TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024083025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197297
出願日2022-12-09
発明の名称電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 5/14 20060101AFI20240613BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】初期の電気特性が良好で、かつ1回転目から画像形成を行うプロセスにおいてもかぶりが良好で画像濃度が安定した画像を形成し得る電子写真感光体とそれを備えた画像形成装置を提供することを提供することを課題とする。
【解決手段】導電性支持体上に、少なくとも下引き層と感光層とがこの順で積層された層構成を有し、前記下引き層が、少なくともバインダ樹脂およびランタン含有チタン酸ストロンチウム粒子を含有することを特徴とする電子写真感光体により、上記の課題を解決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導電性支持体上に、少なくとも下引き層と感光層とがこの順で積層された層構成を有し、
前記下引き層が、少なくともバインダ樹脂およびランタン含有チタン酸ストロンチウム粒子を含有することを特徴とする電子写真感光体。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記ランタン含有チタン酸ストロンチウム粒子が、ランタン元素Laおよびストロンチウム元素Srを、0.02~0.10のモル比La/Srの割合で含有する請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項3】
前記ランタン含有チタン酸ストロンチウム粒子が、前記下引き層に60~90質量%の割合で含有する請求項1または2に記載の電子写真感光体。
【請求項4】
前記ランタン含有チタン酸ストロンチウム粒子が、ジクロロジメチルシランまたはヘキサメチルジシラザンで表面処理された粒子である請求項1または2に記載の電子写真感光体。
【請求項5】
前記ランタン含有チタン酸ストロンチウム粒子が、10~100nmの平均一次粒子径を有する請求項1または2に記載の電子写真感光体。
【請求項6】
前記バインダ樹脂が、ピペラジン系化合物の由来成分を有するポリアミド樹脂である請求項1または2に記載の電子写真感光体。
【請求項7】
請求項1に記載の電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、帯電された前記電子写真感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を記録媒体上に転写する転写手段とを少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真感光体およびそれを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子写真技術を用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置(電子写真装置)は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機などに多用され、これに用いられる電子写真感光体(以下「感光体」ともいう)には、導電性支持体上に有機系光導電性材料を主成分として含有する感光層を備えた感光体(「有機感光体」ともいう)が広く用いられている。
そして、有機感光体には、導電性支持体および感光層との密着性の確保、感光層へのキャリア注入性の改良、干渉縞の抑制などのために、導電性支持体と感光層との間に、酸化チタン、酸化亜鉛、チタン酸ストロンチウムのような金属酸化物粒子を樹脂中に分散した構成の下引き層が設けられている。
【0003】
例えば、特開2019-61219号公報(特許文献1)および特開2020-67598号公報(特許文献2)には、チタン酸ストロンチウム粒子を含有する下引き層を備えた感光体が提案されている。
特許文献1では、特定のX線回折パターン(スペクトル)を有するチタン酸ストロンチウム粒子を用いることにより、残留電位が抑制され、かつ帯電特性が良好な感光体が得られるとされている。
特許文献2では、下引き層のチタン酸ストロンチウム粒子と、感光層の電荷発生物質としてのブタンジオール付加体チタニルフタロシアニンとの組み合わせにより、フォトメモリの発生の抑制に優れた感光体が得られるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-61219号公報
特開2020-67598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らの検討によれば、感光体の下引き層にチタン酸ストロンチウム粒子を含有させることにより、初期の感度や帯電性が良好になるものの、1回転目の帯電性が悪く、2回転目もしくは3回転目で帯電性がようやく安定すること、1回転目から画像形成を行うプロセスにおいてはかぶりの発生や画像濃度が安定しないなどの画像上に問題が起こることがわかった。
そこで、本開示は、初期の電気特性が良好で、かつ1回転目から画像形成を行うプロセスにおいてもかぶりが良好で画像濃度が安定した画像を形成し得る電子写真感光体とそれを備えた画像形成装置を提供することを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討を行った結果、感光体の下引き層中に、少なくともバインダ樹脂とランタン含有チタン酸ストロンチウム粒子を含有させることにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
かくして、本開示によれば、導電性支持体上に、少なくとも下引き層と感光層とがこの順で積層された層構成を有し、
前記下引き層が、少なくともバインダ樹脂およびランタン含有チタン酸ストロンチウム粒子を含有することを特徴とする電子写真感光体が提供される。
【0008】
また、本開示によれば、上記の電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、帯電された前記電子写真感光体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を記録媒体上に転写する転写手段とを少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、初期の電気特性が良好で、かつ1回転目から画像形成を行うプロセスにおいてもかぶりが良好で画像濃度が安定した画像を形成し得る電子写真感光体とそれを備えた画像形成装置を提供することを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の感光体の要部の構成の一例を示す概略断面図である。
本開示の画像形成装置の要部の構成の一例を示す模式側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

シャープ株式会社
加湿器
5日前
シャープ株式会社
照明装置
20日前
シャープ株式会社
照明装置
9日前
シャープ株式会社
表示方法
16日前
シャープ株式会社
表示装置
17日前
シャープ株式会社
空気調和機
10日前
シャープ株式会社
ヘアドライヤ
9日前
シャープ株式会社
太陽電池モジュール
17日前
シャープ株式会社
太陽電池モジュール
17日前
シャープ株式会社
スタンドおよび表示装置
9日前
シャープ株式会社
二成分現像剤及び画像形成装置
10日前
シャープ株式会社
印刷装置、及び印刷装置の制御方法
17日前
シャープ株式会社
ハーフブリッジ回路および電源装置
9日前
シャープ株式会社
端末装置、基地局装置および通信方法
20日前
シャープ株式会社
UE(User Equipment)
10日前
シャープ株式会社
UE(User Equipment)
10日前
シャープ株式会社
UE(User Equipment)
10日前
シャープ株式会社
動画像復号装置および動画像符号化装置
2日前
シャープ株式会社
UE(User Equipment)
10日前
シャープ株式会社
UE(User Equipment)
10日前
シャープ株式会社
端末装置、基地局装置、および、通信方法
10日前
シャープ株式会社
定着装置およびそれを備えた画像形成装置
16日前
シャープ株式会社
画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
10日前
シャープ株式会社
空気調和機、空調システム、および、空調方法
10日前
シャープ株式会社
携帯端末、制御システム、制御方法、およびプログラム
9日前
シャープ株式会社
アクセスポイント装置、ステーション装置および通信方法
5日前
シャープ株式会社
拡張カード用ヒートシンクおよびそれを備えた画像形成装置
10日前
シャープ株式会社
調理器制御システム、調理器、調理器制御方法、及び調理器制御プログラム
9日前
シャープ株式会社
画像処理装置、画像処理システム、出力装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
17日前
シャープ株式会社
動画像復号装置および動画像符号化装置
3日前
東レ株式会社
印刷版の製造方法
26日前
キヤノン株式会社
撮像装置
16日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
東レ株式会社
ポジ型感光性組成物
16日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
17日前
続きを見る