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公開番号2024070097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180482
出願日2022-11-10
発明の名称太陽電池セル、太陽電池セルの重畳構造、及び太陽電池セルの製造方法
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類H01L 31/0224 20060101AFI20240515BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、他の太陽電池セルとともに積み重ねたときに、電極部同士が接触することによって欠けや割れ等の不具合が生じることを防止できる太陽電池セルを提供する。
【解決手段】第1主面と第2主面を両主面とするものであって、第1主面の一部を構成する第1電極部と、第2主面の一部を構成する第2電極部を有し、第1電極部は、平面視したときに、第2電極部と重なっていない構成とする。こうすることで、他の太陽電池セルとともに積み重ねたときに、電極部同士が接触することによって欠けや割れ等の不具合が生じることを防止できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面と第2主面を両主面とする太陽電池セルであって、
前記第1主面の一部を構成する第1電極部と、前記第2主面の一部を構成する第2電極部を有し、
前記第1電極部は、平面視したときに、前記第2電極部と重なっていない、太陽電池セル。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第1電極部は、前記第1主面の他の部分に対して厚み方向に突出しており、
前記第2電極部は、前記第2主面の他の部分に対して厚み方向に突出している、請求項1に記載の太陽電池セル。
【請求項3】
前記第1電極部は、第1集電極を有し、
前記第2電極部は、第2集電極を有し、
前記第1集電極は、所定の方向に延びる第1バスバー電極部と、前記第1バスバー電極部から前記第1バスバー電極部の延び方向に対する交差方向に延びる第1フィンガー電極部を有し、
前記第2集電極は、平面視したときに前記第1バスバー電極部と間隔を空けて実質的に平行に延びた第2バスバー電極部と、前記第2バスバー電極部から前記第2バスバー電極部の延び方向に対する交差方向に延びる第2フィンガー電極部を有し、
前記第1フィンガー電極部は、前記第1バスバー電極部から前記第2バスバー電極部側に向かって延びており、
前記第2フィンガー電極部は、前記第2バスバー電極部から前記第1バスバー電極部側に向かって延びている、請求項1に記載の太陽電池セル。
【請求項4】
前記第1集電極は、前記第1バスバー電極部から前記第1バスバー電極部の延び方向に対する交差方向に延びる第1フィンガー電極部を複数有し、
前記第2フィンガー電極部は、平面視したときに、前記第1バスバー電極部の延び方向に隣接する第1フィンガー電極部の間に位置している、請求項3に記載の太陽電池セル。
【請求項5】
前記第1電極部は、少なくとも2つの第1集電極を有し、前記2つの第1集電極が間隔を空けて並設されており、
前記第2集電極は、前記2つの第1集電極の間に位置している、請求項3に記載の太陽電池セル。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の太陽電池セルを複数有し、複数の太陽電池セルが厚み方向に重畳した太陽電池セルの重畳構造であって、
前記複数の太陽電池セルには、厚み方向に隣接する第1太陽電池セルと第2太陽電池セルがあり、
前記第1太陽電池セルの第1主面は、前記第2太陽電池セルの第2主面と対向しており、
前記第1太陽電池セルは、平面視したときに、大部分が前記第2太陽電池セルと重畳し、第1主面に設けられた第1電極部が前記第2太陽電池セルの第2主面に設けられた第2電極部と重なっていない、太陽電池セルの重畳構造。
【請求項7】
前記第1太陽電池セルの第1電極部は、前記第2太陽電池セルの第2主面の前記第2電極部以外の領域に接している、請求項6に記載の太陽電池セルの重畳構造。
【請求項8】
前記第2太陽電池セルの第2電極部は、前記第1太陽電池セルの第1主面の前記第1電極部以外の領域に接している、請求項7に記載の太陽電池セルの重畳構造。
【請求項9】
第1主面と第2主面を両主面とする複数の太陽電池セルが厚み方向に重畳された太陽電池セルの重畳構造であって、
前記複数の太陽電池セルには、第1太陽電池セルと、第2太陽電池セルがあり、
前記第1太陽電池セルは、第1主面の一部を構成する第1電極部を有し、
前記第2太陽電池セルは、第2主面の一部を構成する第2電極部を有し、
前記第1太陽電池セルの第1主面は、前記第2太陽電池セルの第2主面と対向しており、
前記第1太陽電池セルは、平面視したときに、大部分が前記第2太陽電池セルと重畳し、第1主面に設けられた第1電極部が前記第2太陽電池セルの第2主面に設けられた第2電極部と重なっていない、太陽電池セルの重畳構造。
【請求項10】
請求項1~5のいずれか1項に記載の太陽電池セルの製造方法であって、
第1電極部が隣接する太陽電池セルの第2主面に接触するように複数の太陽電池セルを重畳する重畳工程と、
前記複数の太陽電池セルのうち重畳方向の一方の端部に位置する太陽電池セルの第1電極部と、前記複数の太陽電池セルのうち重畳方向の他方の端部に位置する太陽電池セルの第2電極部との間に電流を印加する処理工程を含む、太陽電池セルの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池セル、太陽電池セルの重畳構造、及び太陽電池セルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、一枚のパネル状の仕掛太陽電池セルを短冊状の複数の太陽電池セルに分割し、分割した太陽電池セルの端辺同士を電気的に接続した太陽電池モジュールが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1によれば、短冊状の太陽電池セルの端辺同士を重ねて接続するので(シングリング接続、Shingling接続と呼ばれる)、有効受光面積を大きくすることができ、従来に比べて変換効率の高い太陽電池モジュールとなるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
公開2019-212882号公報
国際公開第2020/071062号
特開2006-278940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、仕掛太陽電池セルを切断する工程は、仕掛太陽電池セルを製造した製造ラインとは異なる製造ラインで行う場合がある。
このような場合、特許文献3のように、製造ライン間で仕掛太陽電池セルを上下に重ねて梱包して運搬することが考えられる。
しかしながら、特許文献3の梱包方法では、上段の仕掛太陽電池セルの電極部と下段の仕掛太陽電池セルの電極部が重なる位置にあるので、電極部同士が接触するとともに、上段の仕掛太陽電池セルの重量を電極部間の接触部分で支持することになる。そのため、接触面積が小さく安定せず、電極部に荷重が集中するので、電極部に欠けや割れ等の不具合が生じやすい問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、他の太陽電池セルとともに積み重ねたときに、電極部同士が接触することによって欠けや割れ等の不具合が生じることを防止できる太陽電池セルを提供することを課題とする。また本発明は、隣接する太陽電池セルの電極部同士が接触することによって欠けや割れ等の不具合が生じることを防止できる太陽電池セルの重畳構造、及び従来に比べて高性能の太陽電池セルを製造可能な製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、第1主面と第2主面を両主面とする太陽電池セルであって、前記第1主面の一部を構成する第1電極部と、前記第2主面の一部を構成する第2電極部を有し、前記第1電極部は、平面視したときに、前記第2電極部と重なっていない、太陽電池セルである。
【0007】
本様相によれば、他の太陽電池セルとともに積み重ねたときに、電極部同士が接触することによる欠けや割れ等の不具合が生じることを防止できる。
【0008】
好ましい様相は、前記第1電極部は、前記第1主面の他の部分に対して厚み方向に突出しており、前記第2電極部は、前記第2主面の他の部分に対して厚み方向に突出している。
【0009】
本様相によれば、厚み方向に電極部が突出する場合でも、電極部同士が接触することによる不具合を防止できる。
【0010】
好ましい様相は、前記第1電極部は、第1集電極を有し、前記第2電極部は、第2集電極を有し、前記第1集電極は、所定の方向に延びる第1バスバー電極部と、前記第1バスバー電極部から前記第1バスバー電極部の延び方向に対する交差方向に延びる第1フィンガー電極部を有し、前記第2集電極は、平面視したときに前記第1バスバー電極部と間隔を空けて実質的に平行に延びた第2バスバー電極部と、前記第2バスバー電極部から前記第2バスバー電極部の延び方向に対する交差方向に延びる第2フィンガー電極部を有し、前記第1フィンガー電極部は、前記第1バスバー電極部から前記第2バスバー電極部側に向かって延びており、前記第2フィンガー電極部は、前記第2バスバー電極部から前記第1バスバー電極部側に向かって延びている。
(【0011】以降は省略されています)

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