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公開番号2024083462
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024060849,2022533502
出願日2024-04-04,2020-11-25
発明の名称誘導結合システムの離調検出および補償
出願人アッサ アブロイ アーベー,ASSA ABLOY AB
代理人個人,個人,個人
主分類G06K 7/10 20060101AFI20240614BHJP(計算;計数)
要約【課題】誘導結合読取機を動作させるための好適な技術を提供する。
【解決手段】本開示は、誘導結合読取機を動作させるための技術を記載する。これらの技術には、誘導結合読取機の共振周波数の変化を検出すること、共振周波数の変化を閾値と比較すること、共振周波数の変化が閾値の範囲外であると判定すること、共振周波数の変化が閾値の範囲外であると判定したことに応答して、補償回路を起動して誘導結合読取機の共振周波数の変化をオフセットすること、を含む複数の動作を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
方法であって、
1つまたは複数のプロセッサが、誘導結合読取機の共振周波数の変化を検出すること、
前記1つまたは複数のプロセッサが、電流の予想電流量をメモリに記憶すること、
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記メモリから前記予想電流量を周期的に読み出すこと、
前記メモリから前記予想電流量を周期的に読み出すことに応答して、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記誘導結合読取機に流されている電流量を前記メモリから読み出された前記予想電流量と比較することにより、前記共振周波数の前記変化を検出すること、
前記1つまたは複数のプロセッサが、補償回路を起動して前記誘導結合読取機の前記共振周波数の前記変化をオフセットすること、
を備える方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記共振周波数の前記変化が、前記誘導結合読取機に近接した外部金属材料によって引き起こされ、前記誘導結合読取機の範囲が、前記共振周波数の前記変化の結果として縮小される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記共振周波数の前記変化を検出することが、
電流センサを用いて、前記誘導結合読取機に流されている前記電流量を測定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記誘導結合読取機に流されている前記電流量が、前記誘導結合読取機のアンテナに流されている電流を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1つまたは複数のプロセッサが、異なる動作条件に基づいて、前記メモリに記憶された前記予想電流量を動的に更新することをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記補償回路が、前記誘導結合読取機の共振回路に並列に結合される1つまたは複数のキャパシタを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記誘導結合読取機に流されている現在の電流量を前記予想電流量と比較することによって、前記補償回路の起動後に、前記誘導結合読取機の適正な動作を確認することをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記補償回路が第1補償回路を含み、
前記共振周波数の前記変化が第1閾値の範囲外かつ第2閾値の範囲内であると判定したことに応答して、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記第1補償回路を起動すること、
前記共振周波数の前記変化が前記第1閾値および前記第2閾値の範囲外であると判定したことに応答して、前記1つまたは複数のプロセッサが、第2補償回路を起動することであって、前記第2補償回路は、前記共振周波数を前記第1補償回路よりも大きくオフセットさせる、前記第2補償回路を起動すること、をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1補償回路の起動によって、前記誘導結合読取機の共振回路と並列に第1キャパシタが結合され、前記第2補償回路の起動によって、前記誘導結合読取機の前記共振回路と並列に、前記第1キャパシタよりも大きな第2キャパシタが結合される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第2キャパシタが、前記第1キャパシタおよび少なくとも1つの別のキャパシタを含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、概して無線自動識別(RFID : Radio Frequency Identification)システムに関し、より詳細には、RFIDシステムにおける有害な干渉効果を低減する技術に関するが、これらに限定されるものではない。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
RFIDシステムは、無線周波数トランスポンダ(transponder)(たとえば、タグ)を用いて関心物品を識別するシステムである。各無線周波数トランスポンダは、対応する物品またはその近傍に取り付けられており、該物品を識別する情報を含む。識別を行う必要がある場合には、無線周波数読取機ユニット(たとえば、呼出器(インテロゲータ:interrogator))を使用して物品上のトランスポンダを励起(たとえば、呼出)すると、トランスポンダが識別信号(物品の識別情報を含む)を読取機ユニットに送り返す。その後、読取機ユニットは、トランスポンダから受信した識別情報を用いて、多くの異なるRFIDアプリケーションのいずれかを実行する。たとえば、識別情報を用いて、資産管理、在庫追跡、アクセス制御等の機能を実行可能である。
【発明の概要】
【0003】
いくつかの特定の実施形態においては、誘導結合読取機(inductive coupling reader)を動作させるためのシステムおよび方法が提供される。開示のシステムおよび方法は、誘導結合読取機の共振周波数の変化を検出することと、共振周波数の変化を閾値と比較することと、共振周波数の変化が閾値を超えると判定することと、共振周波数の変化が閾値を超えると判定したことに応答して、補償回路を起動して(activating)誘導結合読取機の共振周波数の変化をオフセットする(offset)ことと、を含む複数の動作を実行する。
【0004】
いくつかの実施形態において、共振周波数の変化は、誘導結合読取機に近接した外部金属材料によって引き起こされ、誘導結合読取機の範囲が共振周波数の変化の結果として縮小される。
【0005】
いくつかの実施形態において、共振周波数の変化を検出することは、電流センサを用いて、誘導結合読取機に流されている電流量を測定することを含む。
いくつかの実施形態において、誘導結合読取機に流されている電流量は、予想電流量と比較される。このような場合には、電流量が予想電流量よりも所与の量だけ少ない場合に、共振周波数の変化が閾値を超えると判定される。
【0006】
いくつかの実施形態において、誘導結合読取機に流されている電流量は、誘導結合読取機のアンテナに流されている電流を含み、所与の量は、予想電流量の10パーセントを含む。
【0007】
いくつかの実施形態において、予想電流量は、ルックアップテーブルから読み出される。
いくつかの実施形態において、補償回路は、誘導結合読取機の共振回路に並列に結合された1つまたは複数のキャパシタを備える。
【0008】
いくつかの実施形態において、誘導結合読取機に流されている現在の電流量を予想電流量と比較することによって、補償回路の起動後に、誘導結合読取機の適正な動作が確認される。
【0009】
いくつかの実施形態において、閾値は第1閾値を含み、補償回路は第1補償回路を含む。このような場合、上記複数の動作は、共振周波数の変化が第1閾値を超え、第2閾値未満であると判定することと、共振周波数の変化が第1閾値を超え、第2閾値未満であると判定したことに応答して、第1補償回路を起動することと、共振周波数の変化が第1閾値および第2閾値を超えると判定することと、共振周波数の変化が第1閾値および第2閾値を超えると判定したことに応答して、第2補償回路を起動することであって、第2補償回路が、共振周波数を第1補償回路よりも大きくオフセットさせる、第2補償回路を起動することと、をさらに含む。
【0010】
いくつかの実施形態において、第1補償回路の起動によって、誘導結合読取機の共振回路と並列に第1キャパシタが結合され、第2補償回路の起動によって、誘導結合読取機の共振回路と並列に、第1キャパシタよりも大きな第2キャパシタが結合される。
(【0011】以降は省略されています)

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