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公開番号2024084410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198672
出願日2022-12-13
発明の名称真贋判定装置、およびプログラム
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240618BHJP(計算;計数)
要約【課題】本人確認証の真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定装置等を提供する。
【解決手段】真贋判定装置3は、IDカードの真贋判定を行うものである。真贋判定装置3は、判定対象のIDカードをUV(Ultra Violet)照明下で撮影したUV撮影画像から、IDカードの検査領域と基材領域を切り出すことで、UV検査画像とUV基材画像をそれぞれ取得する取得手段301と、UV基材画像を用いてUV撮影画像におけるIDカードの基材の色の範囲を求め、当該範囲を用い、UV検査画像から、上記基材と蛍光特性が異なる非基材部分の面積を算出し、当該面積を閾値と比較することで、判定対象のIDカードの真贋判定を行う真贋判定手段302と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、
判定対象の本人確認証をUV(Ultra Violet)照明下で撮影したUV撮影画像から、本人確認証の検査領域と基材領域を切り出すことで、UV検査画像とUV基材画像をそれぞれ取得する取得手段と、
前記UV基材画像を用いてUV撮影画像における本人確認証の基材の色の範囲を求め、当該範囲を用い、前記UV検査画像から、前記基材と蛍光特性が異なる非基材部分の面積を算出し、当該面積を閾値と比較することで、判定対象の本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、
を有することを特徴とする真贋判定装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記真贋判定手段は、前記面積を算出するために、前記UV検査画像から、基材部分と前記非基材部分とを示す基材部分抽出画像を作成し、
前記基材部分抽出画像の作成時には、前記基材上の文字部分を前記非基材部分としないためのノイズ除去処理を行うことを特徴とする請求項1記載の真贋判定装置。
【請求項3】
前記取得手段は、前記本人確認証を可視光照明下で撮影した可視光撮影画像から前記検査領域を切り出すことで、可視光検査画像を取得し、
前記真贋判定手段は、前記面積を算出するために、前記可視光検査画像から文字部分を抽出した文字部分抽出画像を作成し、前記面積として、前記文字部分を除いた面積を算出することを特徴とする請求項1記載の真贋判定装置。
【請求項4】
前記UV撮影画像は、スキャナに挿入された本人確認証をUV照明下で撮影したものであり、
前記基材領域は複数箇所設定されており、
前記基材の色の範囲は、本人確認証の前記挿入を行う方向において、前記検査領域に最も近い位置にある前記基材領域のUV基材画像から求められることを特徴とする請求項1記載の真贋判定装置。
【請求項5】
前記検査領域および前記基材領域は、本人確認証の種類ごとに設定され、
前記取得手段は、本人確認証の種類に応じた前記検査領域および前記基材領域の切り出しを行うことを特徴とする請求項1記載の真贋判定装置。
【請求項6】
コンピュータを、
本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、
判定対象の本人確認証をUV(Ultra Violet)照明下で撮影したUV撮影画像から、本人確認証の検査領域と基材領域を切り出すことで、UV検査画像とUV基材画像をそれぞれ取得する取得手段と、
前記UV基材画像を用いてUV撮影画像における本人確認証の基材の色の範囲を求め、当該範囲を用い、前記UV検査画像から、前記基材と蛍光特性が異なる非基材部分の面積を算出し、当該面積を閾値と比較することで、判定対象の本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、
を有することを特徴とする真贋判定装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、真贋判定装置とそのプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
金融機関での口座開設時や携帯キャリアなどの契約の際には、運転免許証等のIDカード(本人確認証)による本人確認が必要であるが、特殊詐欺などの犯罪目的から別人になりすまして口座開設や携帯キャリアの契約を行うために、IDカードを変造等するケースが増えつつある。
【0003】
一方、例えば通常の金融機関では、ユーザが金融機関に出向いてIDカードを提出し、金融機関側は提出されたIDカードを用いて対面により本人確認するのが一般的であり、金融機関側は目視や手触りによりIDカードの変造等を見破ることが可能である。
【0004】
また特許文献1、2には、IDカードの券面をスキャナ等で読取って得た画像からIDカードの真贋を自動で判定する真贋判定装置が記載されており、提出されたIDカードをスキャナ等で読取ることでIDカードの真贋判定を行うことも可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-34535号公報
特開2019-117549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
IDカードの券面の画像から真贋判定を行う際の課題として、IDカードが長期間持ち歩かれることでIDカードの表面に傷や汚れが発生し、傷や汚れによって真贋判定の精度が大きく低下する点がある。これにより、IDカードが判定不能となったり、正規のIDカードを偽のIDカードと誤検出したりする問題が生じる。
【0007】
またIDカードの変造方法の一つに、偽の券面情報を印刷した紙片等を正規のIDカードに貼付けるものがあり、IDカードの券面の画像を用いた真贋判定手法としては、上記の課題を解決しつつ、このような変造にも対応できるものが望まれている。
【0008】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、本人確認証の真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した課題を解決するための第1の発明は、本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、判定対象の本人確認証をUV(Ultra Violet)照明下で撮影したUV撮影画像から、本人確認証の検査領域と基材領域を切り出すことで、UV検査画像とUV基材画像をそれぞれ取得する取得手段と、前記UV基材画像を用いてUV撮影画像における本人確認証の基材の色の範囲を求め、当該範囲を用い、前記UV検査画像から、前記基材と蛍光特性が異なる非基材部分の面積を算出し、当該面積を閾値と比較することで、判定対象の本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、を有することを特徴とする真贋判定装置である。
【0010】
本発明では、本人確認証の基材が所定の蛍光特性を有することを利用し、UV照明下で判定対象の本人確認証を撮影したUV撮影画像から上記のようにして本人確認証の真贋判定を行う。これにより、本人確認証の基材と蛍光特性の異なる紙片等に偽の券面情報を印刷し、これを貼付けるような変造を行った偽の本人確認証を検出できる。この判定手法は基材の傷や汚れに強く、本人確認証の表面に傷や汚れが発生している場合でも、真贋判定の精度が大きく低下することはない。
(【0011】以降は省略されています)

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