム
18日前
富士電機株式会社
炭化珪素半導体装置
18日前
富士電機株式会社
冷凍機および熱交換器
14日前
富士電機株式会社
集積回路、及び電源回路
20日前
富士電機株式会社
クランプオン式超音波流量計
4日前
富士電機株式会社
クランプオン式超音波流量計
4日前
富士電機株式会社
ヒートポンプ式蒸気生成装置
18日前
富士電機株式会社
ヒートポンプ式蒸気生成装置
18日前
富士電機株式会社
クランプオン式超音波流量計
4日前
富士電機株式会社
電力変換装置及びその制御方法
25日前
富士電機株式会社
診断システム、電気駆動ユニット
18日前
富士電機株式会社
情報処理システムおよび情報処理方法
11日前
富士電機株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
25日前
富士電機株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
27日前
富士電機株式会社
制御装置、制御方法及び制御プログラム
5日前
富士電機株式会社
ログ情報解析装置、ログ情報解析システム
25日前
富士電機株式会社
地熱流体流量の測定方法及び測定システム
4日前
富士電機株式会社
ブッシング及び電界緩和シールドの製造方法
20日前
富士電機株式会社
運転支援装置、運転支援方法及びプログラム
25日前
富士電機株式会社
セキュリティツールを評価する装置および方法
6日前
富士電機株式会社
情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
13日前
富士電機株式会社
炭化珪素半導体装置および炭化珪素半導体装置の製造方法
18日前
富士電機株式会社
炭化珪素半導体装置および炭化珪素半導体装置の製造方法
25日前
富士電機株式会社
診断方法
10日前
続きを見る