TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024084361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198596
出願日2022-12-13
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
出願人富士電機株式会社,東京都公立大学法人
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G05B 11/32 20060101AFI20240618BHJP(制御;調整)
要約【課題】カスケード制御系において用いられる制御パラメータを容易に調整することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】第1制御対象の第1制御量の第1目標値及び前記第1制御量の測定値の差と、第1制御パラメータとに基づいて得られる第1操作量を、第2制御対象の第2制御量の第2目標値として出力する第1制御部と、第2制御部と、を備えるカスケード制御系の前記第1及び第2制御パラメータを更新する情報処理装置であって、前記第1制御対象の第1モデルと、前記第2制御対象の第2モデルと、前記第1制御対象に加わる外乱の第3モデルと、前記第2制御対象に加わる外乱の第4モデルと、を含む前記カスケード制御系を模擬したカスケードモデルを用いて、前記第1目標値と、前記第1制御量の計算値とに基づく評価関数を立式する立式部と、前記評価関数の値が改善するよう、前記第1及び第2制御パラメータを更新する更新部とを含む情報処理装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1制御対象の第1制御量の第1目標値及び前記第1制御量の測定値の差と、第1制御パラメータとに基づいて得られる第1操作量を、第2制御対象の第2制御量の第2目標値として出力する第1制御部と、
前記第2目標値及び前記第2制御量の測定値の差と、第2制御パラメータとに基づいて得られる前記第2制御対象の第2操作量を、前記第2制御対象に出力する第2制御部と、
を備えるカスケード制御系の前記第1及び第2制御パラメータを更新する情報処理装置であって、
前記第1制御対象の第1モデルと、前記第2制御対象の第2モデルと、前記第1制御対象に加わる外乱の第3モデルと、前記第2制御対象に加わる外乱の第4モデルと、を含む前記カスケード制御系を模擬したカスケードモデルを用いて、前記第1目標値と、前記第1制御量とに基づく評価関数を立式する立式部と、
前記評価関数の値が改善するよう、前記第1及び第2制御パラメータを更新する更新部と、
を含む情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記更新部は、
前記第1制御パラメータを、前記評価関数の前記第1制御パラメータに関する第1勾配に基づいて補正し、前記第2制御パラメータを、前記評価関数の前記第2制御パラメータに関する第2勾配に基づいて補正し、前記第1及び第2制御パラメータを更新する、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記第1及び第2制御パラメータが更新された際の前記評価関数の値の変動値に基づいて、前記第1及び第2制御パラメータの更新を継続するか終了するかを判定する判定部を更に含む、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1~3の何れか一項に記載の情報処理装置であって、
前記評価関数は、前記第1制御量の計算値の前記第1目標値に対する分散を含む、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記第1及び第2制御量の夫々の計算値と、前記第1及び第2制御量の夫々の測定値との第2誤差を最小化する前記第1~第4モデルを推定する推定部を更に含み、
前記第2制御量の計算値は、前記第1目標値を前記カスケードモデルの入力とした場合に得られる前記第2制御量の計算値である、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置であって、
前記推定部は、
前記第2誤差を最小化する前記第1~第4モデルの夫々を示す伝達関数のパラメータを推定する、
情報処理装置。
【請求項7】
第1制御対象の第1制御量の第1目標値及び前記第1制御量の測定値の差と、第1制御パラメータとに基づいて得られる第1操作量を、第2制御対象の第2制御量の第2目標値として出力する第1制御部と、
前記第2目標値及び前記第2制御量の測定値の差と、第2制御パラメータとに基づいて得られる前記第2制御対象の第2操作量を、前記第2制御対象に出力する第2制御部と、
を備えるカスケード制御系の前記第1及び第2制御パラメータを更新する情報処理方法であって、
情報処理装置が、
前記第1制御対象の第1モデルと、前記第2制御対象の第2モデルと、前記第1制御対象に加わる外乱の第3モデルと、前記第2制御対象に加わる外乱の第4モデルと、を含む前記カスケード制御系を模擬したカスケードモデルを用いて、前記第1目標値と、前記第1制御量とに基づく評価関数を立式するステップと、
前記評価関数の値が改善するよう、前記第1及び第2制御パラメータを更新するステップ、
を含む情報処理方法。
【請求項8】
第1制御対象の第1制御量の第1目標値及び前記第1制御量の測定値の差と、第1制御パラメータとに基づいて得られる第1操作量を、第2制御対象の第2制御量の第2目標値として出力する第1制御部と、
前記第2目標値及び前記第2制御量の測定値の差と、第2制御パラメータとに基づいて得られる前記第2制御対象の第2操作量を、前記第2制御対象に出力する第2制御部と、
を備えるカスケード制御系の前記第1及び第2制御パラメータを更新する情報処理プログラムであって、
コンピュータに、
前記第1制御対象の第1モデルと、前記第2制御対象の第2モデルと、前記第1制御対象に加わる外乱の第3モデルと、前記第2制御対象に加わる外乱の第4モデルと、を含む前記カスケード制御系を模擬したカスケードモデルを用いて、前記第1目標値と、前記第1制御量とに基づく評価関数を立式する立式部と、
前記評価関数の値が改善するよう、前記第1及び第2制御パラメータを更新する更新部と、
を実現させる情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
複数のフィードバック制御ループを有するカスケード制御系において、複数の制御対象のそれぞれを制御するコントローラの制御パラメータを調整する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、カスケード制御系において、マスタ側及びスレーブ側制御対象をそれぞれ制御するマスタ側及びスレーブ側コントローラのPIDパラメータを、オートチューニングにより求める技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012―089004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された発明においては、制御対象の通常の運用においては用いられない特別の信号を用いてPIDパラメータを調整する。このことから、特許文献1に記載された発明においては、手順が煩雑になり、利用者への負担が大きくなる場合がある。
【0006】
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、カスケード制御系において用いられる制御パラメータを容易に調整することが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための一の発明は、第1制御対象の第1制御量の第1目標値及び前記第1制御量の測定値の差と、第1制御パラメータとに基づいて得られる第1操作量を、第2制御対象の第2制御量の第2目標値として出力する第1制御部と、前記第2目標値及び前記第2制御量の測定値の差と、第2制御パラメータとに基づいて得られる前記第2制御対象の第2操作量を、前記第2制御対象に出力する第2制御部と、を備えるカスケード制御系の前記第1及び第2制御パラメータを更新する情報処理装置であって、前記第1制御対象の第1モデルと、前記第2制御対象の第2モデルと、前記第1制御対象に加わる外乱の第3モデルと、前記第2制御対象に加わる外乱の第4モデルと、を含む前記カスケード制御系を模擬したカスケードモデルを用いて、前記第1目標値と、前記第1制御量とに基づく評価関数を立式する立式部と、前記評価関数の値が改善するよう、前記第1及び第2制御パラメータを更新する更新部と、を含む情報処理装置である。
【0008】
また、第1制御対象の第1制御量の第1目標値及び前記第1制御量の測定値の差と、第1制御パラメータとに基づいて得られる第1操作量を、第2制御対象の第2制御量の第2目標値として出力する第1制御部と、前記第2目標値及び前記第2制御量の測定値の差と、第2制御パラメータとに基づいて得られる前記第2制御対象の第2操作量を、前記第2制御対象に出力する第2制御部と、を備えるカスケード制御系の前記第1及び第2制御パラメータを更新する情報処理方法であって、情報処理装置が、前記第1制御対象の第1モデルと、前記第2制御対象の第2モデルと、前記第1制御対象に加わる外乱の第3モデルと、前記第2制御対象に加わる外乱の第4モデルと、を含む前記カスケード制御系を模擬したカスケードモデルを用いて、前記第1目標値と、前記第1制御量とに基づく評価関数を立式するステップと、前記評価関数の値が改善するよう、前記第1及び第2制御パラメータを更新するステップ、を含む情報処理方法である。
【0009】
また、第1制御対象の第1制御量の第1目標値及び前記第1制御量の測定値の差と、第1制御パラメータとに基づいて得られる第1操作量を、第2制御対象の第2制御量の第2目標値として出力する第1制御部と、前記第2目標値及び前記第2制御量の測定値の差と、第2制御パラメータとに基づいて得られる前記第2制御対象の第2操作量を、前記第2制御対象に出力する第2制御部と、を備えるカスケード制御系の前記第1及び第2制御パラメータを更新する情報処理プログラムであって、コンピュータに、前記第1制御対象の第1モデルと、前記第2制御対象の第2モデルと、前記第1制御対象に加わる外乱の第3モデルと、前記第2制御対象に加わる外乱の第4モデルと、を含む前記カスケード制御系を模擬したカスケードモデルを用いて、前記第1目標値と、前記第1制御量とに基づく評価関数を立式する立式部と、前記評価関数の値が改善するよう、前記第1及び第2制御パラメータを更新する更新部414と、を実現させる情報処理プログラムである。本発明の他の特徴については、本明細書の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、カスケード制御系において用いられる制御パラメータを容易に調整することが可能な情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

富士電機株式会社
冷却器
5日前
富士電機株式会社
冷却器
5日前
富士電機株式会社
搬送装置
23日前
富士電機株式会社
電子装置
9日前
富士電機株式会社
半導体装置
9日前
富士電機株式会社
電磁接触器
17日前
富士電機株式会社
自動販売機
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
27日前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
富士電機株式会社
自動販売機
1か月前
富士電機株式会社
自動販売機
1か月前
富士電機株式会社
電気集塵機
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
9日前
富士電機株式会社
電力変換装置
1か月前
富士電機株式会社
飲料供給装置
20日前
富士電機株式会社
電力変換装置
17日前
富士電機株式会社
ガス分析装置
17日前
富士電機株式会社
飲料供給装置
9日前
富士電機株式会社
沸騰冷却装置
9日前
富士電機株式会社
電力変換装置
9日前
富士電機株式会社
飲料製造装置
9日前
富士電機株式会社
原料払出装置
5日前
富士電機株式会社
電力変換装置
2日前
富士電機株式会社
多管式熱交換器
9日前
富士電機株式会社
光触媒殺菌装置
16日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
10日前
富士電機株式会社
炭化珪素半導体装置
10日前
富士電機株式会社
炭化珪素半導体装置
9日前
富士電機株式会社
炭化珪素半導体装置
17日前
富士電機株式会社
自動販売機システム
9日前
富士電機株式会社
半導体装置の製造方法
24日前
富士電機株式会社
燃料電池発電システム
1か月前
富士電機株式会社
電力変換装置の制御装置
10日前
富士電機株式会社
電力変換装置の制御装置
10日前
富士電機株式会社
解析方法、及び解析装置
23日前
富士電機株式会社
遮断器の二重投入防止機構
10日前
続きを見る