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公開番号2024085846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200609
出願日2022-12-15
発明の名称成形装置、および成形品の製造方法
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B29B 7/58 20060101AFI20240620BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】ノズルの吐出口から溶融樹脂組成物が管状になって吐出する現象を防止する。
【解決手段】成形装置(10)において、溶融樹脂組成物を金型へ供給するノズル(31)は、ノズル本体(31a)と、プランジャー(31c)と、金型へ溶融樹脂組成物を案内するガイド部(31b)と、を備え、ガイド部(31b)は、略筒形状であり、ノズル本体の先端から伸びる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
金型と、
熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物を溶融させて溶融樹脂組成物を生成する溶融部と、
前記溶融樹脂組成物を前記金型へ供給するノズルを有する供給部と、を備え、
前記ノズルは、
ノズル本体と、
プランジャーと、
前記金型へ溶融樹脂組成物を案内するガイド部と、を備え、
前記ガイド部は、略筒形状であり、前記ノズル本体の先端から伸びる、成形装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記ノズル本体の先端の出口の内径と、前記ガイド部の入口の内径とは、略同じである、請求項1に記載の成形装置。
【請求項3】
前記ガイド部の長さは、2.5mm以上である、請求項1または2に記載の成形装置。
【請求項4】
前記ノズル本体の先端の出口の内径は、3.5mm以上である、請求項1または2に記載の成形装置。
【請求項5】
さらに、前記溶融部から前記供給部へ前記溶融樹脂組成物を移送する移送部を備える、請求項1または2に記載の成形装置。
【請求項6】
前記移送部は、ギアポンプを備える、請求項5に記載の成形装置。
【請求項7】
前記ガイド部は、前記金型と離間している、請求項1または2に記載の成形装置。
【請求項8】
熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物を溶融させて溶融樹脂組成物を生成する溶融工程と、
ノズルから金型へ前記溶融樹脂組成物を供給する供給工程と、を含み、
前記ノズルは、
ノズル本体と、
プランジャーと、
前記金型へ溶融樹脂組成物を案内するガイド部と、を備え、
前記ガイド部は、略筒形状であり、前記ノズル本体の先端から伸びる、成形品の製造方法。
【請求項9】
前記熱可塑性樹脂は、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂である、請求項8に記載の成形品の製造方法。
【請求項10】
前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂は、ポリ(3-ヒドロキシブチレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシバレレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシバレレート-コ-3-ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-4-ヒドロキシブチレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシオクタノエート)、およびポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシデカノエート)からなる群より選択される1種類以上である、請求項9に記載の成形品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、成形装置、および成形品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
押出機などにより熱可塑性樹脂を加熱し溶融樹脂組成物を調製し、樹脂供給装置の吐出部から吐出した溶融樹脂組成物を定量的に金型へ供給して、プレス成形により製品を製造するプレス成形法が知られている。このプレス成形法において、溶融樹脂組成物を定量供給する際、自動開閉ノズルを用いる。このとき、自動開閉ノズル内部に溶融樹脂組成物が残る場合と残らない場合との間で吐出の定量性が悪くなるおそれがある。そこで、吐出量の定量性を考慮して、通常は自動開閉ノズル内部に残存する樹脂がないゼロキャビティノズルを使用する。
【0003】
特許文献1には、昇降弁によってノズル先端の弁孔を開閉する多層樹脂形成ダイヘッドが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2009/099129号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述の従来技術のように、自動開閉ノズルを用いて溶融樹脂組成物を吐出した場合、当該自動開閉ノズルの吐出口から溶融樹脂組成物が管状(ストロー状)になって吐出する現象が発生することがわかった。管状になった溶融樹脂組成物を金型に供給しプレス成形すると、成形品にプレス痕が残る等の成形不良が発生するおそれがある。
【0006】
本発明の一態様は、ノズルの吐出口から溶融樹脂組成物が管状(ストロー状)になって吐出する現象を防止し得る成形装置および成形品の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る成形装置は、金型と、熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物を溶融させて溶融樹脂組成物を生成する溶融部と、前記溶融樹脂組成物を前記金型へ供給するノズルを有する供給部と、を備え、前記ノズルは、ノズル本体と、プランジャーと、前記金型へ溶融樹脂組成物を案内するガイド部と、を備え、前記ガイド部は、略筒形状であり、前記ノズル本体の先端から伸びる、構成である。
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る成形品の製造方法は、熱可塑性樹脂を含む樹脂組成物を溶融させて溶融樹脂組成物を生成する溶融工程と、ノズルから金型へ前記溶融樹脂組成物を供給する供給工程と、を含み、前記ノズルは、ノズル本体と、
プランジャーと、前記金型へ溶融樹脂組成物を案内するガイド部と、を備え、前記ガイド部は、略筒形状であり、前記ノズル本体の先端から伸びる、方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、ノズルの吐出口から溶融樹脂組成物が管状(ストロー状)になって吐出する現象を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る成形装置の概略構成を模式的に示した図である。
図1に示す成形装置の吐出部に備えられたノズルの構成例を概略的に示す断面図である。
本発明の実施形態に係る成形品の製造方法の一例を示す工程図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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