TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024079811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2024053967,2020569607
出願日2024-03-28,2020-01-27
発明の名称薬注制御方法
出願人栗田工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 61/04 20060101AFI20240604BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】水系へのスライムコントロール剤の最適添加量の決定を迅速化し、またスライム負荷の変動や被処理水の流量の変動に対応して安定したスライム抑制を達成することができる薬注制御方法を提供する。
【解決手段】薬注量が異なる薬注レベルが複数レベル設定されており、制御開始当初は最も薬注量が多いレベルで薬注を開始し、サンプリング期間Sが経過する度に、RO装置5の差圧上昇速度と閾値Aとを比較し、前記上昇速度が前記閾値A以下である場合には、薬注量を1段階少ないレベルに低下させ、前記上昇速度が前記閾値Aよりも大きい場合には、薬注量を1段階多いレベルに増加させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
逆浸透膜装置に供給される被処理水に添加されるスライムコントロール剤の薬注量を制御する方法において、
該逆浸透膜装置のファウリングに関する指標値の変化速度に基づいて前記薬注量を制御することを特徴とする薬注制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は水系へのスライムコントロール剤の注入量を制御する薬注制御方法に関するものであり、好適には逆浸透膜(RO膜)システムにおけるスライムを抑制して逆浸透膜のファウリングを防止する薬注制御方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
海水淡水化プラントや排水回収プラントでは、電解質や中低分子の有機成分を効率的に除去することができるRO膜装置が広く用いられている。RO膜装置を含む水処理装置では、通常、RO膜装置の前段に圧力濾過装置、重力濾過装置、凝集沈澱処理装置、加圧浮上濾過装置、浸漬膜装置、膜式前処理装置などの前処理装置が設けられ、被処理水はこれらの前処理装置により前処理された後、RO膜装置に供給されてRO膜分離処理される。
【0003】
このような水処理装置においては、被処理水中に含まれる微生物が、装置配管内や膜面で増殖してスライムを形成し、系内の微生物繁殖による臭気発生、RO膜の透過水量低下といった障害を引き起こすことがある。微生物による汚染を防止するためには、被処理水に殺菌剤を常時又は間欠的に添加し、被処理水又は装置内を殺菌しながら処理する方法が一般的である。
【0004】
特にRO膜でのトラブルを解決するために、クロラミンやクロロスルファミン酸ナトリウムといった結合塩素系酸化剤のほか、結合臭素系酸化剤、イソチアゾロン系化合物などの微生物増殖を抑制する化合物を含有するスライムコントロール剤を添加して微生物増殖を抑制する方法が採られている。
【0005】
スライムコントロール剤の添加量制御方法として、特許文献1には、RO膜ユニットの非透過側の差圧を測定し、この差圧が基準値よりも低いときと高いときとで薬注量を異ならせることが記載されている。
【0006】
特許文献2には、薬注された水系のスライムと微生物の呼吸活性を測定し、この測定値に応じて薬注量を制御することが記載されている。
【0007】
特許文献3には、スライムコントロール剤を添加する時間(添加期間)と添加しない時間(無添加期間)とを設ける、所謂、間欠添加することで、薬剤使用量(薬注量)を低減する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2011-224543号公報
特開2012-210612号公報
国際公開WO2013/005787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、水系へのスライムコントロール剤の最適添加量の決定を迅速化し、またスライム負荷の変動や被処理水の流量の変動に対応して安定したスライム抑制を達成することができる薬注制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の要旨は次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

栗田工業株式会社
蓄電デバイス構造体
今日
栗田工業株式会社
水回収装置及び水回収方法
28日前
栗田工業株式会社
熱交換器及び伝熱管外表面の洗浄方法
2日前
栗田工業株式会社
薬注制御方法
15日前
東レ株式会社
分離膜
15日前
個人
微細気泡発生装置
1日前
東レ株式会社
撹拌装置
20日前
株式会社建
油脂抽出蒸留設備
13日前
プライミクス株式会社
攪拌装置
15日前
東レ株式会社
中実糸モジュール
20日前
株式会社オメガ
スクラバー装置
13日前
株式会社杉原工業
脱液方法
23日前
株式会社テイエルブイ
気液分離装置
1か月前
個人
撹拌翼、撹拌方法、撹拌翼の組立方法
1か月前
本田技研工業株式会社
反応器
2日前
トヨタ紡織株式会社
帯電装置
1か月前
本田技研工業株式会社
反応器
13日前
古河電気工業株式会社
検体収納ラック
15日前
トヨタ自動車株式会社
撹拌装置
1か月前
東ソー株式会社
耐熱性アルデヒド捕捉剤組成物
2日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置
9日前
株式会社つくりのちえ
超音波液体処理装置
29日前
株式会社日本製鋼所
反応装置、及び反応機
27日前
日本碍子株式会社
ハニカムフィルタ
今日
大阪油化工業株式会社
蒸溜装置
1か月前
東レ株式会社
除害装置、除害方法及び半導体製造方法
7日前
三菱電機株式会社
紫外線照射装置
1か月前
佐竹マルチミクス株式会社
気液撹拌装置
27日前
佐竹マルチミクス株式会社
気液撹拌装置
27日前
アルファミック株式会社
フィルター
2日前
日亜化学工業株式会社
流体紫外光処理装置
16日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置ユニット
9日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置ユニット
9日前
株式会社晃伸製機
混合装置
15日前
東レ株式会社
分離膜およびそれを用いた分離膜モジュール
15日前
個人
微細気泡生成ユニット及びそれを使用した噴霧器
20日前
続きを見る