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公開番号2024074197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022185331
出願日2022-11-18
発明の名称路面描画装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人プロウィン
主分類F21S 41/40 20180101AFI20240523BHJP(照明)
要約【課題】簡便な構成で路面上に輪郭が鮮明な描画を行うことが可能な路面描画装置を提供する。
【解決手段】照射光を発光する発光部(10)と、第1反射領域(21a)と第2反射領域(21b)を備え照射光を第1反射領域(21a)で第1反射光として反射し、照射光を第2反射領域(21b)で第2反射光として反射する反射部と、開口部(31)を有し、開口部(31)の外縁で第1反射光および第2反射光の一部を遮るシェード部(30)とを備え、第1反射光は開口部(31)の第1通過領域を通過し、第2反射光は開口部(31)の第2通過領域を通過し、第1通過領域と第2通過領域は、少なくとも一部が重複した重複通過領域を含む路面描画装置(100)。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
照射光を発光する発光部と、
第1反射領域と第2反射領域を備え、前記照射光を前記第1反射領域で第1反射光として反射し、前記照射光を前記第2反射領域で第2反射光として反射する反射部と、
開口部を有し、前記開口部の外縁で前記第1反射光および前記第2反射光の一部を遮るシェード部とを備え、
前記第1反射光は前記開口部の第1通過領域を通過し、前記第2反射光は前記開口部の第2通過領域を通過し、前記第1通過領域と前記第2通過領域は、少なくとも一部が重複した重複通過領域を含むことを特徴とする路面描画装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
請求項1に記載の路面描画装置であって、
前記第1反射光および/または前記第2反射光の光強度が最大の領域は、前記開口部の前記重複通過領域以外を通過することを特徴とする路面描画装置。
【請求項3】
請求項1に記載の路面描画装置であって、
前記シェード部において、前記第1反射光は前記第1通過領域および前記重複通過領域よりも広い範囲に照射され、前記第2反射光は前記第2通過領域および前記重複通過領域よりも広い範囲に照射されることを特徴とする路面描画装置。
【請求項4】
請求項1から3の何れか一つに記載の路面描画装置であって、
前記開口部を通過した前記第1反射光および前記第2反射光を屈折して、路面に前記開口部に対応した所定形状の描画光として投影する投影レンズ部を有することを特徴とする路面描画装置。
【請求項5】
請求項4に記載の路面描画装置であって、
前記重複通過領域を通過した前記描画光は、前記重複通過領域以外よりも前記路面上における前記投影レンズ部からの距離が遠い位置に投影されることを特徴とする路面描画装置。
【請求項6】
請求項4に記載の路面描画装置であって、
前記第1反射光および前記第2反射光は、前記開口部を所定角度傾斜して通過し、前記投影レンズ部の中心から一方に偏った位置に入射することを特徴とする路面描画装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、路面描画装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自車両あるいは他車両の安全性の向上、あるいは運転者と歩行者の意思疎通の向上等を目的とし、必要な情報を示す画像を路面に投影することが可能な車両用灯具の開発が進められている。特許文献1には、車速に応じた制動距離を算出し、車両から車両の制動距離分前方の停止可能位置まで伸びる路面表示を車両前方の走行車線の路面に描画し、停止可能位置の手前に存在する前走車や歩行者等の路上障害物に対する衝突の危険性を運転者に認識させる車両の路面描画装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-164828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された路面描画装置では、レーザ光を微小なミラーで反射して、レーザ光の変調や走査によって様々な形状を路面に描画することができる。しかし、固定された画像を路面に描画する場合には、投影光の形状を変化させる必要がないため、微小なミラーでの変調や走査は不要であり、小型化や低コスト化の点では不利である。また、レンズや反射鏡等の光学部材を用いて、光源からの光が所定形状となるように路面上に投影する場合には、輪郭が不鮮明になってしまうという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、簡便な構成で路面上に輪郭が鮮明な描画を行うことが可能な路面描画装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の路面描画装置は、照射光を発光する発光部と、第1反射領域と第2反射領域を備え、前記照射光を前記第1反射領域で第1反射光として反射し、前記照射光を前記第2反射領域で第2反射光として反射する反射部と、開口部を有し、前記開口部の外縁で前記第1反射光および前記第2反射光の一部を遮るシェード部とを備え、前記第1反射光は前記開口部の第1通過領域を通過し、前記第2反射光は前記開口部の第2通過領域を通過し、前記第1通過領域と前記第2通過領域は、少なくとも一部が重複した重複通過領域を含むことを特徴とする。
【0007】
このような本発明の路面描画装置では、シェード部の開口部が第1通過領域と第2通過領域を有し、反射部の第1反射領域と第2反射領域でそれぞれ反射された第1反射光と第2反射光が、重複通過領域を含む第1通過領域と第2通過領域を通過するため、簡便な構成で路面上に輪郭が鮮明な描画を行うことが可能となる。
【0008】
また、本発明の一態様では、前記第1反射光および/または前記第2反射光の光強度が最大の領域は、前記開口部の前記重複通過領域以外を通過する。
【0009】
また、本発明の一態様では、前記シェード部において、前記第1反射光は前記第1通過領域および前記重複通過領域よりも広い範囲に照射され、前記第2反射光は前記第2通過領域および前記重複通過領域よりも広い範囲に照射される。
【0010】
また、本発明の一態様では、前記開口部を通過した前記第1反射光および前記第2反射光を屈折して、路面に前記開口部に対応した所定形状の描画光として投影する投影レンズ部を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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