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公開番号2024077863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190068
出願日2022-11-29
発明の名称冷凍サイクル装置の配線構造
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類F24F 1/22 20110101AFI20240603BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】複数の配線が引き込まれる電装箱に、冷媒が浸入することを抑制できる冷凍サイクル装置の配線構造を提供する。
【解決手段】筐体10内に、可燃性冷媒が流れる冷凍サイクルを形成する圧縮機22、及び熱交換器20と、送風機18と、電装箱30とが設けられる冷凍サイクル装置1の配線構造において、電装箱30は、箱状の箱本体と、箱本体の内部から外部に延びる複数の配線とを備え、複数の配線の少なくとも一部は、筒状の保持部材に挿通され、保持部材と、保持部材に挿通される配線とは、被覆部材76に覆われることで一体に設けられ、箱本体に設けられる開口部に配置されることで、開口部を閉塞する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
筐体内に、可燃性冷媒が流れる冷凍サイクルを形成する圧縮機、及び熱交換器と、送風機と、電装箱とが設けられる冷凍サイクル装置の配線構造において、
前記電装箱は、箱状の箱本体と、前記箱本体の内部から外部に延びる複数の配線とを備え、
複数の前記配線の少なくとも一部は、筒状の保持部材に挿通され、
前記保持部材と、前記保持部材に挿通される前記配線とは、被覆部材に覆われることで一体に設けられ、前記箱本体に設けられる開口部に配置されることで、前記開口部を閉塞する
ことを特徴とする冷凍サイクル装置の配線構造。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記箱本体には、前記箱本体の側面の少なくとも一部を形成し、前記箱本体から着脱可能なパネル部材を備え、
前記開口部は、前記箱本体に前記パネル部材が取り付けられることで形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置の配線構造。
【請求項3】
前記開口部は、前記箱本体の厚さ方向に沿って設けられ、
前記保持部材は、前記箱本体の厚さ方向に沿った長さ寸法が前記箱本体の厚さ寸法よりも長く形成される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍サイクル装置の配線構造。
【請求項4】
前記被覆部材は、加熱されることで収縮し、前記保持部材と、前記保持部材に挿通される前記配線とを挿通可能な筒状の熱収縮チューブである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍サイクル装置の配線構造。
【請求項5】
前記被覆部材には、前記保持部材と、前記保持部材に挿通される前記配線とに接する内側面に、接着剤が設けられる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍サイクル装置の配線構造。
【請求項6】
前記保持部材には、前記箱本体に接することで、前記保持部材を前記開口部に位置決めする位置決め部が設けられる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍サイクル装置の配線構造。
【請求項7】
前記電装箱には、開口部に通された前記保持部材に対向する内側面が設けられ、
前記内側面の少なくとも一部には、前記保持部材に向かって突出する突出部が設けられる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍サイクル装置の配線構造。
【請求項8】
前記可燃性冷媒は、R32と、R32を70重量パーセント以上含む混合冷媒と、プロパンと、プロパンを含む混合冷媒とのいずれかである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍サイクル装置の配線構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍サイクル装置の配線構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、可燃性冷媒を用いた冷蔵庫の電装品収納部に関し、可燃性冷媒が冷媒配管から漏洩した場合の安全性を高める冷蔵庫を開示する。この冷蔵庫は、冷蔵庫を運転制御する電装部品を収納する収納ケースを、制御基板を収納する基板収納部と電気配線を収納する電気配線収納部とに区画すると共に、収納ケースを覆うカバーを有し、基板収納部の外周とカバーとの間にシール材を設けたことにより万が一、可燃性冷媒が漏洩した場合でも着火源となりうる基板収納部への侵入を防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-125210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、複数の配線が引き込まれる電装箱に、冷媒が浸入することを抑制できる冷凍サイクル装置の配線構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、筐体内に、可燃性冷媒が流れる冷凍サイクルを形成する圧縮機、及び熱交換器と、送風機と、電装箱とが設けられる冷凍サイクル装置の配線構造において、前記電装箱は、箱状の箱本体と、前記箱本体の内部から外部に延びる複数の配線とを備え、複数の前記配線の少なくとも一部は、筒状の保持部材に挿通され、前記保持部材と、前記保持部材に挿通される前記配線とは、被覆部材に覆われることで一体に設けられ、前記箱本体に設けられる開口部に収められることで、前記開口部を閉塞することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、複数の配線が引き込まれる電装箱に、冷媒が浸入することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の概略構成を示す図
室外機の概略構成を示す正面図
室外機の平面図
電装箱を上方から視た斜視図
電装箱を下方から視た斜視図
電装箱下方から視た分解斜視図
電装箱を上方から視た分解斜視図
配線引込構造の分解斜視図
篏合溝の斜視図
嵌合部の斜視図
配線保持部の斜視図
配線保持部の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、可燃性冷媒を用いた冷蔵庫において、電装品を収納する収納ケースを備え、当該収納ケースは、制御基板を収納する基板収納部と、電気配線を収納する電気配線収納部とに区画されると共に、当該収納ケースを覆うカバーが設けられ、基板収納部外周とカバーとの間にシール材が設けられる技術があった。これにより、当該冷蔵庫では、可燃性冷媒が冷媒配管から漏洩した場合の安全性が高められる。
【0009】
しかしながら、従来の構成では、制御基板を基板収納部に収納し、電気配線を電気配線収納部に配置するため、電装品の収納部の寸法が大きくなる。加えて、従来の構成では、複数の電気配線がある場合、収納ケースの封止が困難になると言う課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで本開示は、複数の配線が引き出される電装箱に、冷媒が浸入することを抑制できる冷凍サイクル装置の配線構造を提供する。
【0010】
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図しない。
(【0011】以降は省略されています)

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