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公開番号2024086014
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200861
出願日2022-12-16
発明の名称プログラム、情報処理装置、電子楽器システム及び発音制御方法
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G10H 1/18 20060101AFI20240620BHJP(楽器;音響)
要約【課題】タッチパネル鍵盤において良好に黒鍵グリッサンド奏法による演奏を行うことを可能とする。
【解決手段】情報処理装置の制御部は、タッチパネル鍵盤アプリとの協働により、タッチパネルを備える表示部の画面上に、複数の黒鍵及び複数の白鍵が配列された鍵盤画像を表示させ、鍵盤画像において連続して配列された複数の鍵の上にスライドさせるスライド操作を検出した場合、スライド操作によってタッチされた白鍵に対応する楽音を発音部に発音させないように制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
タッチパネルを備える表示部の画面上に、複数の黒鍵及び複数の白鍵が配列された鍵盤画像を表示させ、
前記鍵盤画像において連続して配列された複数の鍵の上をスライドさせるスライド操作を検出した場合に、前記スライド操作によってタッチされた白鍵に対応する楽音を発音部に発音させないように制御する、
処理を実行させるプログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
第1鍵への第1タッチを検出した後に、前記第1鍵に隣接する白鍵の第2鍵への第2タッチを検出した場合に、前記第1タッチを検出した第1タイミングから前記第2タッチを検出した第2タイミングまでの時間が設定時間に達しているか否かを判断し、
前記設定時間に達していないと判断する場合に、前記スライド操作を検出したと判断し、前記第2鍵の白鍵に対応する楽音を前記発音部に発音させないように制御し、
前記設定時間に達していると判断する場合に、前記スライド操作を検出しないと判断し、前記第2鍵の白鍵に対応する楽音を前記発音部に発音させるように制御する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第1タッチが検出される前にタッチが検出された第3鍵と前記第1タッチされた前記第1鍵との位置関係に基づいて前記第1鍵の次にタッチが予想される予想鍵を決定し、
前記第2鍵が前記予想鍵である場合に、前記スライド操作を検出したと判断し、
前記第2鍵が前記予想鍵でない場合に、前記スライド操作を検出しないと判断する、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記鍵盤画像における設定領域内において前記スライド操作を検出した場合に、前記制御を行う、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
タッチパネルを備える表示部と、
前記表示部の画面上に、複数の黒鍵及び複数の白鍵が配列された鍵盤画像を表示させ、前記鍵盤画像においてタッチされた鍵に対応する楽音を発音部に発音させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記鍵盤画像において連続して配列された複数の鍵の上をスライドさせるスライド操作を検出した場合は、前記スライド操作によってタッチされた白鍵に対応する楽音を前記発音部に発音させないように制御する、情報処理装置。
【請求項6】
タッチパネルを備える表示部と、
前記表示部の画面上に、複数の黒鍵及び複数の白鍵が配列された鍵盤画像を表示させ、前記鍵盤画像においてタッチされた鍵に対応する楽音を発音部に発音させる制御部と、
を備える情報処理装置と、
発音部を備える電子楽器と、を備え、
前記制御部は、
前記鍵盤画像において連続して配列された複数の鍵の上をスライドさせるスライド操作を検出した場合は、前記スライド操作によってタッチされた白鍵に対応する楽音を前記発音部に発音させないように制御する、
電子楽器システム。
【請求項7】
コンピュータが、
タッチパネルを備える表示部の画面上に、複数の黒鍵及び複数の白鍵が配列された鍵盤画像を表示させる表示工程と、
前記鍵盤画像においてタッチされた鍵に対応する楽音を発音部に発音させる制御工程と、
を含み、
前記制御工程は、前記鍵盤画像において連続して配列された複数の鍵の上をスライドさせるスライド操作を検出した場合は、前記スライド操作によってタッチされた白鍵に対応する楽音を前記発音部に発音させないように制御する、
発音制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理装置、電子楽器システム及び発音制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液晶表示画面に表示される鍵盤(白鍵、黒鍵)の各鍵の画像を、当該液晶表示画面上に敷設されるタッチパネルを介して鍵操作すると、操作された鍵に応じた音を発音する所謂タッチパネル鍵盤が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-180795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、タッチパネル鍵盤は、ピアノやキーボード等の鍵盤楽器とは異なり、黒鍵と白鍵の高さが同じである。そのため、タッチパネル鍵盤において、複数の黒鍵に指を滑らせて黒鍵のみを順次発音させる黒鍵グリッサンド奏法による演奏を再現しようとしても、白鍵にも指が触れてしまい、黒鍵グリッサンド奏法による演奏を再現することは困難であった。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、タッチパネル鍵盤において良好に黒鍵グリッサンド奏法による演奏を行うことを可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の一態様のプログラムは、
コンピュータに、
タッチパネルを備える表示部の画面上に、複数の黒鍵及び複数の白鍵が配列された鍵盤画像を表示させ、
前記鍵盤画像において連続して配列された複数の鍵の上をスライドさせるスライド操作を検出した場合に、前記スライド操作によってタッチされた白鍵に対応する楽音を発音部に発音させないように制御する、
処理を実行させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、タッチパネル鍵盤において良好に黒鍵グリッサンド奏法による演奏を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る情報処理装置の機能的構成を示すブロック図である。
タッチパネル鍵盤として機能する情報処理装置を模式的に示す図である。
従来のタッチパネル鍵盤において黒鍵グリッサンド奏法で演奏した場合に発音される鍵を示す図(比較例)である。
第1の実施形態において図1の制御部により実行される発音制御処理Aの流れを示すフローチャートである。
図4のステップS3において実行される押鍵イベント処理Aの流れを示すフローチャートである。
第1の実施形態のタッチパネル鍵盤において黒鍵グリッサンド奏法で演奏した場合に発音される鍵を示す図である。
黒鍵グリッサンドエリアの一例を示す図である。
第2の実施形態において図1の制御部により実行される発音制御処理Bの流れを示すフローチャートである。
図8のステップS13において実行される押鍵イベント処理Bの流れを示すフローチャートである。
電子楽器システムの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0010】
<第1の実施形態>
[情報処理装置1の構成]
図1は、本発明の第1の実施形態における情報処理装置1の機能的構成を示すブロック図である。情報処理装置1としては、例えば、タブレット端末等が適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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