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公開番号2024081924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195513
出願日2022-12-07
発明の名称端子カバーユニット
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 4/70 20060101AFI20240612BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】接続される電線の配策を行いやすい方向に当該電線を導出させることのできる端子カバーユニットを提供すること。
【解決手段】端子カバーユニットTは、屈曲端子2と端子カバー1とを備えている。屈曲端子2は、端子板20と電線接続部とを有している。端子カバー1は、端子板20を収納する端子収納部10と、電線接続部を収納する電線収納部11とを有している。端子収納部10には、機器側端子4を挿入する端子挿入孔13と、端子挿入孔13と対向するアクセス孔14とが形成されている。電線収納部11は、屈曲端子2の屈曲に合わせて、アクセス孔14側に傾けられて端子収納部10に対して屈曲されている。端子収納部10と電線収納部11との屈曲に合わせて湾曲可能な、アクセス孔14を開閉するスライドカバー19が端子カバー1に取り付けられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
機器側端子に接続される導電金属製の屈曲端子と、前記屈曲端子を収納して前記屈曲端子の前記機器側端子との接続部を保護する樹脂製の端子カバーとを備えた端子カバーユニットであって、
前記屈曲端子が、前記機器側端子と電気的に接続される端子板と、前記端子板から角度を持って連続して延出された電線接続部とを有しており、
前記端子カバーが、前記端子板を収納する端子収納部を有すると共に、前記端子収納部と一体成形された、前記電線接続部を収納する電線収納部とを有しており、
前記端子収納部には、前記機器側端子を挿入する端子挿入孔が形成されると共に、前記機器側端子にアクセスするための、前記端子挿入孔と対向するアクセス孔が形成されており、
前記電線収納部が、前記屈曲端子の屈曲に合わせて、前記端子挿入孔と前記アクセス孔との対向方向に直角な方向に対して前記アクセス孔側に傾けられて前記端子収納部に対して屈曲されており、
前記端子収納部と前記電線収納部との屈曲に合わせて湾曲可能なスライドカバーが、前記アクセス孔を開閉するように前記端子収納部と前記電線収納部との間でスライド可能に前記端子カバーに取り付けられている、端子カバーユニット。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記端子収納部と前記スライドカバーとの間に、前記スライドカバーを前記アクセス孔の閉位置に係止する閉位置係止機構が形成されていると共に、
前記電線収納部と前記スライドカバーとの間に、前記スライドカバーを前記アクセス孔の開位置に係止する開位置係止機構が形成されている、請求項1に記載の端子カバーユニット。
【請求項3】
前記電線収納部の前記スライドカバーとは反対側に、前記電線収納部の内部空間を開放する開閉可能なリッドが形成されている、請求項1又は2に記載の端子カバーユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子カバーユニットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1は、機器の円柱状端子に電気的に接続された端子カバーユニットを開示している。端子カバーユニットは、電線の端部に取り付けられる板状端子と、板状端子を収納する端子カバーとを備えている。板状端子は機器の円柱状端子に電気的に接続され、端子カバーはこの接続部を保護する。円柱状端子の外周にはネジが形成されており、板状端子には円柱状端子が挿通される挿通孔が形成されている。円柱状端子が板状端子の挿通孔に挿通された後に、ナットが円柱状端子のネジに螺合されて両者が電気的に接続される。
【0003】
端子カバーは、その先端に形成された端子収納部と、板状端子と電線との接続部を収納する筒状の電線収納部とを備えている。端子収納部の内部空間と筒状の電線収納部の内部空間とは連通している。端子収納部は、その内部空間を囲むU字形の周壁を備えており、この周壁の一側には円柱状端子を内部空間に挿入するための端子挿入孔が開口されており、他側には円柱状端子にボルトを螺合させるためのアクセス孔が開口されている。周壁と一体成形された筒状の電線導出部は、板状端子及び電線を収容するために、その一部が開閉するリッドとして機能する。リッドは、アクセス孔に向けてスライドしてアクセス孔を閉じるスライドカバーも備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-324065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
端子カバーの端子挿入孔とアクセス孔とは、挿入される円柱状端子の軸方向に沿って対向しており、電線導出部の内部空間はこの軸方向に対して直角に延在する。即ち、電線導出部から導出される電線はこの軸方向に直角な方向に導出される。導出された電線は配策されることになるが、配策を容易に行うために導出方向を軸方向に直角な方向よりもアクセス孔側に角度をつけて導出したいという要望がある。
【0006】
本発明の目的は、接続される電線の配策を行いやすい方向に当該電線を導出させることのできる端子カバーユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係る端子カバーユニットは、機器側端子に接続される導電金属製の屈曲端子と、前記屈曲端子を収納して前記屈曲端子の前記機器側端子との接続部を保護する樹脂製の端子カバーとを備えており、前記屈曲端子が、前記機器側端子と電気的に接続される端子板と、前記端子板から角度を持って連続して延出された電線接続部とを有しており、前記端子カバーが、前記端子板を収納する端子収納部を有すると共に、前記端子収納部と一体成形された、前記電線接続部を収納する電線収納部とを有しており、前記端子収納部には、前記機器側端子を挿入する端子挿入孔が形成されると共に、前記機器側端子にアクセスするための、前記端子挿入孔と対向するアクセス孔が形成されており、前記電線収納部が、前記屈曲端子の屈曲に合わせて、前記端子挿入孔と前記アクセス孔との対向方向に直角な方向に対して前記アクセス孔側に傾けられて前記端子収納部に対して屈曲されており、前記端子収納部と前記電線収納部との屈曲に合わせて湾曲可能なスライドカバーが、前記アクセス孔を開閉するように前記端子収納部と前記電線収納部との間でスライド可能に前記端子カバーに取り付けられている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接続される電線の配策を行いやすい方向に当該電線を導出させることのできる端子カバーユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る端子カバーユニットを示す斜視図である(スライドカバー開状態)。
上記端子カバーユニットを示す斜視図である(スライドカバー閉状態)。
上記端子カバーユニットの端子カバーを示す斜視図である。
上記端子カバーのスライドカバーを示す斜視図である。
上記端子カバーユニットの屈曲端子を示す斜視図である。
上記端子カバーユニットを示す斜視図である(リッド開状態)。
上記端子カバーユニットが接続される機器側端子を示す斜視図である。
上記機器側端子に接続された上記端子カバーユニットを示す斜視図である(スライドカバー開状態)。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて実施形態に係る端子カバーユニットTについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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