TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024071104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181864
出願日2022-11-14
発明の名称ポンプ装置
出願人川崎重工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類F04B 1/00 20200101AFI20240517BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】機械に搭載された後でもシンボルを容易に読み取ることができるポンプ装置を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るポンプ装置1Aは、ポンプ2およびシンボル7を含む。ポンプ2は、指令電流に応じて一回転あたりの吐出量である吐出容量が変化する少なくとも1つのポンプ機構3と、吸入ポート11を含む。シンボル7は、ポンプ2における吸入ポート11が開口する方向とは異なる方向を向く面に表示されている。シンボル7は、少なくとも1つのポンプ機構3の、前記指令電流と前記吐出容量との実際の関係を示す実測データまたは当該実測データの保存先情報を格納する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
指令電流に応じて一回転あたりの吐出量である吐出容量が変化する少なくとも1つのポンプ機構、および吸入ポートを含むポンプと、
前記ポンプにおける前記吸入ポートが開口する方向とは異なる方向を向く面に表示された、前記少なくとも1つのポンプ機構の、前記指令電流と前記吐出容量との実際の関係を示す実測データまたは当該実測データの保存先情報を格納する少なくとも1つのシンボルと、
を備える、ポンプ装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つのポンプ機構は2つのポンプ機構を含み、
前記少なくとも1つのシンボルは、前記2つのポンプ機構と対応する2つのシンボルを含み、各シンボルが、対応するポンプ機構の前記実測データまたは当該実測データの保存先情報を格納する、請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのポンプ機構は2つのポンプ機構を含み、
前記ポンプは、前記2つのポンプ機構が直列に配列されたタンデムポンプである、請求項1または2に記載のポンプ装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つのポンプ機構は2つのポンプ機構を含み、
前記ポンプは、前記2つのポンプ機構が並列に配列されたパラレルポンプである、請求項1または2に記載のポンプ装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのポンプ機構はアキシャルピストン式である、請求項1~4の何れか一項に記載のポンプ装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つのポンプ機構は、複数のピストンを摺動可能に保持するシリンダブロックと、前記シリンダブロックを収容する容器状のケーシングを含み、
前記ポンプは、前記ケーシングの開口を閉塞するバルブカバーを含み、前記バルブカバーに前記吸入ポートが設けられている、請求項5に記載のポンプ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧アクチュエータへ作動油を供給するポンプを含むポンプ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
建設機械や産業機械などの機械では、油圧アクチュエータへ作動油を供給するポンプが用いられている。例えば、特許文献1には、2つのポンプ機構を含むポンプが開示されている。各ポンプ機構は、指令電流に応じて一回転あたりの吐出量である吐出容量が変化するように構成されている。ポンプはコントローラにより、液圧アクチュエータの作動速度が速くなるほどポンプ機構の吐出容量が増大するように制御される。
【0003】
具体的に、コントローラには、油圧アクチュエータを作動させるための操作装置の操作量に対応するアクチュエータ操作信号が入力される。操作装置は、当該操作装置の操作量によって油圧アクチュエータの作動速度を決定するためのものである。コントローラからポンプへは、アクチュエータ操作信号に応じた指令電流が出力される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-210974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ポンプ機構には、指令電流と吐出容量との関係であるI-q特性に個体差によるばらつきがある。特許文献1には、ポンプ機構の実際のI-q特性(特許文献1では、「指令電流と吐出流量との関係」と記載されているが、吐出流量を回転数で割れば吐出容量となる)を示す実測データを格納したコードをポンプの表面に表示し、その実測データをコードリーダを使用してポンプ用のコントローラへ入力し、コントローラでI-q特性の個体差によるばらつきを電子的にキャリブレーションすることが記載されている。具体的には、コントローラが、操作装置の操作量に対応する設定吐出容量が得られるように、ポンプへ出力する指令電流を調整する。
【0006】
特許文献1に記載されているようなポンプの表面にコードが表示されたポンプ装置では、ポンプ装置が機械に搭載された後でもコードなどのシンボルの読み取りを容易に行いたいという要望がある。
【0007】
そこで、本開示は、機械に搭載された後でもシンボルを容易に読み取ることができるポンプ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、指令電流に応じて一回転あたりの吐出量である吐出容量が変化する少なくとも1つのポンプ機構、および吸入ポートを含むポンプと、前記ポンプにおける前記吸入ポートが開口する方向とは異なる方向を向く面に表示された、前記少なくとも1つのポンプ機構の、前記指令電流と前記吐出容量との実際の関係を示す実測データまたは当該実測データの保存先情報を格納する少なくとも1つのシンボルと、を備える、ポンプ装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、機械に搭載された後でもシンボルを容易に読み取ることができるポンプ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは第1実施形態に係るポンプ装置の斜視図であり、図1Bは前記ポンプ装置を反転した状態の斜視図である。
図2Aは第1実施形態の変形例のポンプ装置の斜視図であり、図2Bは前記ポンプ装置を反転した状態の斜視図である。
図3Aは第2実施形態に係るポンプ装置の斜視図であり、図3Bは前記ポンプ装置を反転した状態の斜視図である。
図4Aは第2実施形態の変形例のポンプ装置の斜視図であり、図4Bは前記ポンプ装置を反転した状態の斜視図である。
図5Aは第3実施形態に係るポンプ装置の斜視図であり、図5Bは前記ポンプ装置を反転した状態の斜視図である。
図6Aは第4実施形態の変形例のポンプ装置の斜視図であり、図6Bは前記ポンプ装置を反転した状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ニデック株式会社
ファン
18日前
個人
液体の汲み上げ方法
17日前
株式会社不二工機
ポンプ
3か月前
日機装株式会社
遠心ポンプ
14日前
サンデン株式会社
電動圧縮機
24日前
川崎重工業株式会社
液圧ポンプ
2か月前
ミネベアミツミ株式会社
送風機
3か月前
川崎重工業株式会社
液圧回転機械
2か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
3か月前
川崎重工業株式会社
液圧回転機械
18日前
株式会社アイシン
バキュームポンプ
3か月前
ミネベアミツミ株式会社
ブロワ装置
3か月前
株式会社ゴールドウイン
ポンプ装置
1か月前
株式会社不二越
ベーンポンプ
3か月前
株式会社島津製作所
真空ポンプ
2か月前
株式会社豊田自動織機
流体機械
3か月前
三浦工業株式会社
送風機およびボイラ
1か月前
株式会社島津製作所
真空ポンプ
3か月前
シナノケンシ株式会社
電動ポンプ
20日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
シナノケンシ株式会社
電動ポンプ
20日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
17日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
14日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
18日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
3日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社神戸製鋼所
圧縮機ユニット
27日前
株式会社ACB
送風装置
2か月前
株式会社神戸製鋼所
圧縮機ユニット
1か月前
三浦工業株式会社
水封式真空ポンプ
1か月前
株式会社不二越
可変容量型ピストンポンプ
3か月前
株式会社豊田自動織機
ルーツポンプ
18日前
株式会社神戸製鋼所
圧縮機ユニット
2か月前
続きを見る