TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024073273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022184383
出願日2022-11-17
発明の名称電解質ゲル用硬化性組成物、電解質ゲル、蓄電池および電子デバイス
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C08L 101/02 20060101AFI20240522BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】硬化前の一液での貯蔵安定性および硬化後の柔軟性に優れる電解質ゲル用硬化性組成物およびその利用を実現する。
【解決手段】本開示の電解質ゲル用硬化性組成物は、(A)成分:架橋性官能基を有するビニル系重合体と、(B)成分:酸化剤と、(C)成分:還元剤と、(D)成分:電解物質とを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分:架橋性官能基を有するビニル系重合体と、(B)成分:酸化剤と、(C)成分:還元剤と、(D)成分:電解物質とを含む、電解質ゲル用硬化性組成物。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記(A)成分の架橋性官能基が、ラジカル架橋性官能基、エポキシ基および加水分解性シリル基からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の電解質ゲル用硬化性組成物。
【請求項3】
前記(A)成分の主鎖が(メタ)アクリル系重合体である、請求項1に記載の電解質ゲル用硬化性組成物。
【請求項4】
前記(B)成分が有機過酸化物である、請求項1に記載の電解質ゲル用硬化性組成物。
【請求項5】
前記(C)成分が有機アミンである、請求項1に記載の電解質ゲル用硬化性組成物。
【請求項6】
前記(D)成分がフッ素原子含有陰イオンとリチウム陽イオンとの電子対化合物である、請求項1に記載の電解質ゲル用硬化性組成物。
【請求項7】
(E)成分:溶剤をさらに含む、請求項1に記載の電解質ゲル用硬化性組成物。
【請求項8】
前記(E)成分として、環式カーボネート、非環式カーボネート、脂肪族エステル、脂環式エーテル、脂肪族二官能化エーテル、ラクトン、ジニトリル、少なくとも1個のカルボン酸エステル基およびエーテル基を含有する化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、請求項7に記載の電解質ゲル用硬化性組成物。
【請求項9】
(F)成分:ラジカル反応性の単量体をさらに含む、請求項1に記載の電解質ゲル用硬化性組成物。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の電解質ゲル用硬化性組成物を硬化してなる、電解質ゲル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電解質ゲル用硬化性組成物、電解質ゲル、蓄電池および電子デバイスに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
蓄電池、例えばリチウムイオン蓄電池は、とりわけその高いエネルギー密度または比エネルギーおよび低い自己放電等の性能を生かして、数多くの用途でエネルギー貯蔵器として適用が進んでいる。例えばリチウムイオン蓄電池は既に、自動車におけるバッテリー(とりわけ電気自動車におけるエネルギー貯蔵器)、ノートパソコンおよびスマートフォン等のIОT関連機器における蓄電池、ならびに家庭用および産業用の定置式貯蔵器における蓄電池としても用いられている。
【0003】
リチウムイオン蓄電池は電解質を内包しており、この電解質は、2つの異なる電極、アノードおよびカソードの内部または間に配置されている。この場合、化学的エネルギーから電気的エネルギーへの変換により、電気化学に基づくエネルギーが蓄電池に貯蔵される。
【0004】
特許文献1には、特定の式で表示される化合物と、リチウム塩を含む非水系有機溶媒とを含む組成物を重合して製造される、高分子電解質が開示されている。特許文献1の実施例には、ジメチルアミノエチルメタクリレート等を用いてゲル状電解質製造用組成物を製造したことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-289255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述のような従来技術は、硬化前の組成物の一液での貯蔵安定性および硬化後の柔軟性の観点から改善の余地があった。
【0007】
本発明の一態様は、硬化前の一液での貯蔵安定性および硬化後の柔軟性に優れる電解質ゲル用硬化性組成物およびその利用を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電解質ゲル用硬化性組成物は、(A)成分:架橋性官能基を有するビニル系重合体と、(B)成分:酸化剤と、(C)成分:還元剤と、(D)成分:電解物質とを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、硬化前の一液での貯蔵安定性および硬化後の柔軟性に優れる電解質ゲル用硬化性組成物およびその利用を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態の一例について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。また、本明細書中に記載された文献の全てが、本明細書中において参考文献として援用される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社カネカ
構造体
11日前
株式会社カネカ
胆汁吸引カテーテル
21日前
株式会社カネカ
バルーンカテーテル
23日前
株式会社カネカ
カテーテルの製造方法
18日前
株式会社カネカ
カテーテルの製造方法
18日前
株式会社カネカ
生産計画立案システム
18日前
株式会社カネカ
アブレーションシステム
1か月前
株式会社カネカ
アクリル樹脂の製造方法
8日前
株式会社カネカ
合成樹脂フィルムの製造方法
1か月前
株式会社カネカ
合成樹脂フィルムの製造装置
1か月前
株式会社カネカ
フロー式リアクターの洗浄方法
4日前
株式会社カネカ
ポリイミドフィルムの製造方法
15日前
株式会社カネカ
成形装置、および成形品の製造方法
1日前
株式会社カネカ
積層体、その製造方法、および、その利用
4日前
株式会社カネカ
銅張積層板、プリント配線板、および銅張積層板
1か月前
株式会社カネカ
ハンドル成形用樹脂組成物およびハンドル成形体
11日前
株式会社カネカ
バルーンカテーテル用バルーンおよびバルーンカテーテル
1か月前
株式会社カネカ
樹脂フィルム、グラファイトシートおよびそれらの製造方法
1日前
株式会社カネカ
保冷容器、およびその保冷容器を用いたブロッコリーの輸送方法
17日前
株式会社カネカ
電解質ゲル用硬化性組成物、電解質ゲル、蓄電池および電子デバイス
1か月前
株式会社カネカ
バルーンカテーテル用バルーン及びそれを備えるバルーンカテーテル
1か月前
株式会社カネカ
電解質ゲル用硬化性組成物、電解質ゲル、蓄電池および電子デバイス
15日前
株式会社カネカ
太陽電池セル、太陽電池セルの重畳構造、及び太陽電池セルの製造方法
1か月前
株式会社カネカ
太陽電池パネルの製造方法、半導体製造装置、及び光電変換基板の製造方法
23日前
株式会社カネカ
太陽電池セル及び太陽電池セルの製造方法並びに太陽電池用スクリーン印刷版
1か月前
株式会社カネカ
クライオアブレーションカテーテルおよびクライオアブレーションカテーテルシステム
1か月前
株式会社カネカ
ハードコートフィルムの製造方法およびハードコートフィルムを用いたディスプレイの製造方法
3日前
株式会社カネカ
バルーンカテーテル用バルーン及びそれを備えるバルーンカテーテル、並びにバルーンカテーテルの製造方法
1か月前
株式会社カネカ
バルーンカテーテル用バルーン及びそれを備えるバルーンカテーテル、並びにバルーンカテーテルの製造方法
1か月前
株式会社カネカ
ハードコートフィルム、およびハードコートフィルムの製造方法、ハードコートフィルムを含むディスプレイ
3日前
コニシ株式会社
建築物への化粧板の施工方法
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
株式会社ナリス化粧品
構造体
2か月前
株式会社日本触媒
樹脂組成物
1日前
三洋化成工業株式会社
複合粒子
1か月前
続きを見る