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公開番号2024070069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180439
出願日2022-11-10
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240515BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】止水性能の向上を可能としたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、コネクタ14と、コネクタ14から延びる電線11と、コネクタ14に取り付けられるシールドシェル15と、シールドシェル15及び電線11の長さ方向の一部を覆う止水部材13と、を備える。コネクタ14は、止水面23aを有している。そして、止水部材13は、電線11の長さ方向に沿って止水面23aに当接するリップ部44を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コネクタと、
前記コネクタから延びる電線と、
前記コネクタに取り付けられるシールドシェルと、
前記シールドシェル及び前記電線の長さ方向の一部を覆う止水部材と、
を備えたワイヤハーネスであって、
前記コネクタは、止水面を有し、
前記止水部材は、前記電線の長さ方向に沿って前記止水面に当接するリップ部を有している、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記リップ部は、前記電線の長さ方向において、前記シールドシェルと前記止水面との間に挟まれている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記リップ部は、前記電線の長さ方向から見て連続的な環状をなし、
前記リップ部の全周が、前記シールドシェルと前記止水面とによって挟まれている、
請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記コネクタは、前記止水面から前記電線の長さ方向に沿って延びる筒状部を有し、
前記シールドシェルは、内側に前記筒状部が嵌合される筒状の嵌合部と、前記嵌合部から外周側に延びるフランジ部と、を有し、
前記リップ部は、前記電線の長さ方向において、前記フランジ部と前記止水面との間に挟まれている、
請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記電線の外周を覆うシールド部材をさらに備え、
前記シールドシェルは、前記シールド部材が接続される接続部を有し、
前記接続部と前記嵌合部とは、前記電線の長さ方向に並んで設けられている、
請求項4に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記筒状部は、第1係止部を有し、
前記嵌合部は、前記電線の長さ方向において前記第1係止部に引っ掛かる第2係止部を有し、
前記フランジ部と前記止水面とは、前記リップ部を挟んだ状態で、前記第1係止部と前記第2係止部との引っ掛かりによって互いに離間しないように構成されている、
請求項4に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記第1係止部は、前記筒状部の周方向において等角度間隔に複数設けられ、
前記第2係止部は、前記複数の第1係止部にそれぞれ対応して複数設けられている、
請求項6に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記第1係止部と前記第2係止部とは、前記コネクタと前記シールドシェルとの電気的導通を図るべく、直接的に接触している、
請求項6に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載のワイヤハーネスは、コネクタから延びる電線と、コネクタに取り付けられた筒状のシールドシェルと、シールドシェル及び電線の外周を被覆する筒状の止水部材とを備える。止水部材は、例えば、弾性を有する合成樹脂にて形成されている。止水部材の内周面には、シールドシェルの外周面に接するリップ部が形成されている。止水部材は、リップ部を含む部位が外周側から結束バンドにて締め付けられることで、シールドシェルに固定されている。結束バンドは、バンド部と、そのバンド部の基端に設けられたヘッド部とを備える。バンド部は、止水部材の外周に巻かれるとともに、バンド部の先端からヘッド部に通される。そして、バンド部は、止水部材を締め付けつつ、ヘッド部に固定される。このような構成では、止水部材のリップ部が結束バンドによってシールドシェルの外周面に押さえつけられることで、シールドシェルと止水部材との間の止水がなされるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-185008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような結束バンドを用いた止水部材の固定構造では、結束バンドのヘッド部付近において、結束バンドと止水部材との間に隙間が生じ易い。このため、上記の結束バンドを用いた構造では、止水部材の全周を均等に締め付けて止水することが難しい。つまり、結束バンドのヘッド部付近において、シールドシェルと止水部材との間を止水できないおそれがあった。
【0005】
本開示の目的は、止水性能の向上を可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤハーネスは、コネクタと、前記コネクタから延びる電線と、前記コネクタに取り付けられるシールドシェルと、前記シールドシェル及び前記電線の長さ方向の一部を覆う止水部材と、を備えたワイヤハーネスであって、前記コネクタは、止水面を有し、前記止水部材は、前記電線の長さ方向に沿って前記止水面に当接するリップ部を有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示のワイヤハーネスによれば、止水性能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のワイヤハーネスを示す斜視図である。
図2は、同形態のワイヤハーネスの断面図である。
図3は、同形態のワイヤハーネスの一部を示す分解斜視図である。
図4は、図2の一部を拡大して示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]コネクタと、前記コネクタから延びる電線と、前記コネクタに取り付けられるシールドシェルと、前記シールドシェル及び前記電線の長さ方向の一部を覆う止水部材と、を備えたワイヤハーネスであって、前記コネクタは、止水面を有し、前記止水部材は、前記電線の長さ方向に沿って前記止水面に当接するリップ部を有している。
【0010】
この構成によれば、止水部材のリップ部は、電線の長さ方向に沿ってコネクタの止水面に当接する。これにより、止水部材に対する結束バンドの外周からの締め付けによってリップ部の止水性を確保しなくてもよい構成となる。したがって、止水部材の止水性能を向上させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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