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公開番号2024083103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197425
出願日2022-12-09
発明の名称釣用のルアー
出願人グローブライド株式会社
代理人個人
主分類A01K 85/01 20060101AFI20240613BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 外部光の反射の際の反射率を向上させると共に複数回の反射をさせながら、より強い光輝度で反射することを可能としかつ様々な方向への反射光の形成を可能ならしめることで、より確実にフィッシュイーターを誘引することが可能な誘引部を備えたルアーを提供する。
【解決手段】 内部に空洞を有する本体部を備える釣用のルアーであって、該空洞は外部から一部又は全部が視認可能であり、外部からの光を鏡面反射可能な1又は複数の反射部材が、前記本体部の内面又は前記空洞内の少なくともいずれかに設けられ、該外部からの光は複数回鏡面反射され、前記1又は複数の反射部材の少なくとも1つは、前記外部からの光を全反射可能なように配置される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に空洞を有する本体部を備える釣用のルアーであって、
該空洞は外部から一部又は全部が視認可能であり、
外部からの光を鏡面反射可能な1又は複数の反射部材が、前記本体部の内面又は前記空洞内の少なくともいずれかに設けられ、該外部からの光は複数回鏡面反射され、
前記1又は複数の反射部材の少なくとも1つは、前記外部からの光を全反射可能なように配置されることを特徴とするルアー。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記反射部材は、反射プリズムである、請求項1に記載のルアー。
【請求項3】
前記1又は複数の反射部材として、複数の反射プリズムが設けられる場合、該複数の反射プリズムは、それぞれの反射面が互いに異なる方向となるように設けられる、請求項2に記載のルアー。
【請求項4】
前記反射プリズムは、三角錐プリズム、偏三角錐プリズム、四角錐プリズム、偏四角錐プリズム、V字状プリズム、球状プリズム、コーナーキューブプリズム、又は三角柱プリズムである、請求項2に記載のルアー。
【請求項5】
前記外部からの光は、前記反射プリズム内のいずれか複数の反射面で全反射される、請求項2に記載のルアー。
【請求項6】
前記反射プリズムの複数の反射面のそれぞれの角度は、前記外部からの光の反射方向に基づき偏向されている、請求項2に記載のルアー。
【請求項7】
前記本体部の内面は湾曲面であり、前記1又は複数の反射プリズムは、前記湾曲面に沿って設けられ、前記1又は複数の反射プリズムは、該1又は複数の反射プリズムのそれぞれの垂線が、該垂線と前記湾曲面との交点における該湾曲面の接線と垂直となるように設けられる、請求項2に記載のルアー。
【請求項8】
前記1又は複数の反射プリズムは、前記本体部と一体として形成されている、請求項2に記載のルアー。
【請求項9】
前記1又は複数の反射プリズムが複数設けられる場合、各反射プリズムは同じ形状又は異なる形状である、請求項2に記載のルアー。
【請求項10】
前記1又は複数の反射プリズムが、前記本体部の内面と、前記空洞内とに設けられる場合、前記外部からの光は、前記本体部の内面又は前記空洞内の少なくともいずれかにおいて全反射される、請求項2に記載のルアー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、釣用のルアーに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、ルアーフィッシングでは、フィッシュイーターを捕獲するため、小魚等のベイトに疑似された疑似餌(ルアー)が用いられている。このようなルアーとして、餌木、スプーン、プラグ、スピナー、ジグ、プラスチックルアー等様々な種類のものが知られている。
【0003】
このようなルアーの1つとして、特許文献1には、フィッシングに用いる疑似餌等の魚誘引具に係り、特に本体内に光線を反射する物体を液体と共に封入して反射体の移動により複雑な反射光を発現し、釣果を上げることが出来るようにした魚誘引具が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、一対の透明ないし半透明の素材からなる半割りのルアー部材を内部が中空となる間隔をもって貼り合わせてなり、上記半割りのルアー部材が内面に多数の凹凸を有する乱反射層を備えるとともに、乱反射層の表面に反射膜が形成され、かつ外面を平滑層とした発色性ルアーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-75628号公報
特開平9-154438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のような漁誘引具では、光の反射をもたらし得るものの、反射光が弱くなってしまうか、小片に当たる外部からの光の角度によっては、反射光がそもそもフィッシュイーターに届かないため、魚の誘引効果が必ずしも高くならないという問題があった。また、特許文献2のような発色性ルアーでも、乱反射を行わしめるものに過ぎず、反射光が拡散してしまうため強い反射光を形成できず、その結果フィッシュイーターに気付かれにくく、魚の誘引効果が必ずしも高くならないという問題があった。
【0007】
本発明の実施形態は、外部光の反射の際の反射率を向上させると共に複数回の反射をさせながら、より強い光輝度で反射することを可能としかつ様々な方向への反射光の形成を可能ならしめることで、より確実にフィッシュイーターを誘引することが可能な誘引部を備えたルアーを提供することを目的の一つとする。本発明の実施形態の他の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーは、内部に空洞を有する本体部を備える釣用のルアーであって、該空洞は外部から一部又は全部が視認可能であり、外部からの光を鏡面反射可能な1又は複数の反射部材が、前記本体部の内面又は前記空洞内の少なくともいずれかに設けられ、該外部からの光は複数回鏡面反射され、前記1又は複数の反射部材の少なくとも1つは、前記外部からの光を全反射可能なように配置される。
【0009】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、前記反射部材は、反射プリズムである。
【0010】
本発明の一実施形態に係る釣用のルアーにおいて、前記1又は複数の反射部材として、複数の反射プリズムが設けられる場合、該複数の反射プリズムは、それぞれの反射面が互いに異なる方向となるように設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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