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公開番号2024077791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189948
出願日2022-11-29
発明の名称車載電力装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H02M 7/12 20060101AFI20240603BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】双方向充電回路が接続された第2電力ラインと交流用コンセントが接続された第4電力ラインとが接続されている状態で交流用コンセントに交流電力が供給されているときに、交流用インレットが接続された第3電力ラインと車体グランドとに電位差が発生するのを抑制する。
【解決手段】車載電力装置は、蓄電装置と、蓄電装置に第1電力ラインを介して接続されると共に第2電力ラインに接続された双方向充電回路と、第3電力ラインに接続された交流用インレットと、第4電力ラインに接続された交流用コンセントと、第2電力ラインと第3電力ラインまたは第2電力ラインと第4電力ラインを選択的に接続する切替リレーと、第3電力ラインに接続された入力端子と制御装置に接続された出力端子とを有する電圧センサとを備える。入力端子は、切替リレーと蓄電装置との間の部分から電気的に絶縁されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置と、前記蓄電装置に第1電力ラインを介して接続されると共に第2電力ラインに接続された双方向充電回路と、外部電源と接続可能であると共に第3電力ラインに接続された交流用インレットと、車室内に設けられると共に第4電力ラインに接続された交流用コンセントと、前記第2電力ラインと前記第3電力ラインまたは前記第2電力ラインと前記第4電力ラインを選択的に接続する切替リレーと、前記第3電力ラインに接続された入力端子と制御装置に接続された出力端子とを有する電圧センサと、を備えると共に車両に搭載される車載電力装置であって、
前記入力端子は、前記切替リレーと前記蓄電装置との間の部分から電気的に絶縁されている、
車載電力装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1記載の車載電力装置であって、
前記電圧センサは、前記入力端子に接続された整流回路と、前記整流回路の出力電圧に基づく信号を前記出力端子に出力するフォトカプラとを有する、
車載電力装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の車載電力装置であって、
前記双方向充電回路は、前記第4電力ラインに接続されたAC/DCコンバータと、前記AC/DCコンバータと前記第1電力ラインとに接続されたDC/DCコンバータとを有し、
前記入力端子は、前記AC/DCコンバータと前記蓄電装置との間の直流部から電気的に絶縁されている、
車載電力装置。
【請求項4】
請求項1または2記載の車載電力装置であって、
前記第4電力ラインに接続された第2入力端子と前記制御装置に接続された第2出力端子とを有する第2電圧センサを備え、
前記第2入力端子は、前記切替リレーと前記蓄電装置との間の部分から電気的に絶縁されている、
車載電力装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載電力装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蓄電装置と双方向充電回路と交流用インレットと交流用コンセントと切替リレーと電圧センサとを備える車載電力装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。蓄電装置は、第1電力ラインに接続されている。双方向充電回路は、第1電力ラインと第2電力ラインとに接続されている。交流用インレットは、外部電源と接続可能であると共に第3電力ラインに接続されている。交流用コンセントは、車室内に設けられると共に第4電力ラインに接続されている。切替リレーは、第2電力ラインと第3電力ラインまたは第2電力ラインと第4電力ラインを選択的に接続する。電圧センサは、第3電力ラインに取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-112017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした車載電力装置において、電圧センサの入力端子が、切替リレーと蓄電装置との間の部分のうち直流部の負極母線に電気的に接続されている場合がある。この場合、切替リレーにより第2電力ラインと第4電力ラインとが接続されている状態で、交流用コンセントに交流電力が供給されているときに、第3電力ラインの電位が直流部の負極母線の電位と略等電位になる。このとき、第3電力ラインの電位と車体グランドの電位とに電位差が発生する。
【0005】
本開示の車載電力装置は、双方向充電回路が接続された第2電力ラインと交流用コンセントが接続された第4電力ラインとが接続されている状態で、交流用コンセントに交流電力が供給されているときに、交流用インレットが接続された第3電力ラインの電位と車体グランドの電位とに電位差が発生するのを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載電力装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車載電力装置は、蓄電装置と、前記蓄電装置に第1電力ラインを介して接続されると共に第2電力ラインに接続された双方向充電回路と、外部電源と接続可能であると共に第3電力ラインに接続された交流用インレットと、車室内に設けられると共に第4電力ラインに接続された交流用コンセントと、前記第2電力ラインと前記第3電力ラインまたは前記第2電力ラインと前記第4電力ラインを選択的に接続する切替リレーと、前記第3電力ラインに接続された入力端子と制御装置に接続された出力端子とを有する電圧センサと、を備えると共に車両に搭載される車載電力装置であって、前記入力端子は、前記切替リレーと前記蓄電装置との間の部分から電気的に絶縁されていることを要旨とする。
【0008】
本開示の車載電力装置は、電圧センサを備える。この電圧センサは、第3電力ラインに接続された入力端子と制御装置に接続された出力端子とを有する。電圧センサの入力端子は、切替リレーと蓄電装置との間の部分から電気的に絶縁されている。これにより、切替リレーにより第2電力ラインと第4電力ラインとが接続されている状態で交流用コンセントに交流電力が供給されているときに、本開示の車載電力装置は、第3電力ラインの電位が、切替リレーと蓄電装置との間の部分のうちの何れかの電位と略等電位になるのを抑制することができる。この結果、このときに、本開示の車載電力装置は、第3電力ラインの電位と車体グランドの電位とに電位差が発生するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の車載電力装置10の概略構成図である。
交流電圧センサ40,50,60の概略構成図である。
交流電圧センサ50の波形の一例を示す説明図である。
交流用コンセント給電時の、直流部グランドに対する接続点Pa,Pb,Pgの電位Va,Vb,Vgの波形の一例を示す説明図である。
比較例の交流電圧センサ80の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の車載電力装置10の概略構成図である。図2は、交流電圧センサ40,50,60の概略構成図である。図2(A)は、交流電圧センサ40の概略構成図である。図2(B)は、交流電圧センサ50の概略構成図である。図2(C)は、交流電圧センサ60の概略構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

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