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公開番号2024073002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022183949
出願日2022-11-17
発明の名称耐圧制御回路
出願人ルネサスエレクトロニクス株式会社
代理人個人
主分類H03K 19/0175 20060101AFI20240522BHJP(基本電子回路)
要約【課題】低耐圧デバイスを用いた入出力回路において、高電圧入出力を実現することが可能な耐圧制御回路を提供すること。
【解決手段】
耐圧制御回路111は、高電圧モニタ回路1111と、高電圧モニタ回路1111に接続された第1電圧切替回路1112と、を備え、高電圧モニタ回路1111は、高電圧モニタ回路1111に入力する入力信号に基づいて第1参照信号を生成し、第1電圧切替回路1112は、第1電圧切替回路1112に印加された第1印加電圧と第1参照信号とを比較し、第1参照信号の電圧が第1印加電圧を超える場合、第1参照信号を第1制御信号として出力し、第1参照信号の電圧が第1印加電圧未満の場合、第1印加電圧を第1制御信号として出力する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
高電圧モニタ回路と、前記高電圧モニタ回路に接続された第1電圧切替回路と、を備え、
前記高電圧モニタ回路は、
前記高電圧モニタ回路に入力する入力信号に基づいて第1参照信号を生成し、
前記第1電圧切替回路は、
前記第1電圧切替回路に印加された第1印加電圧と前記第1参照信号とを比較し、前記第1参照信号の電圧が前記第1印加電圧を超える場合、前記第1参照信号を第1制御信号として出力し、前記第1参照信号の電圧が前記第1印加電圧未満の場合、前記第1印加電圧を前記第1制御信号として出力する、
耐圧制御回路。
続きを表示(約 2,900 文字)【請求項2】
前記高電圧モニタ回路は、
第1から第6半導体素子を有し、
前記第1半導体素子の第1端子は前記入力信号に接続され、
前記第1半導体素子の第2端子は前記第1半導体素子の第3端子と前記第2半導体素子の前記第1端子に接続され、
前記第2半導体素子の第2端子は前記第2半導体素子の第3端子と前記第3半導体素子の前記第1端子に接続され、
前記第3半導体素子の第2端子は前記第3半導体素子の第3端子と前記第4半導体素子の前記第1端子と前記第1参照信号に接続され、
前記第4半導体素子の第2端子は前記第4半導体素子の第3端子と前記第5半導体素子の前記第1端子に接続され、
前記第5半導体素子の第2端子は前記第5半導体素子の第3端子と前記第6半導体素子の前記第3端子と前記第6半導体素子の前記第2端子に接続され、
前記第6半導体素子の前記第1端子はグランドに接続され、
前記第1電圧切替回路は、
第7半導体素子と第8半導体素子を有し、
前記第7半導体素子の前記第1端子は前記第8半導体素子の前記第1端子と前記第1制御信号とに接続され、
前記第7半導体素子の前記第2端子は前記第8半導体素子の前記第3端子と前記第1印加電圧とに接続され、
前記第7半導体素子の前記第3端子は前記第8半導体素子の前記第2端子と前記第1参照信号とに接続される、
前記第1から前記第8半導体素子の耐圧は、前記入力信号のHighレベル時の電圧よりも低い、
請求項1に記載の耐圧制御回路。
【請求項3】
前記第1制御信号は、外部の第9半導体素子の前記第2端子に接続され、
前記入力信号は、前記第9半導体素子の前記第3端子に接続され、
前記第9半導体素子は、前記第9半導体素子の前記第1端子から第1低電圧制御信号を出力する、
請求項2に記載の耐圧制御回路。
【請求項4】
前記第1から前記第9半導体素子のそれぞれは、電界効果トランジスタであり、
前記第1端子はソースであり、前記第2端子はゲートであり、前記第3端子はドレインである、
請求項3に記載の耐圧制御回路。
【請求項5】
前記電界効果トランジスタは、P形MОSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)、または、N形MОSFETである、
請求項4に記載の耐圧制御回路。
【請求項6】
前記第1から前記第5半導体素子のそれぞれの前記第2端子と、前記入力信号と、の間には、ダイオードが接続される、
請求項2に記載の耐圧制御回路。
【請求項7】
高電圧モニタ回路と、前記高電圧モニタ回路に接続された第1電圧切替回路と、前記高電圧モニタ回路に接続された第2電圧切替回路と、を備え、
前記高電圧モニタ回路は、
耐圧制御回路の後段に接続された高電圧出力回路の出力信号であって前記高電圧出力回路からフィードバックされ入力した前記出力信号に基づいて第1参照信号と第2参照信号とを生成し、
前記第1電圧切替回路は、
前記第1電圧切替回路に印加された第1印加電圧と前記第1参照信号とを比較し、前記第1参照信号の電圧が前記第1印加電圧を超える場合、前記第1参照信号を第1制御信号として出力し、前記第1参照信号の電圧が前記第1印加電圧未満の場合、前記第1印加電圧を前記第1制御信号として出力し、
前記第2電圧切替回路は、
前記第2電圧切替回路に印加された第2印加電圧と前記第2参照信号とを比較し、前記第2参照信号の電圧が前記第2印加電圧を超える場合、前記第2参照信号を第2制御信号として出力し、前記第2参照信号の電圧が前記第2印加電圧未満の場合、前記第2印加電圧を前記第2制御信号として出力し、
前記第2参照信号のハイレベル電圧は、前記第1参照信号の前記ハイレベル電圧よりも高く、
前記第1印加電圧は、前記第2印加電圧よりも低い、
耐圧制御回路。
【請求項8】
前記高電圧モニタ回路は、
第1から第6半導体素子を有し、
前記第1半導体素子の第1端子は前記出力信号に接続され、
前記第1半導体素子の第2端子は前記第1半導体素子の第3端子と前記第2半導体素子の前記第1端子に接続され、
前記第2半導体素子の第2端子は前記第2半導体素子の第3端子と前記第3半導体素子の前記第1端子と前記第2参照信号に接続され、
前記第3半導体素子の第2端子は前記第3半導体素子の第3端子と前記第4半導体素子の前記第1端子と前記第1参照信号に接続され、
前記第4半導体素子の第2端子は前記第4半導体素子の第3端子と前記第5半導体素子の前記第1端子に接続され、
前記第5半導体素子の第2端子は前記第5半導体素子の第3端子と前記第6半導体素子の前記第3端子と前記第6半導体素子の前記第2端子に接続され、
前記第6半導体素子の前記第1端子はグランドに接続され、
前記第1電圧切替回路は、
第7半導体素子と第8半導体素子を有し、
前記第7半導体素子の前記第1端子は前記第8半導体素子の前記第1端子と前記第1制御信号とに接続され、
前記第7半導体素子の前記第2端子は前記第8半導体素子の前記第3端子と前記第1印加電圧とに接続され、
前記第7半導体素子の前記第3端子は前記第8半導体素子の前記第2端子と前記第1参照信号とに接続され、
前記第2電圧切替回路は、
第9半導体素子と第10半導体素子を有し、
前記第9半導体素子の前記第1端子は前記第10半導体素子の前記第1端子と前記第2制御信号とに接続され、
前記第9半導体素子の前記第2端子は前記第10半導体素子の前記第3端子と前記第2印加電圧とに接続され、
前記第9半導体素子の前記第3端子は前記第10半導体素子の前記第2端子と前記第2参照信号とに接続される、
前記第1から前記第10半導体素子の耐圧は、前記出力信号のHighレベル時の電圧よりも低い、
請求項7に記載の耐圧制御回路。
【請求項9】
前記第1から前記第10半導体素子のそれぞれは、電界効果トランジスタであり、
前記第1端子はソースであり、前記第2端子はゲートであり、前記第3端子はドレインである、
請求項8に記載の耐圧制御回路。
【請求項10】
前記電界効果トランジスタは、P形MОSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)、または、N形MОSFETである、
請求項9に記載の耐圧制御回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は耐圧制御回路に関し、特に、低耐圧デバイスを用いた入出力回路において、高電圧入出力を実現することが可能な耐圧制御回路に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子デバイスの製造プロセスの微細化にともなって、HCI(Hot Carrier Injection)/NBTI(Negative Bias Temperature Instability)等の信頼性保障が難しくなり、高耐圧トランジスタの製造が困難になってきている。過去の傾向をみると、28nm(ナノメートル)以前は3.3V(ボルト)または2.5V(OverDrive_3.3V) MOSとなり、7nmまでは1.8V MOSとなり、5nm以後は1.2V(OverDrive 1.5V) MOSとなり、IOトランジスタの低耐圧化が進んでいる。一方で、先端プロセスの製品においても、3.3V-I/F(Interface)というような高電圧I/Oの要求があり、これに対しては、IOトランジスタの多段積み回路で実現している。IOトランジスタの多段積み回路においては、7nmまでは3.3V電源の半分以上の耐圧(1.8V)を持つIOトランジスタが使用できたため、2段積み回路により3.3V-I/Fを実現することができた。しかしながら、5nm以降は3.3V電源の半分以下の耐圧(1.2V or 1.5V)となるため、低耐圧化したIOトランジスタの3段積み回路が必要になり、当該3段積み回路において、高電圧入出力を実現しなければならないという課題が生まれた。
【0003】
特許文献1には、Nチャネル型トランジスタおよびのゲート端子に印加される第1の中間電圧を、電源電圧の半分よりも、しきい値電圧だけ高い電圧とし、Pチャネル型トランジスタおよびのゲート端子に印加される第2の中間電圧を、電源電圧の半分よりもしきい値電圧だけ低い電圧とすることにより、複数の接続点に出力される信号の振幅を電源電圧の半分以下に抑えることができる回路が開示されている。特許文献1に開示されている回路は2段積み回路であり、低耐圧(1.2V or 1.5V)化したIOトランジスタの3段積み回路における高電圧入出力(3.3V-I/F)を開示していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-39560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、低耐圧化したIOトランジスタの3段積み回路において、高電圧入出力を実現しなければならないという課題があった。
【0006】
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施の形態によれば、耐圧制御回路(入力側)は、
高電圧モニタ回路と、前記高電圧モニタ回路に接続された第1電圧切替回路と、を備える。前記高電圧モニタ回路は、前記高電圧モニタ回路に入力する入力信号に基づいて第1参照信号を生成し、前記第1電圧切替回路は、前記第1電圧切替回路に印加された第1印加電圧と前記第1参照信号のうち、いずれか高い方の電圧を第1制御信号として出力する。
【0008】
別の一実施の形態によれば、耐圧制御回路(出力側)は、
高電圧モニタ回路と、前記高電圧モニタ回路に接続された第1電圧切替回路と、前記高電圧モニタ回路に接続された第2電圧切替回路と、を備える。前記高電圧モニタ回路は、耐圧制御回路の後段に接続された高電圧出力回路の出力信号であって前記高電圧出力回路からフィードバックされ入力した前記出力信号に基づいて第1参照信号と第2参照信号とを生成し、前記第1電圧切替回路は、前記第1電圧切替回路に印加された第1印加電圧と前記第1参照信号とのうち、いずれか高い方の電圧を第1制御信号として出力する。前記第2電圧切替回路は、前記第2電圧切替回路に印加された第2印加電圧と前記第2参照信号とのうち、いずれか高い方の電圧を第2制御信号として出力する。
【発明の効果】
【0009】
前記一実施の形態によれば、低耐圧デバイスを用いた入出力回路において、高電圧入出力を実現することが可能な耐圧制御回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
入力回路、出力回路、および低耐圧回路を例示するブロック図である。
従来の技術の入力回路を例示する回路図である。
従来の技術の出力回路を例示する回路図である。
実施の形態1に係る入力回路を例示する回路図である。
実施の形態1に係る入力回路の耐圧制御回路を例示する回路図である。
実施の形態1に係る入力回路の耐圧制御回路を例示する回路図である。
実施の形態1に係る入力回路の耐圧制御回路の変形例を例示する回路図である。
実施の形態2に係る出力回路を例示する回路図である。
実施の形態2に係る出力回路を例示する回路図である。
実施の形態2に係る出力回路の耐圧制御回路を例示する回路図である。
実施の形態3に係る高電圧モニタ回路を例示する回路図である。
実施の形態3に係る高電圧モニタ回路を例示する回路図である。
実施の形態3に係る高電圧モニタ回路を例示する回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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