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公開番号2024077310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189336
出願日2022-11-28
発明の名称水系接着剤
出願人トーヨーポリマー株式会社
代理人個人,個人
主分類C09J 133/00 20060101AFI20240531BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 水系であるにもかかわらず、従前のニトリルゴム系溶剤形接着剤と同等以上の耐熱性を示すとともに、十分な張付け可能時間を有する接着剤を提供する。
【解決手段】 少なくとも1種類のアクリルエマルションを含み、前記アクリルエマルションのうちの少なくとも1種類のアクリルエマルションは、アクリロニトリルをコモノマーとして含むアクリルコポリマーを含んでおり、前記アクリロニトリルをコモノマーとして含むアクリルコポリマーのガラス転移点温度は、-30℃以下であることを特徴とする水系接着剤。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1種類のアクリルエマルションを含み、
前記アクリルエマルションのうちの少なくとも1種類のアクリルエマルションは、アクリロニトリルをコモノマーとして含むアクリルコポリマーを含んでおり、
前記アクリロニトリルをコモノマーとして含むアクリルコポリマーのガラス転移点温度は、-30℃以下であることを特徴とする水系接着剤。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
さらに両親媒性ブロック共重合体を含み、前記両親媒性ブロック共重合体のHLB値は、7以上10以下の範囲内にある、請求項1に記載の水系接着剤。
【請求項3】
前記両親媒性ブロック共重合体が、前記アクリルエマルション100質量部に対し、1質量部以上10質量部以下の範囲内で含まれている、請求項2に記載の水系接着剤。
【請求項4】
前記アクリロニトリルをコモノマーとして含むアクリルコポリマーのガラス転移点温度は、-70℃以上-30℃以下の範囲内にある、請求項1から3のいずれか1項に記載の水系接着剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水系接着剤に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、接着対象の被着体への接着に、有機溶剤を含む接着剤が用いられる場合がある。例えば、塩化ビニルシートのような樹脂シートを接着する場合、ニトリルゴム系の溶剤形接着剤が用いられる場合がある。しかし、近年では、できるだけ有機溶剤を含まない、環境にやさしい接着剤が求められており、溶剤形接着剤から水性接着剤への転換について、各種の検討がなされている(例えば、特許文献1、2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-187608号公報
特開平10-292164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、室内、室外を問わず、高温環境下で接着作業を行う場合がある。例えば、熱源からの熱や、太陽光によって、接着対象と被着体とのいずれか一方、または、両方の温度が上昇した状態で、接着対象と被着体とを張り付ける場合がある。そのため、上述のような水系接着剤においては、十分な耐熱性が求められる場合がある。また高温環境下で、接着剤塗布後の張付け可能な時間〈張付け可能時間〉が短い水系接着剤もある。
【0005】
本発明は上記課題を解決するものであり、水系であるにもかかわらず、従前のニトリルゴム系溶剤形接着剤と同等以上の耐熱性を示すとともに、十分な張付け可能時間を有する水系接着剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の水系接着剤は、少なくとも1種類のアクリルエマルションを含み、前記アクリルエマルションのうちの少なくとも1種類のアクリルエマルションは、アクリロニトリルをコモノマーとして含むアクリルコポリマーを含んでおり、前記アクリロニトリルをコモノマーとして含むアクリルコポリマーのガラス転移点温度は、-30℃以下であることを特徴とする。
【0007】
本発明の水系接着剤において、さらに両親媒性ブロック共重合体を含み、前記両親媒性ブロック共重合体のHLB値は、7以上10以下の範囲内にあることが好ましい。
【0008】
本発明の水系接着剤において、前記両親媒性ブロック共重合体が、前記アクリルエマルション100質量部に対し、1質量部以上10質量部以下の範囲内で含まれていることが好ましい。
【0009】
本発明の水系接着剤において、前記アクリロニトリルをコモノマーとして含むアクリルコポリマーのガラス転移点温度は、-70℃以上-30℃以下の範囲内にあることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、水系であるにもかかわらず、従前のニトリルゴム系溶剤形接着剤と同等以上の耐熱性を示すとともに、十分な張付け可能時間を有する接着剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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